【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年4月〜6月期の肥薩おれんじ鉄道線 (米ノ津駅～川内駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 31.1万円/坪(9.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -1.7％( -0.5万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 4 件(１年前(2024年)に比べて -88.9％( -32件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 29.0年(昨年 34.7年から -16.5 ％減)。平均土地面積は 105.1 坪 (昨年 146.4 坪から -28.2 ％減)。平均建物面積は 28.0 坪 (昨年 45.9 坪から -39.1 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。出水駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは出水駅で昨年に比べ +35.4 ％、坪単価は 48.6 万円/坪となった。
上位 1 駅(出水駅)は +35.4 ％(坪単価 +12.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(米ノ津駅)は -16.3 ％(坪単価 -2.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2024年 34.7 年 → 2025年 29.0 年、-16.5 ％と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 31.1 分 → 2025年 10.5 分、-66.2 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 32.4 ％ → 2025年 75.0 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった出水駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 48.6万円/坪(14.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +35.4％( +12.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった米ノ津駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.6万円/坪(4.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -16.3％( -2.6万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -60.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 肥薩おれんじ鉄道線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 米ノ津駅 | 13.6万/坪 (33.8年/78.7坪) | 16.2万/坪 (44.0年/131坪) | 85.0万/坪 (0.25年/84.7坪) |
| 出水駅 | 48.6万/坪 (24.3年/132坪) | 35.9万/坪 (46.8年/124坪) | 9.3万/坪 (46.3年/120坪) |
| 西出水駅 | - | 26.1万/坪 (35.3年/159坪) | 29.9万/坪 (49.3年/183坪) |
| 高尾野駅 | - | 28.6万/坪 (28.8年/170坪) | 42.3万/坪 (24.8年/168坪) |
| 野田郷駅 | - | 42.1万/坪 (49.3年/200坪) | - |
| 折口駅 | - | 10.5万/坪 (40.3年/424坪) | 3.7万/坪 (32.3年/72.6坪) |
| 阿久根駅 | - | 10.3万/坪 (43.8年/118坪) | 15.5万/坪 (55.3年/97.6坪) |
| 牛ノ浜駅 | - | - | - |
| 薩摩大川駅 | - | - | - |
| 西方駅 | - | - | - |
| 薩摩高城駅 | - | - | - |
| 草道駅 | - | - | 18.2万/坪 (21.3年/112坪) |
| 上川内駅 | - | 37.1万/坪 (47.0年/236坪) | 41.9万/坪 (30.8年/193坪) |
| 川内駅 | - | 44.4万/坪 (26.3年/89.7坪) | 25.5万/坪 (34.2年/145坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
出水駅 48.6 万/坪(昨年同期比 +35.4 ％)
出水駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 48.6万円/坪(14.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +35.4％( +12.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 24.3年(昨年 46.8年から -48.1 ％減)。平均土地面積は 131.6 坪 (昨年 124.0 坪から +6.1 ％増)。平均建物面積は 25.7 坪 (昨年 27.2 坪から -5.6 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 46.8 年 → 2025年 24.3 年、-48.1 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 20.5 分 → 2025年 10.0 分、-51.2 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 50.0 ％ → 2025年 50.0 ％)
米ノ津駅 13.6 万/坪(昨年同期比 -16.3 ％)
米ノ津駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.6万円/坪(4.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -16.3％( -2.6万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -60.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 33.8年(昨年 44.0年から -23.3 ％減)。平均土地面積は 78.7 坪 (昨年 130.8 坪から -39.9 ％減)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 43.0 坪から -29.6 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 44.0 年 → 2025年 33.8 年、-23.3 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 21.8 分 → 2025年 11.0 分、-49.5 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 25.0 ％ → 2025年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示