中古一戸建て 価格相場サービス ウチノカチ

ウチノカチ』は、中古一戸建ての価格相場、価格推移・動向を提供するウェブサービスです。

ユーザーは国土交通省の過去20年間、合計510万件の取引情報に基づき、全国25万地点、2万以上の沿線・駅周辺の、中古一戸建ての価格相場や、中古一戸建ての価格相場の推移・動向を簡単に無料で調べることができます。

ウチノカチが提供する中古一戸建ての価格相場は、過去に実際に取引された物件の築年数、駅からの距離などに基づき回帰分析により計算された価格相場です。これらの変数は、通常不動産価値を決める重要な変数として広く知られており、そこから導かれた中古一戸建て価格相場は実際の市場価値を反映した信頼できる中古一戸建ての価格相場といえます。


中古一戸建ての価格相場の調べ方

ウチノカチを利用することにより、様々な地点の中古一戸建ての価格相場や、価格相場の推移・動向を調べることができます。ここでは、中古一戸建て相場、価格相場の推移・動向の調査方法を説明します。

中古一戸建て相場の築年数推移・動向の調査方法

多くの場合、中古一戸建ての価値は築年数が経つほど下がります。中古一戸建ての価格相場が築年数に応じてどのくらい値下がり(価値が下落)するかを調査する方法を説明します。

具体例として、東京都 北千住駅における中古一戸建ての価格相場の調査例を説明します。

北千住駅における中古一戸建て相場の築年数推移・動向の調査

中古一戸建て相場(単価)の築年数に対する推移・動向は『オレンジ色』の線で表現されます(①)。通常、相場は右肩下がりになっており、築年数が増えるほど中古一戸建ての価値(相場)が値下がりします。

北千住駅における中古一戸建て相場の築年数推移・動向

マウスを操作することにより、築年数に対応した中古一戸建ての相場をより正確に調べることができます(②)。

散布図の『点』は、過去に実際に取引されたデータを築年数と価格に応じてプロットしたものです。マウスを重ねることにより、実際の取引データを調査できます(③)。中古一戸建ての相場と比較することにより、どのような物件が相場よりも『高く』または『安く』取引されているのか調査できます(下図)。

北千住駅における中古一戸建て相場の築年数推移・動向
取引データの色分け表示

散布図の『点』である実売買取引データは面積や駅からの距離などにより『色分け』表示させることができます(①)。

過去の中古一戸建ての実売買取引データの色分け表示

例えば、『駅からの距離』により色分け表示させると、駅からの距離が近い物件(赤色、オレンジ色の点)の取引価格が、このエリアの中古一戸建て相場(オレンジ色の線)よりも高くなっていることがわかります(②)。一方、駅からの距離が遠い物件(青色、水色の点)の取引価格は、このエリアの中古一戸建て相場(オレンジ色の線)よりも安くなっています(③)。

実取引データを俯瞰することにより、より正確に中古一戸建ての価格相場を把握できます。

北千住駅における中古一戸建て相場推移・動向の調査

次に、北千住駅における中古一戸建て相場のトレンド(相場推移・動向)調査の方法を説明します。

ウチノカチの相場推移・動向グラフでは、対象エリアにおいて各年毎に取引された中古一戸建ての相場の推移・動向を簡単に調査できます。例えば、北千住駅における2014年の売買相場は、2010年に比べ10%程度上昇していることがわかります

北千住駅における中古一戸建て相場推移・動向の調査

また、対象エリアである北千住駅の中古一戸建て相場の推移・動向を、上位分類となる『常磐線(全体)』、『東京都内JR(全体)』、『東京都(全体)』と対比して調査できます(①)。 これにより、北千住駅の中古一戸建て相場は、東京都全体と比べると『低い』ことがわかります。

なお、『対象』を変更することにより、中古一戸建ての価格相場の推移・動向に加えて、各年毎の中古一戸建ての平均的な『面積』や『駅からの距離』の推移・動向を調査することもできます(②)。

エリアにおける中古一戸建て相場の俯瞰調査

ウチノカチでは、様々なエリアおよび沿線・駅における下位カテゴリの中古一戸建て相場の全体を俯瞰できます。

山手線における中古一戸建て相場の俯瞰調査

例えば、山手線の各駅の中古一戸建て相場の俯瞰したものが次のグラフです。このグラフからは、山手線の各駅における中古一戸建て相場の全体的な傾向を調べることができます。

具体的には、池袋駅〜御徒町駅までの区間における中古一戸建て相場は比較的安く、秋葉原駅〜代々木駅までの区間における中古一戸建て相場は比較的高いことがわかります。

山手線における中古一戸建て相場の俯瞰調査
山手線における中古一戸建て相場の築年数による下落傾向

また、グラフの描画対象として、価格推移・動向に加えて築年数増加に伴う残存価値(額、割合)等を選択できます(①)。 例えば、次の図は、山手線の各駅における中古一戸建て相場の新築時〜30年経過後の価格相場の推移・動向(値下がり傾向)を示す。

山手線における中古一戸建て相場の築年数による下落傾向

このグラフからは、新宿駅の中古一戸建ては築年数の増加により価値が大きく値下がりしている(価格の下落幅が大きい)ことがわかります。一方、品川駅の中古一戸建ての相場は築年数に応じて値下がりしておらず、値上がりしていることがわかります。