JR長崎旧線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2022年1月〜12月期のJR長崎旧線 (喜々津駅浦上駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 52.6万円/坪(15.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -17.3%( -11.0万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 221 件(1年前(2021年)に比べて -8.7%( -21件/坪)と弱含みに推移しています。)。

平均築年数は 32.6年(昨年 27.4年から +18.9 %増)。平均土地面積は 77.3 坪 (昨年 80.8 坪から -4.3 %減)。平均建物面積は 60.7 坪 (昨年 56.0 坪から +8.4 %増)。

近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。全ての駅において下落した。喜々津駅は、昨年から 20 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは高田駅で昨年に比べ -59.5 %、坪単価は 18.6 万円/坪となった。

上位 2 駅(喜々津駅西浦上駅)は -7.3 %(坪単価 -3.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(高田駅道ノ尾駅)は -40.4 %(坪単価 -20.7 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2021年 35.3 % → 2022年 33.9 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 3.7 % → 2022年 4.5 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2021年 27.4 年 → 2022年 32.6 年、+18.9 %と増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 32.1 % → 2022年 41.5 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 15.3 % → 2022年 8.8 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった浦上駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 67.3万円/坪(20.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -16.1%( -13.0万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 39 件(1年前(2021年)に比べて -13.3%( -6件/坪)と不調に推移しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった高田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 18.6万円/坪(5.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -59.5%( -27.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2021年)に比べて -28.6%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。

JR長崎旧線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
JR長崎旧線現状(2022)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
喜々津駅45.8万/坪
(28.4年/100坪)
47.4万/坪
(33.3年/89.2坪)
62.7万/坪
(30.0年/86.7坪)
東園駅---
大草駅63.2万/坪
(0年/81.7坪)
-19.8万/坪
(33.8年/99.8坪)
本川内駅---
長与駅50.3万/坪
(37.6年/77.6坪)
58.3万/坪
(24.7年/73.8坪)
56.3万/坪
(23.0年/75.7坪)
高田駅18.6万/坪
(35.5年/42.7坪)
46.0万/坪
(21.8年/78.0坪)
50.0万/坪
(23.1年/82.1坪)
道ノ尾駅51.4万/坪
(32.2年/79.3坪)
65.4万/坪
(25.3年/98.1坪)
49.9万/坪
(28.2年/68.1坪)
西浦上駅47.4万/坪
(32.5年/78.9坪)
53.3万/坪
(30.7年/65.7坪)
39.5万/坪
(33.7年/59.0坪)
浦上駅67.3万/坪
(31.6年/65.5坪)
80.2万/坪
(29.4年/64.9坪)
55.6万/坪
(33.3年/64.7坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

喜々津駅45.8 万/坪(昨年同期比 -3.4 %)

喜々津駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 45.8万円/坪(13.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -3.4%( -1.6万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 17 件(1年前(2021年)に比べて +6.2%( +1件/坪)と堅調に推移しています。)。

平均築年数は 28.4年(昨年 33.3年から -14.7 %減)。平均土地面積は 100.4 坪 (昨年 89.2 坪から +12.5 %増)。平均建物面積は 38.0 坪 (昨年 39.3 坪から -3.3 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が減少(2021年 33.3 年 → 2022年 28.4 年、-14.7 %と減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 % → 2022年 57.1 %)

西浦上駅47.4 万/坪(昨年同期比 -11.1 %)

西浦上駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 47.4万円/坪(14.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -11.1%( -5.9万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 38 件(1年前(2021年)に比べて -24.0%( -12件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 32.5年(昨年 30.7年から +5.9 %増)。平均土地面積は 78.9 坪 (昨年 65.7 坪から +20.0 %増)。平均建物面積は 77.5 坪 (昨年 58.0 坪から +33.6 %増)。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 2.0 % → 2022年 5.3 %)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2021年 43.5 % → 2022年 41.2 %)

価格下落要因

  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 13.0 % → 2022年 2.9 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2021年 28.3 % → 2022年 29.4 %)

高田駅18.6 万/坪(昨年同期比 -59.5 %)

高田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 18.6万円/坪(5.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -59.5%( -27.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2021年)に比べて -28.6%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 35.5年(昨年 21.8年から +62.7 %増)。平均土地面積は 42.7 坪 (昨年 78.0 坪から -45.3 %減)。平均建物面積は 26.7 坪 (昨年 51.9 坪から -48.5 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 17.4 分 → 2022年 12.6 分、-27.7 %と大きく減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 25.0 % → 2022年 20.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2021年 21.8 年 → 2022年 35.5 年、+62.7 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 25.0 % → 2022年 60.0 %)

道ノ尾駅51.4 万/坪(昨年同期比 -21.4 %)

道ノ尾駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 51.4万円/坪(15.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -21.4%( -14.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 89 件(1年前(2021年)に比べて -3.3%( -3件/坪)と小幅に減少しています。)。

平均築年数は 32.2年(昨年 25.3年から +27.3 %増)。平均土地面積は 79.3 坪 (昨年 98.1 坪から -19.2 %減)。平均建物面積は 56.7 坪 (昨年 58.1 坪から -2.4 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2021年 58.3 分 → 2022年 51.9 分、-11.0 %と減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 40.5 % → 2022年 39.7 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2021年 25.3 年 → 2022年 32.2 年、+27.3 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 24.3 % → 2022年 38.4 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2021年 14.9 % → 2022年 13.7 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

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データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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