JR御殿場線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2019年1月〜12月期のJR御殿場線 (駿河小山駅沼津駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 68.3万円/坪(20.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -5.4%( -3.9万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 290 件(1年前(2018年)に比べて -8.5%( -27件/坪)と弱含みに推移しています。)。

平均築年数は 20.6年(昨年 17.9年から +15.2 %増)。平均土地面積は 89.5 坪 (昨年 90.2 坪から -0.8 %減)。平均建物面積は 49.2 坪 (昨年 57.5 坪から -14.5 %減)。

近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。足柄駅富士岡駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは足柄駅で昨年に比べ +47.2 %、坪単価は 35.9 万円/坪となった。

上位 2 駅(足柄駅富士岡駅)は +39.6 %(坪単価 +18.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(岩波駅沼津駅)は -20.6 %(坪単価 -11.2 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 1.1 % → 2019年 2.7 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2018年 17.9 年 → 2019年 20.6 年、+15.2 %と増加)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 38.7 % → 2019年 29.0 %)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 14.3 % → 2019年 19.6 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった下土狩駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 114万円/坪(34.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +6.0%( +6.5万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 12 件(1年前(2018年)に比べて -42.9%( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった岩波駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 34.7万円/坪(10.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -29.2%( -14.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 30 件(1年前(2018年)に比べて +50.0%( +10件/坪)と大幅に増加しています。)。

JR御殿場線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
JR御殿場線現状(2019)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
駿河小山駅68.8万/坪
(19.0年/74.1坪)
-56.0万/坪
(9.3年/58.2坪)
足柄駅35.9万/坪
(28.8年/114坪)
24.4万/坪
(38.2年/118坪)
62.2万/坪
(23.3年/174坪)
御殿場駅72.2万/坪
(19.5年/107坪)
68.5万/坪
(17.6年/109坪)
65.5万/坪
(18.2年/101坪)
南御殿場駅24.4万/坪
(32.0年/185坪)
-19.3万/坪
(32.3年/160坪)
富士岡駅105万/坪
(17.5年/53.3坪)
79.9万/坪
(17.7年/66.9坪)
55.2万/坪
(25.8年/148坪)
岩波駅34.7万/坪
(30.9年/148坪)
49.0万/坪
(21.8年/130坪)
49.1万/坪
(21.7年/159坪)
裾野駅66.4万/坪
(19.9年/84.8坪)
67.4万/坪
(14.3年/79.3坪)
74.0万/坪
(12.5年/81.7坪)
長泉なめり駅107万/坪
(16.0年/79.1坪)
102万/坪
(12.9年/114坪)
92.1万/坪
(16.7年/78.4坪)
下土狩駅114万/坪
(8.4年/62.5坪)
107万/坪
(18.0年/84.3坪)
123万/坪
(6.6年/63.5坪)
大岡駅---
沼津駅60.2万/坪
(20.5年/71.9坪)
68.4万/坪
(18.5年/80.1坪)
61.2万/坪
(21.1年/86.9坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

足柄駅35.9 万/坪(昨年同期比 +47.2 %)

足柄駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 35.9万円/坪(10.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +47.2%( +11.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2018年)に比べて +100.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 28.8年(昨年 38.2年から -24.6 %減)。平均土地面積は 114.2 坪 (昨年 118.0 坪から -3.2 %減)。平均建物面積は 43.1 坪 (昨年 34.8 坪から +23.9 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2018年 38.2 年 → 2019年 28.8 年、-24.6 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 75.0 分 → 2019年 47.0 分、-37.3 %と大きく減少)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2018年 50.0 % → 2019年 50.0 %)

富士岡駅105.4 万/坪(昨年同期比 +31.9 %)

富士岡駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 105万円/坪(31.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +31.9%( +25.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2018年)に比べて -55.6%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 17.5年(昨年 17.7年から -0.9 %減)。平均土地面積は 53.3 坪 (昨年 66.9 坪から -20.3 %減)。平均建物面積は 26.1 坪 (昨年 34.8 坪から -25.0 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 20.2 分 → 2019年 14.5 分、-28.3 %と大きく減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 37.5 % → 2019年 50.0 %)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 12.5 % → 2019年 50.0 %)

岩波駅34.7 万/坪(昨年同期比 -29.2 %)

岩波駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 34.7万円/坪(10.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -29.2%( -14.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 30 件(1年前(2018年)に比べて +50.0%( +10件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 30.9年(昨年 21.8年から +41.5 %増)。平均土地面積は 148.2 坪 (昨年 130.0 坪から +14.0 %増)。平均建物面積は 31.5 坪 (昨年 37.6 坪から -16.0 %減)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2018年 21.8 年 → 2019年 30.9 年、+41.5 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 35.0 % → 2019年 50.0 %)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 20.0 % → 2019年 32.1 %)

沼津駅60.2 万/坪(昨年同期比 -12.0 %)

沼津駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 60.2万円/坪(18.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -12.0%( -8.2万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 112 件(1年前(2018年)に比べて -29.6%( -47件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 20.5年(昨年 18.5年から +11.2 %増)。平均土地面積は 71.9 坪 (昨年 80.1 坪から -10.2 %減)。平均建物面積は 56.3 坪 (昨年 57.2 坪から -1.5 %減)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2018年 31.1 % → 2019年 30.1 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2018年 18.5 年 → 2019年 20.5 年、+11.2 %と増加)
  • 駅からの平均距離が増加(2018年 29.4 分 → 2019年 32.5 分、+10.4 %と増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 15.5 % → 2019年 22.3 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 38.5 % → 2019年 30.1 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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