【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2025年4月〜6月期の北九州高速鉄道 (小倉駅~企救丘駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は23.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +26.3%( +4.9万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 32 件(1年前(2024年)に比べて -38.5%( -20件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 32.4年(昨年 29.1年から +11.3 %増)。平均専有面積は 64.2 ㎡ (昨年 65.7 ㎡から -2.2 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。小倉駅、片野駅、城野駅、守恒駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは北方駅で昨年に比べ +818.9 %、単価は 68.1 万円/㎡となった。
上位 2 駅(北方駅、城野駅)は +439.5 %(単価 +33.8 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(徳力公団前駅、企救丘駅)は -20.4 %(単価 -3.1 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 12.9 分 → 2025年 10.2 分、-20.5 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 75.0 % → 2025年 54.8 %)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 6.0 % → 2025年 9.7 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2024年 29.1 年 → 2025年 32.4 年、+11.3 %と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 7.7 % → 2025年 29.0 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった北方駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は68.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +818.9%( +60.7万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった企救丘駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は11.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -20.0%( -2.9万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 2 件(1年前(2024年)に比べて -50.0%( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| 北九州高速鉄道 | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 小倉駅 | 30.7万/㎡ (29.0年/62.0㎡) | 23.7万/㎡ (26.2年/69.3㎡) | 23.5万/㎡ (25.1年/63.2㎡) |
| 平和通駅 | - | - | 54.2万/㎡ (16.3年/120㎡) |
| 旦過駅 | 18.1万/㎡ (41.9年/71.7㎡) | 22.4万/㎡ (25.9年/73.3㎡) | 25.3万/㎡ (26.8年/60.0㎡) |
| 香春口三萩野駅 | 17.9万/㎡ (33.4年/58.2㎡) | 21.2万/㎡ (27.1年/65.8㎡) | 17.8万/㎡ (27.3年/56.0㎡) |
| 片野駅 | 25.1万/㎡ (23.9年/70.0㎡) | 18.5万/㎡ (31.4年/61.4㎡) | 12.6万/㎡ (31.3年/50.0㎡) |
| 城野駅 | 18.6万/㎡ (26.3年/92.5㎡) | 11.6万/㎡ (33.3年/53.9㎡) | 17.3万/㎡ (26.7年/81.4㎡) |
| 北方駅 | 68.1万/㎡ (36.3年/17.5㎡) | 7.4万/㎡ (33.8年/37.5㎡) | 17.3万/㎡ (30.3年/42.5㎡) |
| 競馬場前駅 | - | - | - |
| 守恒駅 | 22.7万/㎡ (30.6年/76.7㎡) | 17.3万/㎡ (32.3年/72.5㎡) | 11.2万/㎡ (34.8年/75.0㎡) |
| 徳力公団前駅 | 12.5万/㎡ (30.3年/80.0㎡) | 15.8万/㎡ (28.3年/95.0㎡) | 19.6万/㎡ (26.9年/81.7㎡) |
| 徳力嵐山口駅 | - | - | 7.9万/㎡ (28.3年/70.0㎡) |
| 志井駅 | - | 22.7万/㎡ (22.3年/75.0㎡) | 13.3万/㎡ (24.3年/90.0㎡) |
| 企救丘駅 | 11.8万/㎡ (37.8年/75.0㎡) | 14.7万/㎡ (31.3年/76.2㎡) | 24.8万/㎡ (25.3年/73.3㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
北方駅 68.1 万/㎡(昨年同期比 +818.9 %)
北方駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は68.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +818.9%( +60.7万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 36.3年(昨年 33.8年から +7.4 %増)。平均専有面積は 17.5 ㎡ (昨年 37.5 ㎡から -53.3 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 13.0 分 → 2025年 6.5 分、-50.0 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 % → 2025年 100.0 %)
城野駅 18.6 万/㎡(昨年同期比 +60.0 %)
城野駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は18.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +60.0%( +7.0万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2024年)に比べて -77.8%( -7件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 26.3年(昨年 33.3年から -21.1 %減)。平均専有面積は 92.5 ㎡ (昨年 53.9 ㎡から +71.6 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 33.3 年 → 2025年 26.3 年、-21.1 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 % → 2025年 100.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 12.2 分 → 2025年 21.5 分、+75.9 %と大きく増加)
徳力公団前駅 12.5 万/㎡(昨年同期比 -20.8 %)
徳力公団前駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は12.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -20.8%( -3.3万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 30.3年(昨年 28.3年から +7.1 %増)。平均専有面積は 80.0 ㎡ (昨年 95.0 ㎡から -15.8 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 % → 2025年 100.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2024年 7.0 分 → 2025年 8.0 分、+14.3 %と増加)
企救丘駅 11.8 万/㎡(昨年同期比 -20.0 %)
企救丘駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は11.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -20.0%( -2.9万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 2 件(1年前(2024年)に比べて -50.0%( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 37.8年(昨年 31.3年から +20.8 %増)。平均専有面積は 75.0 ㎡ (昨年 76.2 ㎡から -1.6 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 7.2 分 → 2025年 5.0 分、-31.0 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 % → 2025年 50.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 31.3 年 → 2025年 37.8 年、+20.8 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示