伊豆急行線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2019年1月〜12月期の伊豆急行線 (伊東駅伊豆急下田駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 30.0万円/坪(9.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -4.6%( -1.5万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 295 件(1年前(2018年)に比べて -9.5%( -31件/坪)と弱含みに推移しています。)。

平均築年数は 32.1年(昨年 31.5年から +2.0 %増)。平均土地面積は 128.7 坪 (昨年 127.4 坪から +1.1 %増)。平均建物面積は 40.7 坪 (昨年 38.8 坪から +5.1 %増)。

近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 8 駅。ほとんどの駅において下落した。河津駅伊豆急下田駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは伊豆稲取駅で昨年に比べ +517.4 %、坪単価は 57.3 万円/坪となった。

上位 2 駅(伊豆稲取駅河津駅)は +306.3 %(坪単価 +31.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(今井浜海岸駅南伊東駅)は -53.0 %(坪単価 -16.2 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 0.6 % → 2019年 3.1 %)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2018年 30.2 % → 2019年 29.3 %)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2018年 51.0 % → 2019年 54.4 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 3.6 % → 2019年 2.1 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった伊豆稲取駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 57.3万円/坪(17.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +517.4%( +48.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2018年)に比べて -77.8%( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった今井浜海岸駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.5万円/坪(2.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -70.7%( -20.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2018年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

伊豆急行線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
伊豆急行線現状(2019)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
伊東駅27.7万/坪
(33.4年/56.2坪)
30.7万/坪
(34.2年/75.7坪)
33.6万/坪
(37.1年/93.2坪)
南伊東駅22.0万/坪
(33.5年/84.4坪)
34.0万/坪
(26.3年/105坪)
41.8万/坪
(29.4年/118坪)
川奈駅34.4万/坪
(31.4年/106坪)
33.5万/坪
(30.1年/114坪)
26.5万/坪
(31.4年/120坪)
富戸駅30.3万/坪
(30.1年/154坪)
32.2万/坪
(27.5年/148坪)
34.9万/坪
(28.5年/175坪)
城ケ崎海岸駅43.2万/坪
(25.7年/162坪)
48.8万/坪
(29.2年/172坪)
39.6万/坪
(28.8年/160坪)
伊豆高原駅34.7万/坪
(31.5年/159坪)
32.6万/坪
(34.0年/153坪)
39.7万/坪
(28.0年/151坪)
伊豆大川駅14.6万/坪
(33.6年/123坪)
12.6万/坪
(32.6年/94.5坪)
26.1万/坪
(31.9年/145坪)
伊豆北川駅3.6万/坪
(51.8年/63.5坪)
-22.1万/坪
(30.3年/165坪)
伊豆熱川駅16.4万/坪
(31.7年/150坪)
16.8万/坪
(35.2年/118坪)
9.5万/坪
(35.4年/146坪)
片瀬白田駅15.1万/坪
(29.9年/125坪)
22.6万/坪
(33.8年/99.5坪)
17.2万/坪
(35.4年/130坪)
伊豆稲取駅57.3万/坪
(1.5年/62.0坪)
9.3万/坪
(44.4年/80.3坪)
12.9万/坪
(42.7年/72.1坪)
今井浜海岸駅8.5万/坪
(44.3年/69.6坪)
29.0万/坪
(31.6年/108坪)
-
河津駅31.6万/坪
(28.7年/70.0坪)
16.2万/坪
(37.1年/90.5坪)
20.1万/坪
(29.9年/95.3坪)
稲梓駅17.7万/坪
(37.1年/116坪)
-13.1万/坪
(32.5年/132坪)
蓮台寺駅35.5万/坪
(39.2年/56.0坪)
52.8万/坪
(22.5年/68.8坪)
40.5万/坪
(19.8年/77.6坪)
伊豆急下田駅25.6万/坪
(40.7年/110坪)
20.5万/坪
(33.7年/96.1坪)
22.3万/坪
(38.3年/119坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

伊豆稲取駅57.3 万/坪(昨年同期比 +517.4 %)

伊豆稲取駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 57.3万円/坪(17.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +517.4%( +48.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2018年)に比べて -77.8%( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 1.5年(昨年 44.4年から -96.6 %減)。平均土地面積は 62.0 坪 (昨年 80.3 坪から -22.8 %減)。平均建物面積は 24.2 坪 (昨年 35.6 坪から -32.1 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2018年 44.4 年 → 2019年 1.5 年、-96.6 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 19.1 分 → 2019年 26.5 分、+38.7 %と大きく増加)

河津駅31.6 万/坪(昨年同期比 +95.2 %)

河津駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 31.6万円/坪(9.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +95.2%( +15.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2018年)に比べて -33.3%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 28.7年(昨年 37.1年から -22.6 %減)。平均土地面積は 70.0 坪 (昨年 90.5 坪から -22.7 %減)。平均建物面積は 27.6 坪 (昨年 25.7 坪から +7.4 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2018年 37.1 年 → 2019年 28.7 年、-22.6 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 28.0 分 → 2019年 22.2 分、-20.5 %と大きく減少)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 50.0 % → 2019年 25.0 %)

今井浜海岸駅8.5 万/坪(昨年同期比 -70.7 %)

今井浜海岸駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.5万円/坪(2.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -70.7%( -20.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2018年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 44.3年(昨年 31.6年から +39.9 %増)。平均土地面積は 69.6 坪 (昨年 108.1 坪から -35.7 %減)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 64.3 坪から -50.6 %減)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2018年 31.6 年 → 2019年 44.3 年、+39.9 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 8.5 分 → 2019年 12.0 分、+41.2 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 50.0 % → 2019年 100.0 %)

南伊東駅22.0 万/坪(昨年同期比 -35.3 %)

南伊東駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 22.0万円/坪(6.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -35.3%( -12.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 19 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 33.5年(昨年 26.3年から +27.5 %増)。平均土地面積は 84.4 坪 (昨年 105.0 坪から -19.6 %減)。平均建物面積は 32.3 坪 (昨年 35.3 坪から -8.7 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2018年 30.3 分 → 2019年 25.2 分、-17.0 %と減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2018年 52.6 % → 2019年 47.1 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2018年 26.3 年 → 2019年 33.5 年、+27.5 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 15.8 % → 2019年 41.2 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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