JR八戸線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2019年7月〜9月期のJR八戸線 (八戸駅階上駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 38.3万円/坪(11.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +0.5%( +0.2万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 56 件(1年前(2018年)に比べて -13.8%( -9件/坪)と不調に推移しています。)。

平均築年数は 23.0年(昨年 26.8年から -14.3 %減)。平均土地面積は 103.7 坪 (昨年 99.8 坪から +3.9 %増)。平均建物面積は 61.7 坪 (昨年 39.4 坪から +56.7 %増)。

近年の取引物件の特徴は、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。陸奥湊駅金浜駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは小中野駅で昨年に比べ +182.6 %、坪単価は 46.9 万円/坪となった。

上位 2 駅(小中野駅陸奥湊駅)は +120.2 %(坪単価 +27.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(本八戸駅八戸駅)は -27.2 %(坪単価 -12.7 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 平均築年数が減少(2018年 26.8 年 → 2019年 23.0 年、-14.3 %と減少)
  • 駅からの平均距離が減少(2018年 31.6 分 → 2019年 25.8 分、-18.3 %と減少)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 3.1 % → 2019年 7.1 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2018年 45.3 % → 2019年 36.5 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった陸奥湊駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 68.4万円/坪(20.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +57.7%( +25.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2018年)に比べて -33.3%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった金浜駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.2万円/坪(4.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +31.3%( +3.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。

JR八戸線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
JR八戸線現状(2019)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
八戸駅21.7万/坪
(37.2年/108坪)
28.2万/坪
(29.5年/150坪)
44.0万/坪
(14.2年/118坪)
長苗代駅48.8万/坪
(24.1年/138坪)
44.3万/坪
(24.7年/92.0坪)
51.5万/坪
(20.2年/95.8坪)
本八戸駅41.5万/坪
(27.7年/117坪)
60.3万/坪
(24.3年/84.6坪)
41.4万/坪
(21.2年/68.8坪)
小中野駅46.9万/坪
(12.9年/91.3坪)
16.6万/坪
(44.0年/61.3坪)
56.2万/坪
(24.0年/102坪)
陸奥湊駅68.4万/坪
(0.17年/51.0坪)
43.4万/坪
(25.2年/89.0坪)
48.0万/坪
(8.9年/72.6坪)
白銀駅26.0万/坪
(24.9年/135坪)
28.6万/坪
(25.4年/86.2坪)
30.9万/坪
(27.4年/90.8坪)
鮫駅25.7万/坪
(18.8年/63.5坪)
23.7万/坪
(30.0年/81.7坪)
24.4万/坪
(29.5年/50.4坪)
陸奥白浜駅---
種差海岸駅--3.6万/坪
(36.5年/169坪)
大久喜駅---
金浜駅13.2万/坪
(27.5年/55.5坪)
10.1万/坪
(30.2年/79.7坪)
20.2万/坪
(25.5年/56.5坪)
大蛇駅-19.8万/坪
(21.5年/69.6坪)
-
階上駅--9.3万/坪
(21.5年/151坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

小中野駅46.9 万/坪(昨年同期比 +182.6 %)

小中野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 46.9万円/坪(14.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +182.6%( +30.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 12 件(1年前(2018年)に比べて +500.0%( +10件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 12.9年(昨年 44.0年から -70.7 %減)。平均土地面積は 91.3 坪 (昨年 61.3 坪から +49.0 %増)。平均建物面積は 56.8 坪 (昨年 47.6 坪から +19.2 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2018年 44.0 年 → 2019年 12.9 年、-70.7 %と大きく減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 50.0 % → 2019年 20.0 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 10.5 分 → 2019年 18.9 分、+80.2 %と大きく増加)

陸奥湊駅68.4 万/坪(昨年同期比 +57.7 %)

陸奥湊駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 68.4万円/坪(20.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +57.7%( +25.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2018年)に比べて -33.3%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 0.2年(昨年 25.2年から -99.3 %減)。平均土地面積は 51.0 坪 (昨年 89.0 坪から -42.6 %減)。平均建物面積は 30.8 坪 (昨年 31.5 坪から -2.2 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2018年 25.2 年 → 2019年 0.2 年、-99.3 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が減少(2018年 18.8 分 → 2019年 15.8 分、-16.4 %と減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 33.3 % → 2019年 66.7 %)

本八戸駅41.5 万/坪(昨年同期比 -31.1 %)

本八戸駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 41.5万円/坪(12.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -31.1%( -18.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 13 件(1年前(2018年)に比べて -18.8%( -3件/坪)と不調に推移しています。)。

平均築年数は 27.7年(昨年 24.3年から +14.0 %増)。平均土地面積は 117.2 坪 (昨年 84.6 坪から +38.5 %増)。平均建物面積は 54.2 坪 (昨年 39.3 坪から +37.9 %増)。

価格上昇要因

  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 25.0 % → 2019年 30.8 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2018年 25.0 % → 2019年 23.1 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2018年 24.3 年 → 2019年 27.7 年、+14.0 %と増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 31.2 % → 2019年 38.5 %)

八戸駅21.7 万/坪(昨年同期比 -23.2 %)

八戸駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 21.7万円/坪(6.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -23.2%( -6.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(1年前(2018年)に比べて -60.0%( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 37.2年(昨年 29.5年から +26.3 %増)。平均土地面積は 107.6 坪 (昨年 149.5 坪から -28.0 %減)。平均建物面積は 36.0 坪 (昨年 49.9 坪から -27.8 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 49.5 分 → 2019年 36.8 分、-25.6 %と大きく減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 64.3 % → 2019年 50.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2018年 29.5 年 → 2019年 37.2 年、+26.3 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 21.4 % → 2019年 50.0 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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