JR東北本線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2021年1月〜3月期のJR東北本線 (白坂駅貝田駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 57.7万円/坪(17.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -2.6%( -1.5万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 167 件(1年前(2020年)に比べて -34.0%( -86件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 22.1年(昨年 18.9年から +16.9 %増)。平均土地面積は 113.3 坪 (昨年 93.8 坪から +20.8 %増)。平均建物面積は 56.6 坪 (昨年 46.9 坪から +20.7 %増)。

近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が増加。

値上がりした駅数は 8 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。ほとんどの駅において下落した。新白河駅矢吹駅鏡石駅二本松駅松川駅桑折駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは二本松駅で昨年に比べ +86.7 %、坪単価は 49.0 万円/坪となった。

上位 2 駅(二本松駅新白河駅)は +79.5 %(坪単価 +19.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(本宮駅須賀川駅)は -40.3 %(坪単価 -31.3 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 1.3 % → 2021年 4.7 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2020年 31.4 % → 2021年 29.3 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2020年 18.9 年 → 2021年 22.1 年、+16.9 %と増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 16.2 % → 2021年 26.0 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 40.6 % → 2021年 33.3 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった安達駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 71.4万円/坪(21.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -6.9%( -5.3万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 5 件(前年比変わらず)。

鉄道路線中、最低値の駅となった本宮駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 25.9万円/坪(7.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -67.8%( -54.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 8 件(1年前(2020年)に比べて -11.1%( -1件/坪)と不調に推移しています。)。

JR東北本線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
JR東北本線現状(2021)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
白坂駅---
新白河駅39.8万/坪
(30.6年/90.4坪)
23.1万/坪
(29.0年/134坪)
53.0万/坪
(11.8年/108坪)
白河駅32.1万/坪
(31.9年/132坪)
33.3万/坪
(34.3年/165坪)
56.0万/坪
(18.9年/67.9坪)
久田野駅---
泉崎駅-42.1万/坪
(1.0年/78.7坪)
46.3万/坪
(1.0年/63.5坪)
矢吹駅47.3万/坪
(16.6年/109坪)
30.6万/坪
(23.0年/177坪)
16.0万/坪
(23.0年/93.8坪)
鏡石駅57.4万/坪
(15.0年/82.7坪)
44.6万/坪
(19.3年/99.8坪)
42.9万/坪
(9.3年/87.7坪)
須賀川駅54.1万/坪
(16.0年/90.8坪)
62.1万/坪
(11.4年/66.5坪)
60.0万/坪
(17.2年/72.3坪)
安積永盛駅-45.0万/坪
(33.0年/66.6坪)
-
郡山駅65.7万/坪
(22.1年/99.4坪)
66.3万/坪
(18.0年/87.8坪)
72.4万/坪
(20.3年/102坪)
日和田駅-58.4万/坪
(14.0年/175坪)
-
五百川駅-69.7万/坪
(10.0年/63.5坪)
-
本宮駅25.9万/坪
(25.8年/142坪)
80.5万/坪
(15.0年/80.9坪)
58.6万/坪
(10.3年/69.0坪)
杉田駅58.8万/坪
(8.0年/69.6坪)
63.0万/坪
(3.5年/62.0坪)
40.5万/坪
(13.0年/200坪)
二本松駅49.0万/坪
(33.2年/158坪)
26.3万/坪
(28.7年/127坪)
18.9万/坪
(39.5年/54.5坪)
安達駅71.4万/坪
(4.2年/63.5坪)
76.6万/坪
(15.0年/68.1坪)
41.9万/坪
(19.5年/144坪)
松川駅64.1万/坪
(5.3年/119坪)
46.2万/坪
(16.9年/147坪)
16.4万/坪
(38.0年/231坪)
金谷川駅---
南福島駅57.1万/坪
(26.0年/135坪)
62.4万/坪
(16.5年/68.2坪)
61.8万/坪
(20.6年/121坪)
福島駅63.8万/坪
(24.8年/137坪)
61.2万/坪
(21.3年/87.7坪)
66.4万/坪
(20.1年/99.4坪)
東福島駅-85.0万/坪
(0年/42.4坪)
-
伊達駅79.4万/坪
(24.5年/68.1坪)
-17.3万/坪
(0年/75.6坪)
桑折駅52.4万/坪
(14.5年/72.6坪)
39.4万/坪
(23.0年/98.9坪)
8.0万/坪
(41.0年/121坪)
藤田駅43.0万/坪
(9.0年/81.7坪)
37.8万/坪
(26.7年/122坪)
-
貝田駅---

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

二本松駅49.0 万/坪(昨年同期比 +86.7 %)

二本松駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 49.0万円/坪(14.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +86.7%( +22.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(1年前(2020年)に比べて +16.7%( +1件/坪)と好調に推移しています。)。

平均築年数は 33.2年(昨年 28.7年から +15.6 %増)。平均土地面積は 157.5 坪 (昨年 126.5 坪から +24.5 %増)。平均建物面積は 33.7 坪 (昨年 42.6 坪から -20.9 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 72.3 分 → 2021年 30.4 分、-57.9 %と大きく減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 16.7 % → 2021年 28.6 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2020年 28.7 年 → 2021年 33.2 年、+15.6 %と増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 % → 2021年 57.1 %)

新白河駅39.8 万/坪(昨年同期比 +72.3 %)

新白河駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 39.8万円/坪(12.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +72.3%( +16.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 10 件(1年前(2020年)に比べて -28.6%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 30.6年(昨年 29.0年から +5.4 %増)。平均土地面積は 90.4 坪 (昨年 133.5 坪から -32.3 %減)。平均建物面積は 30.7 坪 (昨年 39.4 坪から -22.1 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2020年 40.1 分 → 2021年 33.6 分、-16.3 %と減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 14.3 % → 2021年 22.2 %)

価格下落要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 28.6 % → 2021年 44.4 %)

本宮駅25.9 万/坪(昨年同期比 -67.8 %)

本宮駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 25.9万円/坪(7.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -67.8%( -54.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 8 件(1年前(2020年)に比べて -11.1%( -1件/坪)と不調に推移しています。)。

平均築年数は 25.8年(昨年 15.0年から +72.0 %増)。平均土地面積は 141.7 坪 (昨年 80.9 坪から +75.2 %増)。平均建物面積は 44.9 坪 (昨年 43.7 坪から +2.7 %増)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 40.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 15.0 年 → 2021年 25.8 年、+72.0 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 19.2 分 → 2021年 30.5 分、+58.7 %と大きく増加)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 20.0 %)

須賀川駅54.1 万/坪(昨年同期比 -12.9 %)

須賀川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 54.1万円/坪(16.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -12.9%( -8.0万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 11 件(1年前(2020年)に比べて -31.2%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 16.0年(昨年 11.4年から +39.9 %増)。平均土地面積は 90.8 坪 (昨年 66.5 坪から +36.6 %増)。平均建物面積は 41.3 坪 (昨年 32.0 坪から +28.7 %増)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 31.2 % → 2021年 18.2 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 11.4 年 → 2021年 16.0 年、+39.9 %と大きく増加)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 56.2 % → 2021年 36.4 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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