【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2021年4月〜6月期の叡山電鉄本線 (出町柳駅～八瀬比叡山口駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は43.9万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて -10.5％( -5.1万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 38 件(１年前(2020年)に比べて +280.0％( +28件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 31.4年(昨年 32.4年から -3.2 ％減)。平均専有面積は 62.2 ㎡ (昨年 50.5 ㎡から +23.2 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。一乗寺駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは一乗寺駅で昨年に比べ +59.4 ％、単価は 53.1 万円/㎡となった。
上位 1 駅(一乗寺駅)は +59.4 ％(単価 +19.8 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(修学院駅)は -26.7 ％(単価 -11.6 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 40.0 ％ → 2021年 32.4 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 6.2 分 → 2021年 7.5 分、+21.4 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 30.0 ％ → 2021年 43.2 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった一乗寺駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は53.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて +59.4％( +19.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2020年)に比べて +200.0％( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった修学院駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は31.8万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて -26.7％( -11.6万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(１年前(2020年)に比べて +200.0％( +4件/㎡)と大幅に増加しています。)。
| 叡山電鉄本線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 出町柳駅 | 51.1万/㎡ (32.1年/63.3㎡) | 64.2万/㎡ (27.8年/67.5㎡) | 40.5万/㎡ (19.8年/39.2㎡) |
| 元田中駅 | 34.5万/㎡ (33.3年/55.0㎡) | - | 34.3万/㎡ (38.3年/70.0㎡) |
| 茶山・京都芸術大学駅 | 40.9万/㎡ (34.3年/65.0㎡) | 48.4万/㎡ (31.5年/40.0㎡) | 42.6万/㎡ (25.5年/66.2㎡) |
| 一乗寺駅 | 53.1万/㎡ (20.6年/71.7㎡) | 33.3万/㎡ (44.3年/45.0㎡) | 48.8万/㎡ (19.5年/60.0㎡) |
| 修学院駅 | 31.8万/㎡ (31.1年/54.2㎡) | 43.3万/㎡ (33.3年/62.5㎡) | 59.0万/㎡ (8.3年/41.7㎡) |
| 宝ケ池駅 | - | - | 46.1万/㎡ (28.3年/75.0㎡) |
| 八瀬比叡山口駅 | 17.7万/㎡ (29.3年/55.0㎡) | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
一乗寺駅 53.1 万/㎡(昨年同期比 +59.4 ％)
一乗寺駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は53.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて +59.4％( +19.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2020年)に比べて +200.0％( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 20.6年(昨年 44.3年から -53.5 ％減)。平均専有面積は 71.7 ㎡ (昨年 45.0 ㎡から +59.3 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 44.3 年 → 2021年 20.6 年、-53.5 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 ％ → 2021年 33.3 ％)
修学院駅 31.8 万/㎡(昨年同期比 -26.7 ％)
修学院駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は31.8万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて -26.7％( -11.6万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(１年前(2020年)に比べて +200.0％( +4件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 31.1年(昨年 33.3年から -6.6 ％減)。平均専有面積は 54.2 ㎡ (昨年 62.5 ㎡から -13.3 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 ％ → 2021年 20.0 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 ％ → 2021年 33.3 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示