名鉄瀬戸線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2019年1月〜12月期の名鉄瀬戸線 (東大手駅尾張瀬戸駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 89.2万円/坪(27.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +1.1%( +1.0万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 289 件(1年前(2018年)に比べて -5.2%( -16件/坪)と弱含みに推移しています。)。

平均築年数は 11.6年(昨年 11.4年から +1.3 %増)。平均土地面積は 56.7 坪 (昨年 59.0 坪から -3.8 %減)。平均建物面積は 42.0 坪 (昨年 47.0 坪から -10.7 %減)。

近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、土地面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 9 駅に対して、値下がりした駅数は 9 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。尼ケ坂駅守山自衛隊前駅新瀬戸駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは新瀬戸駅で昨年に比べ +62.1 %、坪単価は 72.5 万円/坪となった。

上位 2 駅(新瀬戸駅尼ケ坂駅)は +60.8 %(坪単価 +48.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(清水駅大森・金城学院前駅)は -30.1 %(坪単価 -48.1 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 2.3 % → 2019年 3.5 %)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2018年 9.8 % → 2019年 9.6 %)

価格下落要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2018年 16.1 % → 2019年 14.2 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2018年 16.5 % → 2019年 17.4 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった尼ケ坂駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 183万円/坪(55.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +59.4%( +68.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(1年前(2018年)に比べて -38.5%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった尾張瀬戸駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 50.6万円/坪(15.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +19.1%( +8.1万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 30 件(1年前(2018年)に比べて +42.9%( +9件/坪)と大幅に増加しています。)。

名鉄瀬戸線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
名鉄瀬戸線現状(2019)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
東大手駅114万/坪
(17.3年/31.8坪)
-69.8万/坪
(27.5年/30.3坪)
清水駅118万/坪
(11.5年/20.7坪)
194万/坪
(13.2年/60.9坪)
174万/坪
(13.8年/71.7坪)
尼ケ坂駅183万/坪
(1.5年/32.9坪)
115万/坪
(9.3年/65.6坪)
100万/坪
(18.9年/53.7坪)
森下駅93.8万/坪
(19.3年/24.6坪)
99.8万/坪
(29.0年/33.9坪)
159万/坪
(22.6年/48.3坪)
大曽根駅115万/坪
(7.2年/29.9坪)
113万/坪
(16.7年/32.8坪)
112万/坪
(24.8年/65.9坪)
矢田駅96.0万/坪
(17.3年/56.0坪)
108万/坪
(4.4年/28.2坪)
135万/坪
(0.25年/20.2坪)
守山自衛隊前駅109万/坪
(0.6年/48.9坪)
84.1万/坪
(15.0年/47.9坪)
93.1万/坪
(12.0年/45.1坪)
瓢箪山駅116万/坪
(1.2年/38.4坪)
99.4万/坪
(10.7年/38.5坪)
105万/坪
(4.1年/50.0坪)
小幡駅88.0万/坪
(17.4年/51.8坪)
99.4万/坪
(9.1年/73.2坪)
92.6万/坪
(9.6年/40.6坪)
喜多山駅98.2万/坪
(3.3年/39.6坪)
90.1万/坪
(12.7年/70.2坪)
89.2万/坪
(12.3年/79.6坪)
大森・金城学院前駅76.5万/坪
(19.8年/106坪)
96.9万/坪
(9.3年/46.6坪)
93.7万/坪
(14.1年/74.1坪)
印場駅90.2万/坪
(12.9年/53.1坪)
102万/坪
(13.3年/55.0坪)
91.5万/坪
(9.6年/44.5坪)
旭前駅90.1万/坪
(11.8年/65.5坪)
92.9万/坪
(6.5年/42.4坪)
91.1万/坪
(16.6年/52.8坪)
尾張旭駅87.3万/坪
(8.2年/59.2坪)
86.7万/坪
(8.8年/52.6坪)
100万/坪
(2.4年/45.9坪)
三郷駅86.8万/坪
(13.4年/56.1坪)
87.2万/坪
(6.0年/54.9坪)
81.9万/坪
(8.7年/74.2坪)
水野駅71.6万/坪
(14.8年/72.0坪)
71.2万/坪
(16.2年/58.7坪)
84.9万/坪
(7.0年/58.5坪)
新瀬戸駅72.5万/坪
(23.1年/54.6坪)
44.7万/坪
(25.0年/87.5坪)
50.6万/坪
(24.6年/94.8坪)
瀬戸市役所前駅59.0万/坪
(17.8年/42.7坪)
70.0万/坪
(6.2年/69.1坪)
64.1万/坪
(10.4年/47.1坪)
尾張瀬戸駅50.6万/坪
(12.1年/84.8坪)
42.5万/坪
(14.3年/64.0坪)
59.3万/坪
(12.5年/72.5坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

新瀬戸駅72.5 万/坪(昨年同期比 +62.1 %)

新瀬戸駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 72.5万円/坪(21.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +62.1%( +27.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 10 件(1年前(2018年)に比べて -37.5%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 23.1年(昨年 25.0年から -7.8 %減)。平均土地面積は 54.6 坪 (昨年 87.5 坪から -37.6 %減)。平均建物面積は 31.9 坪 (昨年 70.6 坪から -54.8 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2018年 14.7 分 → 2019年 13.1 分、-10.8 %と減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 57.1 % → 2019年 33.3 %)

価格下落要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 14.3 % → 2019年 22.2 %)

尼ケ坂駅183.4 万/坪(昨年同期比 +59.4 %)

尼ケ坂駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 183万円/坪(55.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +59.4%( +68.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(1年前(2018年)に比べて -38.5%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 1.5年(昨年 9.3年から -83.6 %減)。平均土地面積は 32.9 坪 (昨年 65.6 坪から -49.9 %減)。平均建物面積は 39.1 坪 (昨年 95.0 坪から -58.8 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2018年 9.3 年 → 2019年 1.5 年、-83.6 %と大きく減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 72.7 % → 2019年 87.5 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 5.3 分 → 2019年 6.4 分、+20.1 %と大きく増加)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 46.2 % → 2019年 12.5 %)

清水駅118.2 万/坪(昨年同期比 -39.1 %)

清水駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 118万円/坪(35.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -39.1%( -75.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(1年前(2018年)に比べて -25.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 11.5年(昨年 13.2年から -13.1 %減)。平均土地面積は 20.7 坪 (昨年 60.9 坪から -66.0 %減)。平均建物面積は 26.9 坪 (昨年 44.5 坪から -39.5 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が減少(2018年 13.2 年 → 2019年 11.5 年、-13.1 %と減少)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2018年 75.0 % → 2019年 83.3 %)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 14.3 % → 2019年 40.0 %)

大森・金城学院前駅76.5 万/坪(昨年同期比 -21.1 %)

大森・金城学院前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 76.5万円/坪(23.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -21.1%( -20.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 13 件(1年前(2018年)に比べて -23.5%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 19.8年(昨年 9.3年から +111.8 %増)。平均土地面積は 106.0 坪 (昨年 46.6 坪から +127.3 %増)。平均建物面積は 80.3 坪 (昨年 34.3 坪から +134.4 %増)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 11.8 分 → 2019年 9.4 分、-20.2 %と大きく減少)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 5.9 % → 2019年 23.1 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2018年 9.3 年 → 2019年 19.8 年、+111.8 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 11.8 % → 2019年 30.8 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 70.6 % → 2019年 23.1 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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