【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2025年1月〜3月期のJR奈良線 (木津駅～京都駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 42.0万円/坪(12.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -47.4％( -37.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 32 件(１年前(2024年)に比べて -5.9％( -2件/坪)と弱含みに推移しています。)。
平均土地面積は 74.4 坪 (昨年 69.1 坪から +7.8 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。城陽駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは黄檗駅で昨年に比べ +458.5 ％、坪単価は 46.6 万円/坪となった。
上位 2 駅(黄檗駅、城陽駅)は +243.0 ％(坪単価 +22.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(東福寺駅、宇治駅)は -31.0 ％(坪単価 -30.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 16.1 分 → 2025年 11.1 分、-31.4 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 11.8 ％ → 2025年 18.8 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった東福寺駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 82.6万円/坪(25.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -36.0％( -46.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった城陽駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 34.4万円/坪(10.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +27.5％( +7.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(１年前(2024年)に比べて +250.0％( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
| JR奈良線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 木津駅 | 38.3万/坪 (57.5坪) | 32.2万/坪 (61.5坪) | 23.3万/坪 (82.4坪) |
| 上狛駅 | - | - | 3.3万/坪 (78.7坪) |
| 棚倉駅 | 8.4万/坪 (166坪) | - | 8.9万/坪 (112坪) |
| 玉水駅 | - | 6.6万/坪 (227坪) | 2.1万/坪 (37.8坪) |
| 山城多賀駅 | - | - | 5.9万/坪 (169坪) |
| 山城青谷駅 | 5.0万/坪 (99.8坪) | - | 9.0万/坪 (84.7坪) |
| 長池駅 | 43.1万/坪 (34.8坪) | - | 13.8万/坪 (40.8坪) |
| 城陽駅 | 34.4万/坪 (114坪) | 27.0万/坪 (22.7坪) | 32.5万/坪 (64.0坪) |
| 新田駅 | 41.5万/坪 (45.7坪) | 36.5万/坪 (62.9坪) | 31.7万/坪 (40.1坪) |
| JR小倉駅 | - | 49.8万/坪 (41.3坪) | 36.1万/坪 (91.9坪) |
| 宇治駅 | 38.4万/坪 (74.1坪) | 51.9万/坪 (112坪) | 64.5万/坪 (71.4坪) |
| 黄檗駅 | 46.6万/坪 (60.0坪) | 8.3万/坪 (50.4坪) | - |
| 木幡駅 | 54.0万/坪 (44.6坪) | 50.9万/坪 (32.5坪) | 49.0万/坪 (40.8坪) |
| 六地蔵駅 | 36.4万/坪 (60.5坪) | 43.3万/坪 (83.2坪) | 21.8万/坪 (109坪) |
| 桃山駅 | 73.7万/坪 (78.7坪) | 86.6万/坪 (40.1坪) | 62.7万/坪 (59.0坪) |
| JR藤森駅 | 60.8万/坪 (37.8坪) | 51.9万/坪 (63.5坪) | 30.8万/坪 (80.2坪) |
| 稲荷駅 | - | - | - |
| 東福寺駅 | 82.6万/坪 (90.8坪) | 129万/坪 (33.3坪) | 82.4万/坪 (39.3坪) |
| 京都駅 | - | 1,322万/坪 (75.6坪) | 140万/坪 (39.3坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
黄檗駅 46.6 万/坪(昨年同期比 +458.5 ％)
黄檗駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 46.6万円/坪(14.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +458.5％( +38.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 60.0 坪 (昨年 50.4 坪から +19.0 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 16.0 分 → 2025年 6.0 分、-62.5 ％と大きく減少)
城陽駅 34.4 万/坪(昨年同期比 +27.5 ％)
城陽駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 34.4万円/坪(10.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +27.5％( +7.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(１年前(2024年)に比べて +250.0％( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 114.1 坪 (昨年 22.7 坪から +402.9 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 16.5 分 → 2025年 10.0 分、-39.4 ％と大きく減少)
東福寺駅 82.6 万/坪(昨年同期比 -36.0 ％)
東福寺駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 82.6万円/坪(25.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -36.0％( -46.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 90.8 坪 (昨年 33.3 坪から +172.7 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 4.0 分 → 2025年 9.0 分、+125.0 ％と大きく増加)
宇治駅 38.4 万/坪(昨年同期比 -25.9 ％)
宇治駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 38.4万円/坪(11.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -25.9％( -13.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2024年)に比べて +66.7％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 74.1 坪 (昨年 112.4 坪から -34.1 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 7.7 分 → 2025年 11.2 分、+46.1 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示