【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年1月〜9月期のJR湖西線 (山科駅~京都駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は51.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -12.9%( -7.6万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 47 件(1年前(2023年)に比べて -24.2%( -15件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 24.0年(昨年 18.3年から +30.9 %増)。平均専有面積は 54.5 ㎡ (昨年 62.5 ㎡から -12.9 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全ての駅において下落した。京都駅は、昨年から 20 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは山科駅で昨年に比べ -25.3 %、単価は 36.6 万円/㎡となった。
上位 1 駅(京都駅)は -2.0 %(単価 -1.4 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(山科駅)は -25.3 %(単価 -12.4 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 3.2 % → 2024年 4.3 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 18.3 年 → 2024年 24.0 年、+30.9 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 6.6 分 → 2024年 9.3 分、+40.3 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 6.5 % → 2024年 14.9 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 37.1 % → 2024年 48.9 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった京都駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は68.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -2.0%( -1.4万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 21 件(1年前(2023年)に比べて -25.0%( -7件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった山科駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は36.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -25.3%( -12.4万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 26 件(1年前(2023年)に比べて -23.5%( -8件/㎡)と大幅に減少しています。)。
JR湖西線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
山科駅 | 36.6万/㎡ (28.6年/64.4㎡) | 49.0万/㎡ (17.6年/64.3㎡) | 43.6万/㎡ (20.4年/70.0㎡) |
京都駅 | 68.9万/㎡ (18.2年/42.1㎡) | 70.3万/㎡ (19.1年/60.4㎡) | 56.6万/㎡ (21.0年/38.8㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
京都駅 68.9 万/㎡(昨年同期比 -2.0 %)
京都駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は68.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -2.0%( -1.4万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 21 件(1年前(2023年)に比べて -25.0%( -7件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 18.2年(昨年 19.1年から -4.8 %減)。平均専有面積は 42.1 ㎡ (昨年 60.4 ㎡から -30.2 %減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 7.6 分 → 2024年 9.4 分、+23.9 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 39.3 % → 2024年 47.6 %)
山科駅 36.6 万/㎡(昨年同期比 -25.3 %)
山科駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は36.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -25.3%( -12.4万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 26 件(1年前(2023年)に比べて -23.5%( -8件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 28.6年(昨年 17.6年から +62.2 %増)。平均専有面積は 64.4 ㎡ (昨年 64.3 ㎡から +0.2 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 17.6 年 → 2024年 28.6 年、+62.2 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 5.8 分 → 2024年 9.2 分、+57.8 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 8.8 % → 2024年 26.9 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示