名鉄瀬戸線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2020年1月〜12月期の名鉄瀬戸線 (東大手駅尾張瀬戸駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 95.4万円/坪(28.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +6.9%( +6.2万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 332 件(1年前(2019年)に比べて +14.9%( +43件/坪)と好調に推移しています。)。

平均築年数は 11.0年(昨年 11.6年から -5.2 %減)。平均土地面積は 53.3 坪 (昨年 56.7 坪から -6.0 %減)。平均建物面積は 43.1 坪 (昨年 42.0 坪から +2.8 %増)。

近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が小幅増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が増加。

値上がりした駅数は 11 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。森下駅矢田駅小幡駅旭前駅尾張旭駅瀬戸市役所前駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは瀬戸市役所前駅で昨年に比べ +78.3 %、坪単価は 105 万円/坪となった。

上位 2 駅(瀬戸市役所前駅森下駅)は +57.7 %(坪単価 +40.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(尼ケ坂駅大曽根駅)は -30.8 %(坪単価 -51.7 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2019年 13.3 分 → 2020年 11.4 分、-14.2 %と減少)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2019年 14.2 % → 2020年 16.0 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2019年 17.4 % → 2020年 15.5 %)

価格下落要因

  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2019年 3.5 % → 2020年 3.0 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった清水駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 135万円/坪(40.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +14.3%( +16.9万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 11 件(1年前(2019年)に比べて +83.3%( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった尾張瀬戸駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 47.8万円/坪(14.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -5.5%( -2.8万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 31 件(1年前(2019年)に比べて +3.3%( +1件/坪)と小幅に増加しています。)。

名鉄瀬戸線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
名鉄瀬戸線現状(2020)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
東大手駅-114万/坪
(17.3年/31.8坪)
-
清水駅135万/坪
(3.7年/29.7坪)
118万/坪
(11.5年/20.7坪)
194万/坪
(13.2年/60.9坪)
尼ケ坂駅96.1万/坪
(22.9年/43.9坪)
183万/坪
(1.5年/32.9坪)
115万/坪
(9.3年/65.6坪)
森下駅129万/坪
(12.7年/30.5坪)
93.8万/坪
(19.3年/24.6坪)
99.8万/坪
(29.0年/33.9坪)
大曽根駅99.1万/坪
(21.2年/36.8坪)
115万/坪
(7.2年/29.9坪)
113万/坪
(16.7年/32.8坪)
矢田駅124万/坪
(9.6年/32.1坪)
96.0万/坪
(17.3年/56.0坪)
108万/坪
(4.4年/28.2坪)
守山自衛隊前駅106万/坪
(5.5年/36.7坪)
109万/坪
(0.6年/48.9坪)
84.1万/坪
(15.0年/47.9坪)
瓢箪山駅109万/坪
(4.6年/47.9坪)
116万/坪
(1.2年/38.4坪)
99.4万/坪
(10.7年/38.5坪)
小幡駅111万/坪
(7.6年/44.7坪)
88.0万/坪
(17.4年/51.8坪)
99.4万/坪
(9.1年/73.2坪)
喜多山駅116万/坪
(3.3年/44.9坪)
98.2万/坪
(3.3年/39.6坪)
90.1万/坪
(12.7年/70.2坪)
大森・金城学院前駅88.5万/坪
(16.3年/82.6坪)
76.5万/坪
(19.8年/106坪)
96.9万/坪
(9.3年/46.6坪)
印場駅81.6万/坪
(13.6年/75.2坪)
90.2万/坪
(12.9年/53.1坪)
102万/坪
(13.3年/55.0坪)
旭前駅112万/坪
(4.7年/48.9坪)
90.1万/坪
(11.8年/65.5坪)
92.9万/坪
(6.5年/42.4坪)
尾張旭駅106万/坪
(4.0年/47.1坪)
87.3万/坪
(8.2年/59.2坪)
86.7万/坪
(8.8年/52.6坪)
三郷駅87.2万/坪
(12.5年/52.2坪)
86.8万/坪
(13.4年/56.1坪)
87.2万/坪
(6.0年/54.9坪)
水野駅67.2万/坪
(14.6年/51.9坪)
71.6万/坪
(14.8年/72.0坪)
71.2万/坪
(16.2年/58.7坪)
新瀬戸駅82.8万/坪
(10.5年/45.7坪)
72.5万/坪
(23.1年/54.6坪)
44.7万/坪
(25.0年/87.5坪)
瀬戸市役所前駅105万/坪
(8.2年/50.6坪)
59.0万/坪
(17.8年/42.7坪)
70.0万/坪
(6.2年/69.1坪)
尾張瀬戸駅47.8万/坪
(18.1年/74.3坪)
50.6万/坪
(12.1年/84.8坪)
42.5万/坪
(14.3年/64.0坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

瀬戸市役所前駅105.2 万/坪(昨年同期比 +78.3 %)

瀬戸市役所前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 105万円/坪(31.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +78.3%( +46.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 23 件(1年前(2019年)に比べて +187.5%( +15件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 8.2年(昨年 17.8年から -53.8 %減)。平均土地面積は 50.6 坪 (昨年 42.7 坪から +18.5 %増)。平均建物面積は 29.7 坪 (昨年 30.9 坪から -3.7 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2019年 17.8 年 → 2020年 8.2 年、-53.8 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が減少(2019年 8.8 分 → 2020年 7.0 分、-19.5 %と減少)

価格下落要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 37.5 % → 2020年 17.4 %)

森下駅128.6 万/坪(昨年同期比 +37.1 %)

森下駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 129万円/坪(38.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +37.1%( +34.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 11 件(1年前(2019年)に比べて +57.1%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 12.7年(昨年 19.3年から -34.2 %減)。平均土地面積は 30.5 坪 (昨年 24.6 坪から +23.9 %増)。平均建物面積は 38.4 坪 (昨年 57.7 坪から -33.5 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2019年 19.3 年 → 2020年 12.7 年、-34.2 %と大きく減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 33.3 % → 2020年 10.0 %)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 16.7 % → 2020年 10.0 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 5.7 分 → 2020年 7.0 分、+22.5 %と大きく増加)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 28.6 % → 2020年 9.1 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2019年 28.6 % → 2020年 27.3 %)

尼ケ坂駅96.1 万/坪(昨年同期比 -47.6 %)

尼ケ坂駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 96.1万円/坪(29.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -47.6%( -87.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 13 件(1年前(2019年)に比べて +62.5%( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 22.9年(昨年 1.5年から +1391.1 %増)。平均土地面積は 43.9 坪 (昨年 32.9 坪から +33.3 %増)。平均建物面積は 41.6 坪 (昨年 39.1 坪から +6.3 %増)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2019年 6.4 分 → 2020年 5.5 分、-13.1 %と減少)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 12.5 % → 2020年 15.4 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2019年 1.5 年 → 2020年 22.9 年、+1391.1 %と大きく増加)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 87.5 % → 2020年 27.3 %)

大曽根駅99.1 万/坪(昨年同期比 -13.9 %)

大曽根駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 99.1万円/坪(30.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -13.9%( -16.1万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 9 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 21.2年(昨年 7.2年から +195.1 %増)。平均土地面積は 36.8 坪 (昨年 29.9 坪から +23.0 %増)。平均建物面積は 108.0 坪 (昨年 49.3 坪から +118.8 %増)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 9.1 分 → 2020年 6.9 分、-24.4 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2019年 7.2 年 → 2020年 21.2 年、+195.1 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 11.1 % → 2020年 50.0 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 22.2 % → 2020年 22.2 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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