【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜6月期のJR高徳線 (高松駅～讃岐相生駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 46.0万円/坪(13.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +9.1％( +3.8万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 19 件(１年前(2024年)に比べて -81.6％( -84件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 31.6年(昨年 33.8年から -6.6 ％減)。平均土地面積は 96.9 坪 (昨年 112.2 坪から -13.7 ％減)。平均建物面積は 101.2 坪 (昨年 71.5 坪から +41.6 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。木太町駅、志度駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは八栗口駅で昨年に比べ +291.1 ％、坪単価は 79.3 万円/坪となった。
上位 2 駅(八栗口駅、木太町駅)は +172.0 ％(坪単価 +49.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(讃岐白鳥駅、讃岐津田駅)は -62.1 ％(坪単価 -10.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 8.7 ％ → 2025年 15.8 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 33.3 ％ → 2025年 25.0 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった木太町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 113万円/坪(34.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +52.9％( +39.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -83.3％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった讃岐白鳥駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.4万円/坪(1.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -69.0％( -12.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR高徳線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 高松駅 | 88.8万/坪 (19.1年/128坪) | 82.4万/坪 (22.9年/97.2坪) | 74.2万/坪 (44.8年/102坪) |
| 昭和町駅 | 58.0万/坪 (19.3年/71.8坪) | 60.3万/坪 (45.7年/94.8坪) | 57.0万/坪 (34.3年/95.3坪) |
| 栗林公園北口駅 | 41.0万/坪 (37.0年/53.4坪) | 79.1万/坪 (22.2年/55.5坪) | 44.6万/坪 (37.9年/43.0坪) |
| 栗林駅 | - | 24.0万/坪 (29.8年/62.8坪) | 44.7万/坪 (40.3年/36.6坪) |
| 木太町駅 | 113万/坪 (1.0年/299坪) | 73.9万/坪 (33.6年/120坪) | 47.1万/坪 (28.9年/88.0坪) |
| 屋島駅 | 32.2万/坪 (36.5年/99.3坪) | 43.3万/坪 (29.5年/120坪) | 40.2万/坪 (32.4年/82.5坪) |
| 古高松南駅 | - | 32.8万/坪 (40.4年/122坪) | 14.0万/坪 (56.5年/55.2坪) |
| 八栗口駅 | 79.3万/坪 (0年/63.5坪) | 20.3万/坪 (38.5年/272坪) | 20.8万/坪 (0年/66.6坪) |
| 讃岐牟礼駅 | - | 62.4万/坪 (24.0年/209坪) | 35.6万/坪 (28.5年/69.6坪) |
| 志度駅 | 48.1万/坪 (16.3年/90.8坪) | 35.6万/坪 (29.0年/92.8坪) | 17.9万/坪 (39.3年/153坪) |
| オレンジタウン駅 | - | 21.3万/坪 (25.0年/124坪) | - |
| 造田駅 | - | 20.0万/坪 (36.7年/115坪) | - |
| 神前駅 | - | 19.2万/坪 (31.0年/278坪) | 10.1万/坪 (25.3年/140坪) |
| 讃岐津田駅 | 6.6万/坪 (52.0年/77.6坪) | 14.8万/坪 (49.4年/113坪) | 4.5万/坪 (0年/60.5坪) |
| 鶴羽駅 | - | 14.7万/坪 (52.3年/98.8坪) | 18.1万/坪 (36.9年/348坪) |
| 丹生駅 | - | 30.2万/坪 (33.5年/132坪) | 3.7万/坪 (53.8年/220坪) |
| 三本松駅 | - | 9.5万/坪 (44.4年/96.8坪) | 15.6万/坪 (33.8年/85.0坪) |
| 讃岐白鳥駅 | 5.4万/坪 (45.5年/84.7坪) | 17.3万/坪 (38.7年/216坪) | 13.3万/坪 (21.3年/101坪) |
| 引田駅 | - | 23.7万/坪 (24.1年/47.8坪) | 9.1万/坪 (42.7年/168坪) |
| 讃岐相生駅 | - | 5.3万/坪 (40.2年/150坪) | 7.4万/坪 (36.5年/78.7坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
八栗口駅 79.3 万/坪(昨年同期比 +291.1 ％)
八栗口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 79.3万円/坪(24.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +291.1％( +59.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 0.0年(昨年 38.5年から -100.0 ％減)。平均土地面積は 63.5 坪 (昨年 272.3 坪から -76.7 ％減)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 133.1 坪から -77.3 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 38.5 年 → 2025年 0.0 年、-100.0 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 1.0 分 → 2025年 5.0 分、+400.0 ％と大きく増加)
木太町駅 113.1 万/坪(昨年同期比 +52.9 ％)
木太町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 113万円/坪(34.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +52.9％( +39.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -83.3％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 1.0年(昨年 33.6年から -97.0 ％減)。平均土地面積は 299.5 坪 (昨年 120.2 坪から +149.1 ％増)。平均建物面積は 229.9 坪 (昨年 73.7 坪から +211.8 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 33.6 年 → 2025年 1.0 年、-97.0 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 20.0 ％ → 2025年 100.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 10.3 分 → 2025年 18.0 分、+74.2 ％と大きく増加)
讃岐白鳥駅 5.4 万/坪(昨年同期比 -69.0 ％)
讃岐白鳥駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.4万円/坪(1.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -69.0％( -12.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 45.5年(昨年 38.7年から +17.8 ％増)。平均土地面積は 84.7 坪 (昨年 216.3 坪から -60.8 ％減)。平均建物面積は 64.3 坪 (昨年 39.3 坪から +63.5 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 50.0 ％ → 2025年 50.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2024年 38.7 年 → 2025年 45.5 年、+17.8 ％と増加)
- 駅からの平均距離が増加(2024年 15.7 分 → 2025年 18.5 分、+18.1 ％と増加)
讃岐津田駅 6.6 万/坪(昨年同期比 -55.2 ％)
讃岐津田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.6万円/坪(2.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -55.2％( -8.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2024年)に比べて -40.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 52.0年(昨年 49.4年から +5.3 ％増)。平均土地面積は 77.6 坪 (昨年 112.5 坪から -31.0 ％減)。平均建物面積は 32.3 坪 (昨年 48.0 坪から -32.8 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 29.6 分 → 2025年 18.3 分、-38.1 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2024年 75.0 ％ → 2025年 66.7 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 25.0 ％ → 2025年 33.3 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示