【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2025年1月〜6月期のJR芸備線 (三次駅～広島駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は45.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +0.8％( +0.4万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 106 件(１年前(2024年)に比べて -63.4％( -184件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 25.0年(昨年 24.2年から +3.4 ％増)。平均専有面積は 68.3 ㎡ (昨年 66.6 ㎡から +2.7 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が減少。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。上深川駅、矢賀駅は、昨年から 5 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは上深川駅で昨年に比べ +9.9 ％、単価は 7.7 万円/㎡となった。
上位 2 駅(上深川駅、矢賀駅)は +9.3 ％(単価 +1.4 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(玖村駅、戸坂駅)は -23.2 ％(単価 -4.0 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 42.5 ％ → 2025年 41.7 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2024年 12.0 ％ → 2025年 12.2 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 16.4 ％ → 2025年 19.4 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 5.0 ％ → 2025年 3.9 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった広島駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は49.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +5.0％( +2.4万円/㎡)と小幅に上昇しています。売買数は 91 件(１年前(2024年)に比べて -65.9％( -176件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった上深川駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は7.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +9.9％( +0.7万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -50.0％( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| JR芸備線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 三次駅 | - | - | 24.3万/㎡ (20.5年/70.0㎡) |
| 上深川駅 | 7.7万/㎡ (32.3年/65.0㎡) | 7.0万/㎡ (29.8年/75.0㎡) | 10.0万/㎡ (27.8年/70.0㎡) |
| 中深川駅 | - | - | - |
| 下深川駅 | - | - | 12.0万/㎡ (30.5年/100㎡) |
| 玖村駅 | 10.0万/㎡ (31.0年/65.0㎡) | 16.5万/㎡ (33.5年/78.3㎡) | 19.3万/㎡ (16.5年/95.0㎡) |
| 安芸矢口駅 | 17.8万/㎡ (27.9年/71.0㎡) | 19.0万/㎡ (28.5年/80.0㎡) | 16.8万/㎡ (28.8年/73.6㎡) |
| 戸坂駅 | 21.1万/㎡ (21.3年/95.0㎡) | 22.6万/㎡ (24.5年/83.8㎡) | 21.9万/㎡ (30.4年/71.1㎡) |
| 矢賀駅 | 25.1万/㎡ (27.4年/78.6㎡) | 23.1万/㎡ (28.6年/68.9㎡) | 21.9万/㎡ (29.1年/74.6㎡) |
| 広島駅 | 49.7万/㎡ (24.6年/67.2㎡) | 47.3万/㎡ (23.8年/65.8㎡) | 40.0万/㎡ (26.1年/68.4㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
上深川駅 7.7 万/㎡(昨年同期比 +9.9 ％)
上深川駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は7.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +9.9％( +0.7万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -50.0％( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 32.3年(昨年 29.8年から +8.4 ％増)。平均専有面積は 65.0 ㎡ (昨年 75.0 ㎡から -13.3 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 ％ → 2025年 100.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2024年 9.5 分 → 2025年 11.0 分、+15.8 ％と増加)
矢賀駅 25.1 万/㎡(昨年同期比 +8.8 ％)
矢賀駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は25.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +8.8％( +2.0万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 7 件(１年前(2024年)に比べて -22.2％( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 27.4年(昨年 28.6年から -4.4 ％減)。平均専有面積は 78.6 ㎡ (昨年 68.9 ㎡から +14.1 ％増)。
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 77.8 ％ → 2025年 85.7 ％)
玖村駅 10.0 万/㎡(昨年同期比 -39.4 ％)
玖村駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は10.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて -39.4％( -6.5万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -66.7％( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 31.0年(昨年 33.5年から -7.5 ％減)。平均専有面積は 65.0 ㎡ (昨年 78.3 ㎡から -17.0 ％減)。
戸坂駅 21.1 万/㎡(昨年同期比 -6.9 ％)
戸坂駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は21.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて -6.9％( -1.6万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -75.0％( -3件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 21.3年(昨年 24.5年から -13.3 ％減)。平均専有面積は 95.0 ㎡ (昨年 83.8 ㎡から +13.4 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2024年 24.5 年 → 2025年 21.3 年、-13.3 ％と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 12.5 分 → 2025年 7.0 分、-44.0 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 75.0 ％ → 2025年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示