【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2023年1月〜3月期のポートアイランド線 (三宮駅~北埠頭駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は28.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて +8.8%( +2.3万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 20 件(1年前(2022年)に比べて +33.3%( +5件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 32.9年(昨年 33.2年から -0.8 %減)。平均専有面積は 80.2 ㎡ (昨年 82.3 ㎡から -2.5 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。みなとじま駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは三宮駅で昨年に比べ +143.8 %、単価は 47.1 万円/㎡となった。
上位 1 駅(三宮駅)は +143.8 %(単価 +27.8 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(中公園駅)は -9.1 %(単価 -2.2 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 50.0 % → 2023年 75.0 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 14.3 % → 2023年 31.6 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった三宮駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は47.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて +143.8%( +27.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2022年)に比べて -50.0%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった中公園駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は22.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて -9.1%( -2.2万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 5 件(1年前(2022年)に比べて +150.0%( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。
ポートアイランド線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
三宮駅 | 47.1万/㎡ (0年/70.0㎡) | 19.3万/㎡ (35.0年/52.5㎡) | 66.3万/㎡ (11.0年/42.5㎡) |
貿易センター駅 | - | - | 26.0万/㎡ (41.0年/15.0㎡) |
中公園駅 | 22.3万/㎡ (35.2年/81.0㎡) | 24.5万/㎡ (39.5年/77.5㎡) | 41.6万/㎡ (15.0年/77.5㎡) |
みなとじま駅 | 22.5万/㎡ (39.7年/78.8㎡) | 17.7万/㎡ (38.0年/98.3㎡) | 16.3万/㎡ (38.0年/75.5㎡) |
市民広場駅 | 18.8万/㎡ (39.0年/85.0㎡) | - | 18.0万/㎡ (32.5年/92.5㎡) |
南公園駅 | 61.2万/㎡ (5.0年/80.0㎡) | - | 48.0万/㎡ (3.0年/75.0㎡) |
中埠頭駅 | 37.4万/㎡ (22.0年/83.8㎡) | 33.7万/㎡ (27.0年/82.9㎡) | 18.5万/㎡ (37.0年/65.0㎡) |
北埠頭駅 | - | 15.0万/㎡ (39.0年/100㎡) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
三宮駅 47.1 万/㎡(昨年同期比 +143.8 %)
三宮駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は47.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて +143.8%( +27.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2022年)に比べて -50.0%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均専有面積は 70.0 ㎡ (昨年 52.5 ㎡から +33.3 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 10.0 分 → 2023年 12.0 分、+20.0 %と大きく増加)
中公園駅 22.3 万/㎡(昨年同期比 -9.1 %)
中公園駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は22.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて -9.1%( -2.2万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 5 件(1年前(2022年)に比べて +150.0%( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 35.2年(昨年 39.5年から -10.9 %減)。平均専有面積は 81.0 ㎡ (昨年 77.5 ㎡から +4.5 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2022年 39.5 年 → 2023年 35.2 年、-10.9 %と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 50.0 % → 2023年 80.0 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2022年 50.0 % → 2023年 60.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示