JR常磐線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2022年1月〜3月期のJR常磐線 (勿来駅新地駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 57.1万円/坪(17.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -5.9%( -3.6万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 80 件(1年前(2021年)に比べて -32.8%( -39件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 19.4年(昨年 20.0年から -2.7 %減)。平均土地面積は 97.9 坪 (昨年 91.6 坪から +6.8 %増)。平均建物面積は 52.2 坪 (昨年 37.9 坪から +37.7 %増)。

近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 8 駅。ほとんどの駅において下落した。泉駅草野駅四ツ倉駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは草野駅で昨年に比べ +91.3 %、坪単価は 88.2 万円/坪となった。

上位 2 駅(草野駅泉駅)は +71.9 %(坪単価 +35.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(相馬駅植田駅)は -48.2 %(坪単価 -30.0 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2021年 20.2 % → 2022年 18.9 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2021年 37.5 % → 2022年 37.8 %)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 26.9 % → 2022年 32.4 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 7.6 % → 2022年 1.2 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった四ツ倉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 95.9万円/坪(29.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +36.8%( +25.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2021年)に比べて -25.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった夜ノ森駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.0万円/坪(3.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -36.5%( -6.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて -33.3%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

JR常磐線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
JR常磐線現状(2022)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
勿来駅23.6万/坪
(21.0年/48.4坪)
36.4万/坪
(35.5年/73.7坪)
24.0万/坪
(48.0年/110坪)
植田駅35.7万/坪
(29.3年/50.3坪)
66.8万/坪
(9.1年/78.7坪)
83.6万/坪
(6.9年/66.9坪)
泉駅84.4万/坪
(15.1年/69.6坪)
55.4万/坪
(25.4年/88.8坪)
78.1万/坪
(16.4年/80.3坪)
湯本駅61.8万/坪
(15.2年/134坪)
86.4万/坪
(5.8年/84.8坪)
52.1万/坪
(28.0年/102坪)
内郷駅34.7万/坪
(25.0年/58.5坪)
49.6万/坪
(31.4年/96.8坪)
51.1万/坪
(23.0年/127坪)
いわき駅64.2万/坪
(17.7年/80.7坪)
66.5万/坪
(18.6年/72.3坪)
68.8万/坪
(20.2年/107坪)
草野駅88.2万/坪
(0.7年/65.0坪)
46.1万/坪
(33.0年/148坪)
84.4万/坪
(12.7年/172坪)
四ツ倉駅95.9万/坪
(3.5年/110坪)
70.1万/坪
(9.5年/90.0坪)
64.0万/坪
(7.6年/79.3坪)
久ノ浜駅--50.4万/坪
(25.0年/48.4坪)
末続駅---
広野駅--13.2万/坪
(31.0年/133坪)
Jヴィレッジ駅---
木戸駅---
竜田駅30.3万/坪
(22.0年/154坪)
-19.4万/坪
(24.0年/106坪)
富岡駅--23.0万/坪
(17.0年/101坪)
夜ノ森駅12.0万/坪
(22.5年/156坪)
18.9万/坪
(22.7年/101坪)
-
大野駅-67.1万/坪
(39.6年/192坪)
-
双葉駅---
浪江駅--23.8万/坪
(19.0年/168坪)
桃内駅--7.2万/坪
(24.0年/197坪)
小高駅9.7万/坪
(38.0年/110坪)
-32.0万/坪
(16.0年/148坪)
磐城太田駅---
原ノ町駅51.2万/坪
(32.8年/149坪)
65.1万/坪
(20.3年/94.8坪)
45.7万/坪
(21.9年/128坪)
鹿島駅-3.9万/坪
(32.0年/49.9坪)
82.1万/坪
(0年/87.7坪)
日立木駅-19.6万/坪
(33.0年/121坪)
-
相馬駅29.1万/坪
(21.3年/125坪)
58.0万/坪
(27.5年/52.2坪)
35.2万/坪
(8.1年/73.0坪)
駒ケ嶺駅-83.4万/坪
(0年/96.8坪)
28.9万/坪
(7.0年/51.4坪)
新地駅-34.9万/坪
(7.0年/60.5坪)
46.5万/坪
(5.0年/99.8坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

草野駅88.2 万/坪(昨年同期比 +91.3 %)

草野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 88.2万円/坪(26.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +91.3%( +42.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2021年)に比べて +200.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 0.7年(昨年 33.0年から -98.0 %減)。平均土地面積は 65.0 坪 (昨年 148.2 坪から -56.1 %減)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 49.9 坪から -36.4 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2021年 33.0 年 → 2022年 0.7 年、-98.0 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 11.0 分 → 2022年 17.0 分、+54.5 %と大きく増加)

泉駅84.4 万/坪(昨年同期比 +52.4 %)

泉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 84.4万円/坪(25.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +52.4%( +29.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 10 件(1年前(2021年)に比べて -44.4%( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 15.1年(昨年 25.4年から -40.6 %減)。平均土地面積は 69.6 坪 (昨年 88.8 坪から -21.7 %減)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 45.8 坪から -30.6 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2021年 25.4 年 → 2022年 15.1 年、-40.6 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 46.2 分 → 2022年 34.2 分、-26.0 %と大きく減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 29.4 % → 2022年 50.0 %)

相馬駅29.1 万/坪(昨年同期比 -49.9 %)

相馬駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 29.1万円/坪(8.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -49.9%( -28.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2021年)に比べて +150.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 21.3年(昨年 27.5年から -22.7 %減)。平均土地面積は 124.6 坪 (昨年 52.2 坪から +138.8 %増)。平均建物面積は 32.5 坪 (昨年 30.3 坪から +7.5 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2021年 27.5 年 → 2022年 21.3 年、-22.7 %と大きく減少)

植田駅35.7 万/坪(昨年同期比 -46.5 %)

植田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 35.7万円/坪(10.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -46.5%( -31.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2021年)に比べて -76.5%( -13件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 29.3年(昨年 9.1年から +219.9 %増)。平均土地面積は 50.3 坪 (昨年 78.7 坪から -36.1 %減)。平均建物面積は 28.7 坪 (昨年 29.7 坪から -3.1 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 45.8 分 → 2022年 29.8 分、-35.1 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2021年 9.1 年 → 2022年 29.3 年、+219.9 %と大きく増加)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 64.3 % → 2022年 25.0 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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