JR中央本線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2020年1月〜12月期のJR中央本線 (定光寺駅名古屋駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 96.7万円/坪(29.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +1.7%( +1.6万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 407 件(1年前(2019年)に比べて +28.8%( +91件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 10.0年(昨年 11.8年から -15.7 %減)。平均土地面積は 60.9 坪 (昨年 59.6 坪から +2.0 %増)。平均建物面積は 49.9 坪 (昨年 50.6 坪から -1.4 %減)。

近年の取引物件の特徴は、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が増加。

値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。神領駅名古屋駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは名古屋駅で昨年に比べ +68.4 %、坪単価は 428 万円/坪となった。

上位 2 駅(名古屋駅神領駅)は +46.8 %(坪単価 +97.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(千種駅鶴舞駅)は -39.3 %(坪単価 -63.8 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 平均築年数が減少(2019年 11.8 年 → 2020年 10.0 年、-15.7 %と減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2019年 54.9 % → 2020年 60.0 %)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 0.3 % → 2020年 1.5 %)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2019年 17.5 % → 2020年 18.4 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった名古屋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 428万円/坪(130万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +68.4%( +174.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2019年)に比べて -16.7%( -1件/坪)と不調に推移しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった高蔵寺駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 76.3万円/坪(23.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +9.8%( +6.8万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 99 件(1年前(2019年)に比べて +45.6%( +31件/坪)と大幅に増加しています。)。

JR中央本線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
JR中央本線現状(2020)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
定光寺駅-9.7万/坪
(44.3年/106坪)
41.4万/坪
(23.8年/134坪)
高蔵寺駅76.3万/坪
(11.7年/72.6坪)
69.5万/坪
(17.0年/74.5坪)
77.6万/坪
(10.6年/62.0坪)
神領駅104万/坪
(6.1年/56.5坪)
83.4万/坪
(6.7年/49.3坪)
92.3万/坪
(7.6年/47.3坪)
春日井駅94.4万/坪
(9.0年/56.1坪)
89.0万/坪
(11.1年/62.9坪)
109万/坪
(7.4年/58.7坪)
勝川駅115万/坪
(4.6年/45.3坪)
105万/坪
(8.2年/58.5坪)
105万/坪
(11.0年/48.7坪)
新守山駅91.7万/坪
(8.2年/49.0坪)
101万/坪
(5.3年/35.2坪)
98.7万/坪
(5.3年/47.2坪)
大曽根駅99.1万/坪
(21.2年/36.8坪)
115万/坪
(7.2年/29.9坪)
113万/坪
(16.7年/32.8坪)
千種駅88.8万/坪
(20.4年/33.8坪)
154万/坪
(31.2年/113坪)
41.7万/坪
(41.5年/34.0坪)
鶴舞駅110万/坪
(27.7年/85.7坪)
172万/坪
(19.0年/54.0坪)
75.0万/坪
(35.4年/45.2坪)
金山駅130万/坪
(25.6年/96.0坪)
110万/坪
(16.7年/50.9坪)
121万/坪
(33.5年/51.4坪)
名古屋駅428万/坪
(31.8年/199坪)
254万/坪
(30.4年/41.3坪)
787万/坪
(41.3年/90.4坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

名古屋駅428.5 万/坪(昨年同期比 +68.4 %)

名古屋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 428万円/坪(130万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +68.4%( +174.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2019年)に比べて -16.7%( -1件/坪)と不調に推移しています。)。

平均築年数は 31.8年(昨年 30.4年から +4.8 %増)。平均土地面積は 199.0 坪 (昨年 41.3 坪から +381.5 %増)。平均建物面積は 334.3 坪 (昨年 104.4 坪から +220.3 %増)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 7.3 分 → 2020年 4.6 分、-37.3 %と大きく減少)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 16.7 % → 2020年 100.0 %)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 40.0 % → 2020年 50.0 %)

神領駅104.4 万/坪(昨年同期比 +25.2 %)

神領駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 104万円/坪(31.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +25.2%( +21.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 85 件(1年前(2019年)に比べて +60.4%( +32件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 6.1年(昨年 6.7年から -8.7 %減)。平均土地面積は 56.5 坪 (昨年 49.3 坪から +14.7 %増)。平均建物面積は 42.4 坪 (昨年 33.9 坪から +25.2 %増)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 11.8 % → 2020年 9.0 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が増加(2019年 20.6 分 → 2020年 23.5 分、+14.0 %と増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 2.0 % → 2020年 3.8 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2019年 74.5 % → 2020年 71.8 %)

千種駅88.8 万/坪(昨年同期比 -42.5 %)

千種駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 88.8万円/坪(26.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -42.5%( -65.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(1年前(2019年)に比べて +50.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 20.4年(昨年 31.2年から -34.7 %減)。平均土地面積は 33.8 坪 (昨年 113.1 坪から -70.1 %減)。平均建物面積は 67.3 坪 (昨年 209.1 坪から -67.8 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2019年 31.2 年 → 2020年 20.4 年、-34.7 %と大きく減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 25.0 % → 2020年 40.0 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 4.8 分 → 2020年 7.3 分、+54.4 %と大きく増加)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 % → 2020年 50.0 %)

鶴舞駅109.6 万/坪(昨年同期比 -36.1 %)

鶴舞駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 110万円/坪(33.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -36.1%( -62.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 13 件(1年前(2019年)に比べて +85.7%( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 27.7年(昨年 19.0年から +45.5 %増)。平均土地面積は 85.7 坪 (昨年 54.0 坪から +58.7 %増)。平均建物面積は 166.0 坪 (昨年 114.3 坪から +45.2 %増)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 8.7 分 → 2020年 6.8 分、-21.4 %と大きく減少)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 14.3 % → 2020年 38.5 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2019年 19.0 年 → 2020年 27.7 年、+45.5 %と大きく増加)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 28.6 % → 2020年 8.3 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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