東北新幹線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2019年1月〜12月期の東北新幹線 (八戸駅新青森駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 37.0万円/坪(11.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -0.6%( -0.2万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 50 件(1年前(2018年)に比べて -43.8%( -39件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 27.9年(昨年 24.2年から +15.5 %増)。平均土地面積は 106.3 坪 (昨年 111.6 坪から -4.8 %減)。平均建物面積は 49.8 坪 (昨年 52.6 坪から -5.4 %減)。

近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。八戸駅新青森駅は、昨年から 10 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは八戸駅で昨年に比べ -8.6 %、坪単価は 34.2 万円/坪となった。

上位 1 駅(七戸十和田駅)は +139.2 %(坪単価 +9.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(八戸駅)は -8.6 %(坪単価 -3.2 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 43.9 分 → 2019年 30.0 分、-31.6 %と大きく減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 41.2 % → 2019年 32.6 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2018年 24.2 年 → 2019年 27.9 年、+15.5 %と増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 23.8 % → 2019年 37.0 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2018年 18.8 % → 2019年 15.2 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった新青森駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 41.6万円/坪(12.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -6.8%( -3.1万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 27 件(1年前(2018年)に比べて +3.8%( +1件/坪)と小幅に増加しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった七戸十和田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.4万円/坪(5.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +139.2%( +9.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2018年)に比べて -57.1%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。

東北新幹線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
東北新幹線現状(2019)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
八戸駅34.2万/坪
(28.8年/128坪)
37.4万/坪
(23.8年/115坪)
46.2万/坪
(17.9年/115坪)
七戸十和田駅16.4万/坪
(37.5年/67.1坪)
6.9万/坪
(33.6年/239坪)
23.2万/坪
(32.6年/132坪)
新青森駅41.6万/坪
(26.0年/95.7坪)
44.6万/坪
(22.3年/79.4坪)
29.7万/坪
(25.2年/93.2坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

七戸十和田駅16.4 万/坪(昨年同期比 +139.2 %)

七戸十和田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.4万円/坪(5.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +139.2%( +9.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2018年)に比べて -57.1%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 37.5年(昨年 33.6年から +11.6 %増)。平均土地面積は 67.1 坪 (昨年 239.0 坪から -71.9 %減)。平均建物面積は 26.2 坪 (昨年 70.6 坪から -62.9 %減)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 71.4 % → 2019年 33.3 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2018年 33.6 年 → 2019年 37.5 年、+11.6 %と増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 28.6 % → 2019年 66.7 %)

八戸駅34.2 万/坪(昨年同期比 -8.6 %)

八戸駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 34.2万円/坪(10.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -8.6%( -3.2万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 20 件(1年前(2018年)に比べて -64.3%( -36件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 28.8年(昨年 23.8年から +21.3 %増)。平均土地面積は 127.6 坪 (昨年 114.7 坪から +11.3 %増)。平均建物面積は 59.2 坪 (昨年 41.5 坪から +42.6 %増)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 58.6 分 → 2019年 41.5 分、-29.1 %と大きく減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 40.0 % → 2019年 21.1 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2018年 20.0 % → 2019年 21.1 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2018年 23.8 年 → 2019年 28.8 年、+21.3 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 24.0 % → 2019年 42.1 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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