JR白新線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2022年1月〜3月期のJR白新線 (新潟駅新発田駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 53.3万円/坪(16.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -24.7%( -17.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 133 件(1年前(2021年)に比べて -7.0%( -10件/坪)と弱含みに推移しています。)。

平均築年数は 27.1年(昨年 20.4年から +32.9 %増)。平均土地面積は 82.3 坪 (昨年 84.4 坪から -2.4 %減)。平均建物面積は 48.1 坪 (昨年 63.9 坪から -24.7 %減)。

近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、土地面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。ほとんどの駅において下落した。新崎駅豊栄駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは新崎駅で昨年に比べ +61.0 %、坪単価は 50.8 万円/坪となった。

上位 2 駅(新崎駅豊栄駅)は +48.5 %(坪単価 +14.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(東新潟駅大形駅)は -48.4 %(坪単価 -39.8 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 1.4 % → 2022年 3.8 %)
  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 0.8 % → 2022年 1.8 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2021年 20.4 年 → 2022年 27.1 年、+32.9 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 19.8 % → 2022年 32.1 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 39.7 % → 2022年 25.0 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった新潟駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 66.4万円/坪(20.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -26.4%( -23.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 73 件(1年前(2021年)に比べて -7.6%( -6件/坪)と弱含みに推移しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった佐々木駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 31.0万円/坪(9.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -32.0%( -14.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2021年)に比べて -20.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

JR白新線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
JR白新線現状(2022)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
新潟駅66.4万/坪
(25.1年/64.3坪)
90.3万/坪
(15.6年/87.5坪)
60.9万/坪
(26.6年/64.0坪)
東新潟駅45.6万/坪
(28.0年/56.0坪)
92.8万/坪
(29.7年/75.6坪)
69.2万/坪
(25.2年/49.9坪)
大形駅37.9万/坪
(31.7年/133坪)
70.2万/坪
(19.4年/51.2坪)
44.5万/坪
(22.6年/99.2坪)
新崎駅50.8万/坪
(23.0年/56.6坪)
31.5万/坪
(39.5年/74.9坪)
32.6万/坪
(26.3年/84.1坪)
早通駅50.5万/坪
(47.0年/63.5坪)
-95.9万/坪
(0年/66.6坪)
豊栄駅39.9万/坪
(19.3年/111坪)
29.4万/坪
(31.2年/122坪)
35.4万/坪
(27.4年/80.5坪)
黒山駅12.4万/坪
(0年/182坪)
--
佐々木駅31.0万/坪
(29.5年/242坪)
45.6万/坪
(12.6年/63.1坪)
28.5万/坪
(18.2年/117坪)
西新発田駅33.0万/坪
(20.0年/67.3坪)
38.9万/坪
(26.4年/82.4坪)
32.5万/坪
(21.3年/123坪)
新発田駅35.7万/坪
(31.1年/96.6坪)
38.3万/坪
(26.3年/82.0坪)
34.7万/坪
(28.2年/62.0坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

新崎駅50.8 万/坪(昨年同期比 +61.0 %)

新崎駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 50.8万円/坪(15.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +61.0%( +19.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(1年前(2021年)に比べて +12.5%( +1件/坪)と好調に推移しています。)。

平均築年数は 23.0年(昨年 39.5年から -41.8 %減)。平均土地面積は 56.6 坪 (昨年 74.9 坪から -24.4 %減)。平均建物面積は 36.3 坪 (昨年 38.9 坪から -6.8 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2021年 39.5 年 → 2022年 23.0 年、-41.8 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 41.8 分 → 2022年 26.2 分、-37.2 %と大きく減少)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 66.7 % → 2022年 16.7 %)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 33.3 % → 2022年 50.0 %)

豊栄駅39.9 万/坪(昨年同期比 +36.1 %)

豊栄駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 39.9万円/坪(12.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +36.1%( +10.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2021年)に比べて -50.0%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 19.3年(昨年 31.2年から -37.9 %減)。平均土地面積は 110.8 坪 (昨年 122.1 坪から -9.2 %減)。平均建物面積は 35.8 坪 (昨年 117.2 坪から -69.5 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2021年 31.2 年 → 2022年 19.3 年、-37.9 %と大きく減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 28.6 % → 2022年 33.3 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 16.2 分 → 2022年 26.5 分、+63.1 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 42.9 % → 2022年 66.7 %)

東新潟駅45.6 万/坪(昨年同期比 -50.9 %)

東新潟駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 45.6万円/坪(13.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -50.9%( -47.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2021年)に比べて -87.5%( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 28.0年(昨年 29.7年から -5.8 %減)。平均土地面積は 56.0 坪 (昨年 75.6 坪から -26.0 %減)。平均建物面積は 43.9 坪 (昨年 101.1 坪から -56.6 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 16.6 分 → 2022年 5.0 分、-69.9 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 28.6 % → 2022年 100.0 %)

大形駅37.9 万/坪(昨年同期比 -46.0 %)

大形駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 37.9万円/坪(11.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -46.0%( -32.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 8 件(1年前(2021年)に比べて -11.1%( -1件/坪)と不調に推移しています。)。

平均築年数は 31.7年(昨年 19.4年から +63.7 %増)。平均土地面積は 133.1 坪 (昨年 51.2 坪から +159.9 %増)。平均建物面積は 89.0 坪 (昨年 79.5 坪から +11.9 %増)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2021年 26.7 分 → 2022年 22.1 分、-17.0 %と減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 25.0 % → 2022年 14.3 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2021年 19.4 年 → 2022年 31.7 年、+63.7 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 25.0 % → 2022年 57.1 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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