【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2025年4月〜6月期のJR総武本線 (千葉駅～横芝駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は42.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +3.2％( +1.3万円/㎡)と小幅に上昇しています。売買数は 53 件(１年前(2024年)に比べて +3.9％( +2件/㎡)と小幅に増加しています。)。
平均築年数は 24.3年(昨年 23.4年から +4.0 ％増)。平均専有面積は 67.5 ㎡ (昨年 66.5 ㎡から +1.6 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。四街道駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは四街道駅で昨年に比べ +25.2 ％、単価は 30.1 万円/㎡となった。
上位 1 駅(四街道駅)は +25.2 ％(単価 +6.1 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(東千葉駅)は -16.4 ％(単価 -5.0 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 2.0 ％ → 2025年 8.0 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 18.2 ％ → 2025年 10.0 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 38.6 ％ → 2025年 54.0 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 16.0 ％ → 2025年 10.0 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった千葉駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は53.9万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +3.6％( +1.9万円/㎡)と小幅に上昇しています。売買数は 30 件(１年前(2024年)に比べて +3.4％( +1件/㎡)と小幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった都賀駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は23.8万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +5.6％( +1.2万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
| JR総武本線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 千葉駅 | 53.9万/㎡ (21.1年/64.0㎡) | 52.0万/㎡ (17.6年/65.0㎡) | 31.1万/㎡ (26.9年/70.4㎡) |
| 東千葉駅 | 25.5万/㎡ (32.1年/68.3㎡) | 30.6万/㎡ (32.1年/68.0㎡) | 28.1万/㎡ (29.7年/67.1㎡) |
| 都賀駅 | 23.8万/㎡ (18.8年/80.0㎡) | 22.5万/㎡ (29.3年/60.0㎡) | 16.5万/㎡ (36.9年/60.0㎡) |
| 四街道駅 | 30.1万/㎡ (26.6年/73.5㎡) | 24.0万/㎡ (29.9年/70.6㎡) | 31.6万/㎡ (24.7年/72.8㎡) |
| 佐倉駅 | 30.0万/㎡ (20.3年/80.0㎡) | - | - |
| 八街駅 | 15.7万/㎡ (33.3年/70.0㎡) | - | 9.5万/㎡ (31.3年/65.0㎡) |
| 成東駅 | - | 13.6万/㎡ (0年/70.0㎡) | - |
| 横芝駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
四街道駅 30.1 万/㎡(昨年同期比 +25.2 ％)
四街道駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は30.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +25.2％( +6.1万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 10 件(１年前(2024年)に比べて +11.1％( +1件/㎡)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 26.6年(昨年 29.9年から -11.3 ％減)。平均専有面積は 73.5 ㎡ (昨年 70.6 ㎡から +4.2 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2024年 29.9 年 → 2025年 26.6 年、-11.3 ％と減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 11.1 ％ → 2025年 22.2 ％)
東千葉駅 25.5 万/㎡(昨年同期比 -16.4 ％)
東千葉駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は25.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて -16.4％( -5.0万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 9 件(１年前(2024年)に比べて -10.0％( -1件/㎡)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 32.1年(昨年 32.1年から -0.0 ％減)。平均専有面積は 68.3 ㎡ (昨年 68.0 ㎡から +0.5 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2024年 10.6 分 → 2025年 8.6 分、-19.3 ％と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 44.4 ％ → 2025年 11.1 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 33.3 ％ → 2025年 77.8 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示