【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2022年1月〜3月期の叡山電鉄本線 (出町柳駅～八瀬比叡山口駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は43.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて -28.6％( -17.4万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 30 件(１年前(2021年)に比べて +3.4％( +1件/㎡)と小幅に増加しています。)。
平均築年数は 32.6年(昨年 21.9年から +48.8 ％増)。平均専有面積は 64.2 ㎡ (昨年 68.6 ㎡から -6.5 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。全ての駅において下落した。茶山・京都芸術大学駅は、昨年から 20 ％以上の値下がり。最も値下がりしたのは出町柳駅で昨年に比べ -52.6 ％、単価は 45.3 万円/㎡となった。
上位 1 駅(茶山・京都芸術大学駅)は -3.6 ％(単価 -1.5 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(出町柳駅)は -52.6 ％(単価 -50.3 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 31.0 ％ → 2022年 26.7 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 21.9 年 → 2022年 32.6 年、+48.8 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 20.7 ％ → 2022年 50.0 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった修学院駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は53.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて -16.1％( -10.2万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 4 件(１年前(2021年)に比べて -20.0％( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった茶山・京都芸術大学駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は40.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて -3.6％( -1.5万円/㎡)と小幅に下落しています。売買数は 14 件(１年前(2021年)に比べて +40.0％( +4件/㎡)と大幅に増加しています。)。
| 叡山電鉄本線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 出町柳駅 | 45.3万/㎡ (31.6年/63.3㎡) | 95.6万/㎡ (13.7年/78.5㎡) | 39.8万/㎡ (30.4年/30.0㎡) |
| 元田中駅 | - | 30.7万/㎡ (40.0年/75.0㎡) | - |
| 茶山・京都芸術大学駅 | 40.4万/㎡ (37.9年/62.1㎡) | 41.9万/㎡ (29.5年/66.0㎡) | 41.7万/㎡ (29.4年/53.3㎡) |
| 一乗寺駅 | 38.8万/㎡ (25.7年/83.3㎡) | - | 24.6万/㎡ (44.0年/65.0㎡) |
| 修学院駅 | 53.2万/㎡ (21.3年/58.8㎡) | 63.5万/㎡ (12.6年/56.0㎡) | 39.6万/㎡ (34.5年/67.5㎡) |
| 宝ケ池駅 | - | - | - |
| 八瀬比叡山口駅 | - | 13.6万/㎡ (33.0年/63.3㎡) | 13.6万/㎡ (33.0年/60.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
茶山・京都芸術大学駅 40.4 万/㎡(昨年同期比 -3.6 ％)
茶山・京都芸術大学駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は40.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて -3.6％( -1.5万円/㎡)と小幅に下落しています。売買数は 14 件(１年前(2021年)に比べて +40.0％( +4件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 37.9年(昨年 29.5年から +28.3 ％増)。平均専有面積は 62.1 ㎡ (昨年 66.0 ㎡から -5.8 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 29.5 年 → 2022年 37.9 年、+28.3 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2021年 4.9 分 → 2022年 5.6 分、+15.2 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 ％ → 2022年 85.7 ％)
出町柳駅 45.3 万/㎡(昨年同期比 -52.6 ％)
出町柳駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は45.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて -52.6％( -50.3万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 9 件(１年前(2021年)に比べて -10.0％( -1件/㎡)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 31.6年(昨年 13.7年から +130.3 ％増)。平均専有面積は 63.3 ㎡ (昨年 78.5 ㎡から -19.3 ％減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 11.1 ％ → 2022年 12.5 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 13.7 年 → 2022年 31.6 年、+130.3 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 30.0 ％ → 2022年 77.8 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示