【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2021年1月〜12月期の神戸電鉄有馬線 (湊川駅～有馬温泉駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は13.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて -2.8％( -0.4万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 211 件(１年前(2020年)に比べて +160.5％( +130件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 30.9年(昨年 30.0年から +3.1 ％増)。平均専有面積は 70.3 ㎡ (昨年 69.7 ㎡から +0.9 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく減少。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 8 駅。ほとんどの駅において下落した。長田駅、鵯越駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは長田駅で昨年に比べ +83.1 ％、単価は 21.7 万円/㎡となった。
上位 2 駅(長田駅、鵯越駅)は +68.0 ％(単価 +6.3 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(丸山駅、唐櫃台駅)は -30.1 ％(単価 -3.7 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 11.7 分 → 2021年 9.1 分、-21.9 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 14.8 ％ → 2021年 26.5 ％)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 3.7 ％ → 2021年 5.6 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2020年 53.2 ％ → 2021年 55.6 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった長田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は21.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて +83.1％( +9.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 36 件(１年前(2020年)に比べて +200.0％( +24件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった唐櫃台駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は7.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて -23.7％( -2.2万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(１年前(2020年)に比べて +133.3％( +4件/㎡)と大幅に増加しています。)。
| 神戸電鉄有馬線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 湊川駅 | - | - | - |
| 長田駅 | 21.7万/㎡ (36.0年/65.1㎡) | 11.8万/㎡ (44.5年/61.2㎡) | 6.5万/㎡ (41.3年/59.2㎡) |
| 丸山駅 | 9.0万/㎡ (29.7年/62.8㎡) | 14.2万/㎡ (28.8年/55.0㎡) | 13.0万/㎡ (31.5年/60.0㎡) |
| 鵯越駅 | 7.9万/㎡ (33.5年/63.8㎡) | 5.2万/㎡ (45.3年/60.0㎡) | 12.2万/㎡ (25.3年/60.0㎡) |
| 鈴蘭台駅 | 14.9万/㎡ (28.7年/71.5㎡) | 15.9万/㎡ (27.0年/67.0㎡) | 21.0万/㎡ (20.6年/65.7㎡) |
| 北鈴蘭台駅 | 8.2万/㎡ (38.6年/75.6㎡) | 8.4万/㎡ (35.8年/72.9㎡) | 7.8万/㎡ (35.4年/74.3㎡) |
| 山の街駅 | 12.3万/㎡ (25.8年/74.6㎡) | 15.2万/㎡ (22.3年/75.3㎡) | 13.2万/㎡ (22.6年/77.5㎡) |
| 箕谷駅 | 11.3万/㎡ (28.7年/81.2㎡) | 12.6万/㎡ (28.8年/87.5㎡) | 10.3万/㎡ (27.0年/85.7㎡) |
| 谷上駅 | - | 58.3万/㎡ (6.8年/60.0㎡) | 31.4万/㎡ (14.0年/70.0㎡) |
| 花山駅 | 10.2万/㎡ (36.7年/71.2㎡) | 10.5万/㎡ (31.3年/73.3㎡) | 6.9万/㎡ (31.0年/65.0㎡) |
| 大池駅 | 8.7万/㎡ (29.1年/68.0㎡) | 8.6万/㎡ (28.5年/70.0㎡) | - |
| 神鉄六甲駅 | 8.7万/㎡ (29.5年/68.3㎡) | - | - |
| 唐櫃台駅 | 7.1万/㎡ (27.0年/78.6㎡) | 9.3万/㎡ (26.3年/80.0㎡) | 8.5万/㎡ (24.6年/75.0㎡) |
| 有馬温泉駅 | 12.8万/㎡ (25.9年/63.7㎡) | 14.9万/㎡ (25.0年/58.1㎡) | 8.6万/㎡ (27.5年/53.3㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
長田駅 21.7 万/㎡(昨年同期比 +83.1 ％)
長田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は21.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて +83.1％( +9.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 36 件(１年前(2020年)に比べて +200.0％( +24件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 36.0年(昨年 44.5年から -19.1 ％減)。平均専有面積は 65.1 ㎡ (昨年 61.2 ㎡から +6.3 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2020年 44.5 年 → 2021年 36.0 年、-19.1 ％と減少)
- 駅からの平均距離が減少(2020年 8.2 分 → 2021年 7.3 分、-11.0 ％と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 83.3 ％ → 2021年 44.1 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 16.7 ％ → 2021年 38.2 ％)
鵯越駅 7.9 万/㎡(昨年同期比 +53.0 ％)
鵯越駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は7.9万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて +53.0％( +2.7万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2020年)に比べて +300.0％( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 33.5年(昨年 45.3年から -26.1 ％減)。平均専有面積は 63.8 ㎡ (昨年 60.0 ㎡から +6.2 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 45.3 年 → 2021年 33.5 年、-26.1 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 30.0 分 → 2021年 12.8 分、-57.5 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 ％ → 2021年 25.0 ％)
丸山駅 9.0 万/㎡(昨年同期比 -36.6 ％)
丸山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は9.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて -36.6％( -5.2万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 9 件(１年前(2020年)に比べて +800.0％( +8件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 29.7年(昨年 28.8年から +3.1 ％増)。平均専有面積は 62.8 ㎡ (昨年 55.0 ㎡から +14.1 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 16.0 分 → 2021年 12.4 分、-22.2 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 ％ → 2021年 88.9 ％)
唐櫃台駅 7.1 万/㎡(昨年同期比 -23.7 ％)
唐櫃台駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は7.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて -23.7％( -2.2万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(１年前(2020年)に比べて +133.3％( +4件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 27.0年(昨年 26.3年から +2.7 ％増)。平均専有面積は 78.6 ㎡ (昨年 80.0 ㎡から -1.8 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 ％ → 2021年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示