【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2023年1月〜3月期のJR京都線 (京都駅~山崎駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は46.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて +26.8%( +9.9万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 66 件(1年前(2022年)に比べて +10.0%( +6件/㎡)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 22.8年(昨年 30.6年から -25.5 %減)。平均専有面積は 61.7 ㎡ (昨年 56.5 ㎡から +9.1 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加、専有面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。上昇基調の駅が大きく上回った。西大路駅、桂川駅、向日町駅、長岡京駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは向日町駅で昨年に比べ +46.0 %、単価は 28.5 万円/㎡となった。
上位 1 駅(向日町駅)は +46.0 %(単価 +9.0 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(京都駅)は +13.3 %(単価 +7.9 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 30.6 年 → 2023年 22.8 年、-25.5 %と大きく減少)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 1.7 % → 2023年 7.6 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 32.2 % → 2023年 18.2 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2022年 8.9 分 → 2023年 10.3 分、+15.1 %と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 25.9 % → 2023年 9.7 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった京都駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は67.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて +13.3%( +7.9万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 7 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった向日町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は28.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて +46.0%( +9.0万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(1年前(2022年)に比べて +60.0%( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。
JR京都線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
京都駅 | 67.2万/㎡ (16.9年/50.7㎡) | 59.3万/㎡ (21.7年/42.9㎡) | 53.6万/㎡ (21.3年/45.0㎡) |
西大路駅 | 45.7万/㎡ (22.9年/54.8㎡) | 34.5万/㎡ (31.9年/51.8㎡) | 36.9万/㎡ (27.0年/56.5㎡) |
桂川駅 | 53.9万/㎡ (19.6年/72.7㎡) | 40.7万/㎡ (27.9年/69.6㎡) | 45.9万/㎡ (17.0年/70.4㎡) |
向日町駅 | 28.5万/㎡ (32.5年/71.2㎡) | 19.5万/㎡ (38.5年/59.0㎡) | 22.7万/㎡ (34.0年/73.0㎡) |
長岡京駅 | 36.0万/㎡ (23.3年/74.2㎡) | 26.9万/㎡ (35.4年/71.0㎡) | 41.4万/㎡ (18.6年/76.0㎡) |
山崎駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
向日町駅 28.5 万/㎡(昨年同期比 +46.0 %)
向日町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は28.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて +46.0%( +9.0万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(1年前(2022年)に比べて +60.0%( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 32.5年(昨年 38.5年から -15.6 %減)。平均専有面積は 71.2 ㎡ (昨年 59.0 ㎡から +20.8 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2022年 38.5 年 → 2023年 32.5 年、-15.6 %と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 25.0 % → 2023年 12.5 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2022年 75.0 % → 2023年 87.5 %)
京都駅 67.2 万/㎡(昨年同期比 +13.3 %)
京都駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は67.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて +13.3%( +7.9万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 7 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 16.9年(昨年 21.7年から -22.4 %減)。平均専有面積は 50.7 ㎡ (昨年 42.9 ㎡から +18.3 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 21.7 年 → 2023年 16.9 年、-22.4 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 57.1 % → 2023年 28.6 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2022年 6.9 分 → 2023年 7.7 分、+12.5 %と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 28.6 % → 2023年 14.3 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示