【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2021年10月〜12月期の近鉄名古屋線 (近鉄長島駅～伊勢中川駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は23.8万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて -6.0％( -1.5万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 50 件(１年前(2020年)に比べて +108.3％( +26件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 23.3年(昨年 18.5年から +25.9 ％増)。平均専有面積は 78.7 ㎡ (昨年 85.2 ㎡から -7.6 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、専有面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。津駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは白子駅で昨年に比べ +560.8 ％、単価は 16.8 万円/㎡となった。
上位 2 駅(白子駅、津駅)は +292.8 ％(単価 +10.1 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(近鉄四日市駅、津新町駅)は -22.5 ％(単価 -6.7 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 4.2 ％ → 2021年 10.2 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 12.5 ％ → 2021年 18.4 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 18.5 年 → 2021年 23.3 年、+25.9 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 36.4 ％ → 2021年 59.2 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 4.5 ％ → 2021年 2.0 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった津駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は29.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて +24.9％( +5.9万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(１年前(2020年)に比べて +133.3％( +4件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった白子駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は16.8万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて +560.8％( +14.2万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2020年)に比べて +300.0％( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。
| 近鉄名古屋線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 近鉄長島駅 | - | - | - |
| 桑名駅 | 27.6万/㎡ (18.0年/82.9㎡) | 24.7万/㎡ (23.2年/81.0㎡) | 28.2万/㎡ (18.6年/76.2㎡) |
| 益生駅 | 21.2万/㎡ (19.8年/85.0㎡) | - | 20.0万/㎡ (12.8年/65.0㎡) |
| 伊勢朝日駅 | - | - | - |
| 川越富洲原駅 | 20.0万/㎡ (23.1年/85.0㎡) | 17.3万/㎡ (21.4年/66.7㎡) | 24.3万/㎡ (11.8年/70.0㎡) |
| 近鉄富田駅 | - | 34.3万/㎡ (6.8年/80.0㎡) | - |
| 霞ケ浦駅 | - | - | 8.4万/㎡ (26.8年/75.0㎡) |
| 阿倉川駅 | - | - | 16.2万/㎡ (27.1年/72.5㎡) |
| 川原町駅 | 17.1万/㎡ (33.8年/70.0㎡) | - | 27.1万/㎡ (11.8年/85.0㎡) |
| 近鉄四日市駅 | 23.5万/㎡ (25.5年/78.9㎡) | 33.8万/㎡ (13.4年/71.7㎡) | 28.5万/㎡ (23.4年/72.0㎡) |
| 新正駅 | 29.2万/㎡ (31.8年/65.0㎡) | - | 14.3万/㎡ (29.8年/70.0㎡) |
| 長太ノ浦駅 | - | - | 4.7万/㎡ (27.8年/85.0㎡) |
| 箕田駅 | - | - | - |
| 伊勢若松駅 | - | - | - |
| 千代崎駅 | - | - | - |
| 白子駅 | 16.8万/㎡ (24.8年/76.2㎡) | 2.5万/㎡ (0年/370㎡) | 15.2万/㎡ (19.9年/117㎡) |
| 鼓ケ浦駅 | - | - | - |
| 磯山駅 | 6.0万/㎡ (34.8年/65.0㎡) | - | - |
| 江戸橋駅 | - | - | - |
| 津駅 | 29.7万/㎡ (19.9年/81.4㎡) | 23.8万/㎡ (15.1年/71.7㎡) | 13.3万/㎡ (28.8年/60.0㎡) |
| 津新町駅 | 18.7万/㎡ (31.1年/58.3㎡) | 21.8万/㎡ (27.1年/61.7㎡) | - |
| 南が丘駅 | 22.5万/㎡ (22.8年/80.0㎡) | 22.5万/㎡ (12.8年/80.0㎡) | 30.0万/㎡ (19.8年/70.0㎡) |
| 久居駅 | 21.8万/㎡ (24.3年/82.5㎡) | - | 25.7万/㎡ (22.8年/35.0㎡) |
| 桃園駅 | - | - | - |
| 伊勢中川駅 | - | - | 34.7万/㎡ (12.8年/75.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
白子駅 16.8 万/㎡(昨年同期比 +560.8 ％)
白子駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は16.8万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて +560.8％( +14.2万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2020年)に比べて +300.0％( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均専有面積は 76.2 ㎡ (昨年 370.0 ㎡から -79.4 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 28.0 分 → 2021年 24.2 分、-13.4 ％と減少)
津駅 29.7 万/㎡(昨年同期比 +24.9 ％)
津駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は29.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて +24.9％( +5.9万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(１年前(2020年)に比べて +133.3％( +4件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 19.9年(昨年 15.1年から +31.9 ％増)。平均専有面積は 81.4 ㎡ (昨年 71.7 ㎡から +13.6 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 15.1 年 → 2021年 19.9 年、+31.9 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 ％ → 2021年 42.9 ％)
近鉄四日市駅 23.5 万/㎡(昨年同期比 -30.4 ％)
近鉄四日市駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は23.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて -30.4％( -10.3万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 14 件(１年前(2020年)に比べて +133.3％( +8件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 25.5年(昨年 13.4年から +90.2 ％増)。平均専有面積は 78.9 ㎡ (昨年 71.7 ㎡から +10.1 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 13.4 年 → 2021年 25.5 年、+90.2 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 16.7 ％ → 2021年 76.9 ％)
津新町駅 18.7 万/㎡(昨年同期比 -14.5 ％)
津新町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は18.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて -14.5％( -3.2万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 31.1年(昨年 27.1年から +14.8 ％増)。平均専有面積は 58.3 ㎡ (昨年 61.7 ㎡から -5.4 ％減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 66.7 ％ → 2021年 100.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2020年 27.1 年 → 2021年 31.1 年、+14.8 ％と増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 3.0 分 → 2021年 4.0 分、+33.3 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示