名鉄瀬戸線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2021年1月〜12月期の名鉄瀬戸線 (東大手駅尾張瀬戸駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 92.5万円/坪(28.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -3.1%( -3.0万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 304 件(1年前(2020年)に比べて -8.4%( -28件/坪)と弱含みに推移しています。)。

平均築年数は 14.2年(昨年 11.0年から +28.9 %増)。平均土地面積は 60.0 坪 (昨年 53.3 坪から +12.6 %増)。平均建物面積は 49.4 坪 (昨年 43.1 坪から +14.5 %増)。

近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が増加。

値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 11 駅。ほとんどの駅において下落した。清水駅尼ケ坂駅大曽根駅大森・金城学院前駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは清水駅で昨年に比べ +89.1 %、坪単価は 255 万円/坪となった。

上位 2 駅(清水駅大曽根駅)は +60.3 %(坪単価 +75.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(森下駅守山自衛隊前駅)は -22.1 %(坪単価 -26.2 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 1.9 % → 2021年 2.8 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 11.0 年 → 2021年 14.2 年、+28.9 %と大きく増加)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 59.0 % → 2021年 50.5 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 15.5 % → 2021年 20.1 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった清水駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 255万円/坪(77.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +89.1%( +120.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2020年)に比べて -72.7%( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった尾張瀬戸駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 45.0万円/坪(13.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -5.9%( -2.8万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 42 件(1年前(2020年)に比べて +35.5%( +11件/坪)と大幅に増加しています。)。

名鉄瀬戸線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
名鉄瀬戸線現状(2021)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
東大手駅--114万/坪
(17.3年/31.8坪)
清水駅255万/坪
(21.0年/188坪)
135万/坪
(3.7年/29.7坪)
118万/坪
(11.5年/20.7坪)
尼ケ坂駅120万/坪
(12.2年/33.7坪)
96.1万/坪
(22.9年/43.9坪)
183万/坪
(1.5年/32.9坪)
森下駅97.2万/坪
(23.3年/46.5坪)
129万/坪
(12.7年/30.5坪)
93.8万/坪
(19.3年/24.6坪)
大曽根駅130万/坪
(11.9年/36.5坪)
99.1万/坪
(21.2年/36.8坪)
115万/坪
(7.2年/29.9坪)
矢田駅128万/坪
(6.6年/33.7坪)
124万/坪
(9.6年/32.1坪)
96.0万/坪
(17.3年/56.0坪)
守山自衛隊前駅85.0万/坪
(15.1年/41.9坪)
106万/坪
(5.5年/36.7坪)
109万/坪
(0.6年/48.9坪)
瓢箪山駅108万/坪
(6.8年/75.5坪)
109万/坪
(4.6年/47.9坪)
116万/坪
(1.2年/38.4坪)
小幡駅105万/坪
(10.1年/41.1坪)
111万/坪
(7.6年/44.7坪)
88.0万/坪
(17.4年/51.8坪)
喜多山駅106万/坪
(10.9年/64.3坪)
116万/坪
(3.3年/44.9坪)
98.2万/坪
(3.3年/39.6坪)
大森・金城学院前駅113万/坪
(8.9年/63.3坪)
88.5万/坪
(16.3年/82.6坪)
76.5万/坪
(19.8年/106坪)
印場駅73.7万/坪
(17.2年/66.0坪)
81.6万/坪
(13.6年/75.2坪)
90.2万/坪
(12.9年/53.1坪)
旭前駅97.3万/坪
(14.8年/102坪)
112万/坪
(4.7年/48.9坪)
90.1万/坪
(11.8年/65.5坪)
尾張旭駅95.4万/坪
(11.7年/51.0坪)
106万/坪
(4.0年/47.1坪)
87.3万/坪
(8.2年/59.2坪)
三郷駅84.8万/坪
(13.4年/60.7坪)
87.2万/坪
(12.5年/52.2坪)
86.8万/坪
(13.4年/56.1坪)
水野駅78.2万/坪
(17.1年/66.3坪)
67.2万/坪
(14.6年/51.9坪)
71.6万/坪
(14.8年/72.0坪)
新瀬戸駅88.9万/坪
(12.7年/51.7坪)
82.8万/坪
(10.5年/45.7坪)
72.5万/坪
(23.1年/54.6坪)
瀬戸市役所前駅95.4万/坪
(16.5年/97.9坪)
105万/坪
(8.2年/50.6坪)
59.0万/坪
(17.8年/42.7坪)
尾張瀬戸駅45.0万/坪
(24.8年/60.2坪)
47.8万/坪
(18.1年/74.3坪)
50.6万/坪
(12.1年/84.8坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

清水駅255.4 万/坪(昨年同期比 +89.1 %)

清水駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 255万円/坪(77.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +89.1%( +120.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2020年)に比べて -72.7%( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 21.0年(昨年 3.7年から +463.5 %増)。平均土地面積は 188.1 坪 (昨年 29.7 坪から +533.2 %増)。平均建物面積は 124.8 坪 (昨年 31.6 坪から +294.7 %増)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 3.7 年 → 2021年 21.0 年、+463.5 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 4.5 分 → 2021年 6.0 分、+34.7 %と大きく増加)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 80.0 % → 2021年 33.3 %)

大曽根駅130.4 万/坪(昨年同期比 +31.5 %)

大曽根駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 130万円/坪(39.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +31.5%( +31.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 13 件(1年前(2020年)に比べて +44.4%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 11.9年(昨年 21.2年から -43.8 %減)。平均土地面積は 36.5 坪 (昨年 36.8 坪から -0.7 %減)。平均建物面積は 70.3 坪 (昨年 108.0 坪から -34.9 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2020年 21.2 年 → 2021年 11.9 年、-43.8 %と大きく減少)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 22.2 % → 2021年 38.5 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 6.9 分 → 2021年 8.3 分、+20.6 %と大きく増加)

森下駅97.2 万/坪(昨年同期比 -24.4 %)

森下駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 97.2万円/坪(29.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -24.4%( -31.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 9 件(1年前(2020年)に比べて -18.2%( -2件/坪)と不調に推移しています。)。

平均築年数は 23.3年(昨年 12.7年から +82.7 %増)。平均土地面積は 46.5 坪 (昨年 30.5 坪から +52.4 %増)。平均建物面積は 120.4 坪 (昨年 38.4 坪から +213.9 %増)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 12.7 年 → 2021年 23.3 年、+82.7 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 10.0 % → 2021年 50.0 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 27.3 % → 2021年 11.1 %)

守山自衛隊前駅85.0 万/坪(昨年同期比 -19.8 %)

守山自衛隊前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 85.0万円/坪(25.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -19.8%( -21.0万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 11 件(1年前(2020年)に比べて -8.3%( -1件/坪)と弱含みに推移しています。)。

平均築年数は 15.1年(昨年 5.5年から +176.0 %増)。平均土地面積は 41.9 坪 (昨年 36.7 坪から +14.3 %増)。平均建物面積は 42.5 坪 (昨年 33.7 坪から +26.3 %増)。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2020年 16.7 % → 2021年 18.2 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 5.5 年 → 2021年 15.1 年、+176.0 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 8.3 % → 2021年 20.0 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 75.0 % → 2021年 50.0 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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