中古一戸建て相場の概況
2022年4月〜6月期のJR白新線 (新潟駅~新発田駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 57.8万円/坪(17.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -2.2%( -1.3万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 146 件(1年前(2021年)に比べて +10.6%( +14件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 28.5年(昨年 21.6年から +31.9 %増)。平均土地面積は 78.9 坪 (昨年 80.3 坪から -1.7 %減)。平均建物面積は 59.6 坪 (昨年 41.7 坪から +42.8 %増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。早通駅、黒山駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは早通駅で昨年に比べ +39.3 %、坪単価は 57.4 万円/坪となった。
上位 2 駅(早通駅、黒山駅)は +37.5 %(坪単価 +10.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(東新潟駅、大形駅)は -27.4 %(坪単価 -19.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 34.7 分 → 2022年 27.6 分、-20.5 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 1.5 % → 2022年 2.7 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 21.6 年 → 2022年 28.5 年、+31.9 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 25.4 % → 2022年 37.2 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 38.1 % → 2022年 19.4 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった新潟駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 72.8万円/坪(22.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +3.5%( +2.5万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 78 件(1年前(2021年)に比べて +5.4%( +4件/坪)と堅調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった黒山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 17.2万円/坪(5.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +35.7%( +4.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
JR白新線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
新潟駅 | 72.8万/坪 (27.6年/67.9坪) | 70.4万/坪 (20.6年/66.7坪) | 58.9万/坪 (22.9年/73.8坪) |
東新潟駅 | 56.4万/坪 (20.1年/62.4坪) | 80.9万/坪 (0.9年/45.4坪) | 54.5万/坪 (15.1年/93.0坪) |
大形駅 | 45.0万/坪 (38.1年/129坪) | 59.7万/坪 (5.3年/59.7坪) | 61.2万/坪 (12.8年/47.1坪) |
新崎駅 | 29.7万/坪 (35.4年/56.8坪) | 36.1万/坪 (29.4年/94.6坪) | 40.3万/坪 (16.6年/77.6坪) |
早通駅 | 57.4万/坪 (16.6年/51.9坪) | 41.2万/坪 (23.8年/36.3坪) | 48.9万/坪 (15.7年/70.2坪) |
豊栄駅 | 43.1万/坪 (20.2年/182坪) | 40.0万/坪 (25.7年/147坪) | 47.7万/坪 (24.6年/71.4坪) |
黒山駅 | 12.7万/坪 (45.3年/206坪) | 56.0万/坪 (0年/454坪) | |
佐々木駅 | - | 31.2万/坪 (28.7年/94.0坪) | 68.1万/坪 (30.6年/99.1坪) |
西新発田駅 | 49.3万/坪 (17.9年/74.6坪) | 52.0万/坪 (15.3年/57.5坪) | 49.8万/坪 (22.5年/115坪) |
新発田駅 | 38.6万/坪 (35.4年/60.0坪) | 48.9万/坪 (21.5年/97.0坪) | 32.8万/坪 (31.2年/84.3坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
早通駅 57.4 万/坪(昨年同期比 +39.3 %)
早通駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 57.4万円/坪(17.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +39.3%( +16.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2021年)に比べて +50.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 16.6年(昨年 23.8年から -30.2 %減)。平均土地面積は 51.9 坪 (昨年 36.3 坪から +43.1 %増)。平均建物面積は 32.8 坪 (昨年 28.0 坪から +17.1 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 23.8 年 → 2022年 16.6 年、-30.2 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 % → 2022年 33.3 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 6.0 分 → 2022年 10.0 分、+66.7 %と大きく増加)
黒山駅 17.2 万/坪(昨年同期比 +35.7 %)
黒山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 17.2万円/坪(5.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +35.7%( +4.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 30.3年(昨年 45.3年から -33.1 %減)。平均建物面積は 69.6 坪 (昨年 118.0 坪から -41.0 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 45.3 年 → 2022年 30.3 年、-33.1 %と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 30.0 分 → 2022年 60.0 分、+100.0 %と大きく増加)
東新潟駅 56.4 万/坪(昨年同期比 -30.4 %)
東新潟駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 56.4万円/坪(17.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -30.4%( -24.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(1年前(2021年)に比べて +75.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 20.1年(昨年 0.9年から +2087.7 %増)。平均土地面積は 62.4 坪 (昨年 45.4 坪から +37.6 %増)。平均建物面積は 40.0 坪 (昨年 29.2 坪から +36.7 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 0.9 年 → 2022年 20.1 年、+2087.7 %と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 % → 2022年 16.7 %)
大形駅 45.0 万/坪(昨年同期比 -24.5 %)
大形駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 45.0万円/坪(13.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -24.5%( -14.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 9 件(1年前(2021年)に比べて +350.0%( +7件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 38.1年(昨年 5.3年から +625.1 %増)。平均土地面積は 128.6 坪 (昨年 59.7 坪から +115.2 %増)。平均建物面積は 73.5 坪 (昨年 49.2 坪から +49.6 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 30.0 分 → 2022年 24.1 分、-19.6 %と減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 5.3 年 → 2022年 38.1 年、+625.1 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示