東海道新幹線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2020年4月〜6月期の東海道新幹線 (熱海駅浜松駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 72.7万円/坪(22.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +4.7%( +3.3万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 293 件(1年前(2019年)に比べて +15.8%( +40件/坪)と好調に推移しています。)。

平均築年数は 17.0年(昨年 18.7年から -9.1 %減)。平均土地面積は 67.9 坪 (昨年 74.9 坪から -9.3 %減)。平均建物面積は 47.8 坪 (昨年 48.4 坪から -1.4 %減)。

近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が小幅増加。

値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全体的に上昇基調。静岡駅掛川駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは掛川駅で昨年に比べ +13.1 %、坪単価は 48.1 万円/坪となった。

上位 1 駅(掛川駅)は +13.1 %(坪単価 +5.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(熱海駅)は -25.4 %(坪単価 -8.9 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2019年 36.4 % → 2020年 41.7 %)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 15.6 % → 2020年 11.4 %)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2019年 30.7 % → 2020年 32.2 %)
  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 3.1 % → 2020年 0.8 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった三島駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 99.1万円/坪(30.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -3.2%( -3.3万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 31 件(1年前(2019年)に比べて +14.8%( +4件/坪)と好調に推移しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった熱海駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 26.1万円/坪(7.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -25.4%( -8.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(1年前(2019年)に比べて +20.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。

東海道新幹線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
東海道新幹線現状(2020)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
熱海駅26.1万/坪
(39.9年/39.6坪)
35.1万/坪
(37.3年/62.3坪)
31.2万/坪
(37.0年/94.7坪)
三島駅99.1万/坪
(12.2年/68.5坪)
102万/坪
(10.6年/88.0坪)
69.5万/坪
(26.8年/67.6坪)
静岡駅80.6万/坪
(18.8年/56.3坪)
72.4万/坪
(18.0年/60.5坪)
79.7万/坪
(18.8年/62.2坪)
掛川駅48.1万/坪
(22.5年/78.9坪)
42.5万/坪
(22.8年/100坪)
53.3万/坪
(13.7年/94.3坪)
浜松駅67.4万/坪
(15.3年/74.6坪)
66.8万/坪
(19.6年/77.3坪)
65.1万/坪
(18.6年/90.3坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

掛川駅48.1 万/坪(昨年同期比 +13.1 %)

掛川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 48.1万円/坪(14.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +13.1%( +5.6万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 18 件(1年前(2019年)に比べて -10.0%( -2件/坪)と不調に推移しています。)。

平均築年数は 22.5年(昨年 22.8年から -1.4 %減)。平均土地面積は 78.9 坪 (昨年 100.1 坪から -21.2 %減)。平均建物面積は 34.0 坪 (昨年 51.7 坪から -34.1 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2019年 49.6 分 → 2020年 42.1 分、-15.2 %と減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 16.7 % → 2020年 37.5 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 44.4 % → 2020年 31.2 %)

価格下落要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 16.7 % → 2020年 25.0 %)

熱海駅26.1 万/坪(昨年同期比 -25.4 %)

熱海駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 26.1万円/坪(7.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -25.4%( -8.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(1年前(2019年)に比べて +20.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 39.9年(昨年 37.3年から +7.2 %増)。平均土地面積は 39.6 坪 (昨年 62.3 坪から -36.5 %減)。平均建物面積は 30.5 坪 (昨年 36.0 坪から -15.3 %減)。

価格上昇要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 % → 2020年 50.0 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が増加(2019年 36.6 分 → 2020年 40.5 分、+10.7 %と増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 25.0 % → 2020年 50.0 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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