JR東北本線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2021年10月〜12月期のJR東北本線 (白坂駅貝田駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 51.5万円/坪(15.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -4.6%( -2.5万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 194 件(1年前(2020年)に比べて -17.4%( -41件/坪)と不調に推移しています。)。

平均築年数は 25.8年(昨年 20.6年から +25.2 %増)。平均土地面積は 93.2 坪 (昨年 98.4 坪から -5.2 %減)。平均建物面積は 42.9 坪 (昨年 48.5 坪から -11.6 %減)。

近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 10 駅。ほとんどの駅において下落した。須賀川駅二本松駅安達駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは鏡石駅で昨年に比べ +105.9 %、坪単価は 53.7 万円/坪となった。

上位 2 駅(鏡石駅二本松駅)は +97.1 %(坪単価 +32.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(藤田駅松川駅)は -73.1 %(坪単価 -19.3 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 0.9 % → 2021年 1.5 %)
  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 0.9 % → 2021年 1.2 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 20.6 年 → 2021年 25.8 年、+25.2 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 19.7 % → 2021年 26.0 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 31.5 % → 2021年 20.8 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった二本松駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 78.7万円/坪(23.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +88.2%( +36.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2020年)に比べて -85.7%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった藤田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.9万円/坪(1.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -84.7%( -21.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2020年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

JR東北本線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
JR東北本線現状(2021)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
白坂駅---
新白河駅26.4万/坪
(29.1年/154坪)
34.1万/坪
(22.8年/134坪)
23.8万/坪
(22.2年/182坪)
白河駅33.0万/坪
(32.3年/84.6坪)
43.1万/坪
(21.4年/148坪)
30.8万/坪
(28.3年/75.3坪)
久田野駅---
泉崎駅---
矢吹駅41.3万/坪
(17.8年/160坪)
49.7万/坪
(9.9年/144坪)
38.7万/坪
(16.4年/105坪)
鏡石駅53.7万/坪
(9.3年/57.1坪)
26.1万/坪
(43.0年/94.5坪)
46.5万/坪
(16.6年/141坪)
須賀川駅54.9万/坪
(18.3年/68.7坪)
43.9万/坪
(21.3年/72.8坪)
68.5万/坪
(18.8年/69.9坪)
安積永盛駅---
郡山駅58.1万/坪
(26.0年/87.6坪)
55.1万/坪
(21.8年/98.6坪)
101万/坪
(21.1年/86.8坪)
日和田駅27.7万/坪
(45.1年/69.6坪)
43.1万/坪
(25.4年/127坪)
28.6万/坪
(35.1年/115坪)
五百川駅18.2万/坪
(31.8年/147坪)
36.1万/坪
(23.8年/393坪)
101万/坪
(-0.25年/99.8坪)
本宮駅50.7万/坪
(22.3年/97.8坪)
61.5万/坪
(10.5年/74.1坪)
80.4万/坪
(5.8年/68.6坪)
杉田駅-54.7万/坪
(8.1年/67.6坪)
48.9万/坪
(9.8年/86.5坪)
二本松駅78.7万/坪
(0.8年/60.5坪)
41.8万/坪
(29.6年/118坪)
17.0万/坪
(43.8年/197坪)
安達駅52.4万/坪
(9.3年/72.6坪)
43.5万/坪
(13.8年/55.2坪)
76.1万/坪
(8.8年/60.5坪)
松川駅10.9万/坪
(42.5年/168坪)
28.2万/坪
(26.8年/67.1坪)
7.2万/坪
(26.1年/132坪)
金谷川駅-70.4万/坪
(13.3年/83.2坪)
-
南福島駅49.3万/坪
(26.3年/107坪)
62.6万/坪
(25.0年/103坪)
54.4万/坪
(21.9年/76.4坪)
福島駅63.9万/坪
(26.4年/74.3坪)
80.4万/坪
(13.6年/70.4坪)
58.1万/坪
(25.3年/94.2坪)
東福島駅21.3万/坪
(59.8年/87.7坪)
-65.0万/坪
(13.8年/99.1坪)
伊達駅56.8万/坪
(15.8年/96.8坪)
55.1万/坪
(25.6年/76.2坪)
33.2万/坪
(0年/91.4坪)
桑折駅-39.7万/坪
(0年/99.8坪)
42.2万/坪
(25.5年/108坪)
藤田駅3.9万/坪
(48.8年/127坪)
25.2万/坪
(27.8年/106坪)
86.0万/坪
(44.8年/163坪)
貝田駅-3.0万/坪
(0年/299坪)
-

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

鏡石駅53.7 万/坪(昨年同期比 +105.9 %)

鏡石駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 53.7万円/坪(16.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +105.9%( +27.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2020年)に比べて -20.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 9.3年(昨年 43.0年から -78.5 %減)。平均土地面積は 57.1 坪 (昨年 94.5 坪から -39.6 %減)。平均建物面積は 28.7 坪 (昨年 21.2 坪から +35.7 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2020年 43.0 年 → 2021年 9.3 年、-78.5 %と大きく減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 25.0 %)

二本松駅78.7 万/坪(昨年同期比 +88.2 %)

二本松駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 78.7万円/坪(23.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +88.2%( +36.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2020年)に比べて -85.7%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 0.8年(昨年 29.6年から -97.5 %減)。平均土地面積は 60.5 坪 (昨年 117.5 坪から -48.5 %減)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 42.4 坪から -25.0 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2020年 29.6 年 → 2021年 0.8 年、-97.5 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 22.4 分 → 2021年 15.0 分、-33.1 %と大きく減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 28.6 % → 2021年 100.0 %)

藤田駅3.9 万/坪(昨年同期比 -84.7 %)

藤田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.9万円/坪(1.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -84.7%( -21.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2020年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 48.8年(昨年 27.8年から +75.7 %増)。平均土地面積は 127.1 坪 (昨年 105.9 坪から +20.0 %増)。平均建物面積は 36.3 坪 (昨年 39.3 坪から -7.7 %減)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 27.8 年 → 2021年 48.8 年、+75.7 %と大きく増加)

松川駅10.9 万/坪(昨年同期比 -61.5 %)

松川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.9万円/坪(3.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -61.5%( -17.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2020年)に比べて -33.3%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 42.5年(昨年 26.8年から +58.9 %増)。平均土地面積は 167.9 坪 (昨年 67.1 坪から +150.4 %増)。平均建物面積は 34.0 坪 (昨年 33.6 坪から +1.4 %増)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 26.8 年 → 2021年 42.5 年、+58.9 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 67.3 分 → 2021年 82.5 分、+22.5 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 20.0 % → 2021年 50.0 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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