【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年4月〜6月期の京浜急行大師線 (京急川崎駅～小島新田駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 161万円/坪(48.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +28.7％( +35.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 27 件(１年前(2024年)に比べて +200.0％( +18件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 8.1年(昨年 32.3年から -74.9 ％減)。平均土地面積は 23.5 坪 (昨年 56.3 坪から -58.3 ％減)。平均建物面積は 35.0 坪 (昨年 115.5 坪から -69.7 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。川崎大師駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは川崎大師駅で昨年に比べ +38.6 ％、坪単価は 164 万円/坪となった。
上位 1 駅(川崎大師駅)は +38.6 ％(坪単価 +45.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(大師橋駅)は -6.7 ％(坪単価 -9.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 32.3 年 → 2025年 8.1 年、-74.9 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 22.2 ％ → 2025年 14.8 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 44.4 ％ → 2025年 3.7 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 10.9 分 → 2025年 13.1 分、+20.6 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 22.2 ％ → 2025年 8.7 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった川崎大師駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 164万円/坪(49.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +38.6％( +45.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 10 件(１年前(2024年)に比べて +100.0％( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった大師橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 127万円/坪(38.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -6.7％( -9.0万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 6 件(１年前(2024年)に比べて +200.0％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 京浜急行大師線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 京急川崎駅 | 179万/坪 (0.25年/25.7坪) | - | - |
| 港町駅 | 159万/坪 (4.8年/26.8坪) | - | - |
| 鈴木町駅 | 144万/坪 (10.9年/19.7坪) | - | - |
| 川崎大師駅 | 164万/坪 (4.8年/19.7坪) | 119万/坪 (45.9年/72.0坪) | 126万/坪 (21.3年/18.7坪) |
| 東門前駅 | 229万/坪 (7.6年/38.8坪) | - | 168万/坪 (11.3年/20.7坪) |
| 大師橋駅 | 127万/坪 (16.1年/21.4坪) | 136万/坪 (15.8年/46.9坪) | 142万/坪 (9.8年/22.7坪) |
| 小島新田駅 | - | 134万/坪 (30.3年/31.8坪) | 102万/坪 (19.3年/30.3坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
川崎大師駅 164.4 万/坪(昨年同期比 +38.6 ％)
川崎大師駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 164万円/坪(49.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +38.6％( +45.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 10 件(１年前(2024年)に比べて +100.0％( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 4.8年(昨年 45.9年から -89.6 ％減)。平均土地面積は 19.7 坪 (昨年 72.0 坪から -72.7 ％減)。平均建物面積は 29.6 坪 (昨年 138.5 坪から -78.6 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 45.9 年 → 2025年 4.8 年、-89.6 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 20.0 ％ → 2025年 10.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 10.6 分 → 2025年 13.5 分、+27.4 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 20.0 ％ → 2025年 12.5 ％)
大師橋駅 126.8 万/坪(昨年同期比 -6.7 ％)
大師橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 127万円/坪(38.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -6.7％( -9.0万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 6 件(１年前(2024年)に比べて +200.0％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 16.1年(昨年 15.8年から +2.1 ％増)。平均土地面積は 21.4 坪 (昨年 46.9 坪から -54.3 ％減)。平均建物面積は 36.0 坪 (昨年 90.0 坪から -59.9 ％減)。
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示