【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2021年4月〜6月期の伊勢鉄伊勢線 (四日市駅~津駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は18.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -9.2%( -1.9万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 5 件(1年前(2020年)に比べて -16.7%( -1件/㎡)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 25.5年(昨年 23.9年から +6.4 %増)。平均専有面積は 75.0 ㎡ (昨年 73.3 ㎡から +2.3 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。四日市駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは四日市駅で昨年に比べ +76.8 %、単価は 15.7 万円/㎡となった。
上位 1 駅(四日市駅)は +76.8 %(単価 +6.8 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(津駅)は -9.7 %(単価 -2.3 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 16.7 % → 2021年 20.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 10.5 分 → 2021年 13.0 分、+23.8 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 66.7 % → 2021年 80.0 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった津駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は21.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -9.7%( -2.3万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 3 件(1年前(2020年)に比べて -25.0%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった四日市駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は15.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +76.8%( +6.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
伊勢鉄伊勢線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
四日市駅 | 15.7万/㎡ (31.3年/70.0㎡) | 8.9万/㎡ (34.3年/45.0㎡) | 20.0万/㎡ (28.3年/60.0㎡) |
南四日市駅 | - | 18.8万/㎡ (31.3年/85.0㎡) | - |
玉垣駅 | 12.7万/㎡ (27.3年/70.0㎡) | - | - |
津駅 | 21.2万/㎡ (22.9年/78.3㎡) | 23.5万/㎡ (19.5年/77.5㎡) | 30.9万/㎡ (17.1年/82.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
四日市駅 15.7 万/㎡(昨年同期比 +76.8 %)
四日市駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は15.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +76.8%( +6.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 31.3年(昨年 34.3年から -8.8 %減)。平均専有面積は 70.0 ㎡ (昨年 45.0 ㎡から +55.6 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 100.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 6.0 分 → 2021年 10.0 分、+66.7 %と大きく増加)
津駅 21.2 万/㎡(昨年同期比 -9.7 %)
津駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は21.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -9.7%( -2.3万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 3 件(1年前(2020年)に比べて -25.0%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 22.9年(昨年 19.5年から +17.5 %増)。平均専有面積は 78.3 ㎡ (昨年 77.5 ㎡から +1.1 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2020年 19.5 年 → 2021年 22.9 年、+17.5 %と増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 12.0 分 → 2021年 17.0 分、+41.7 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 66.7 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示