JR芸備線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2019年10月〜12月期のJR芸備線 (東城駅広島駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 77.1万円/坪(23.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -12.7%( -11.2万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 130 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 25.5年(昨年 25.8年から -1.4 %減)。平均土地面積は 59.6 坪 (昨年 76.0 坪から -21.6 %減)。平均建物面積は 66.9 坪 (昨年 66.4 坪から +0.8 %増)。

近年の取引物件の特徴は、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 9 駅。ほとんどの駅において下落した。中深川駅矢賀駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは矢賀駅で昨年に比べ +18.2 %、坪単価は 90.3 万円/坪となった。

上位 2 駅(矢賀駅中深川駅)は +17.2 %(坪単価 +11.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(備後庄原駅上三田駅)は -64.2 %(坪単価 -13.5 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 37.6 % → 2019年 28.5 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 18.8 % → 2019年 22.8 %)

価格下落要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 24.8 % → 2019年 30.1 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった広島駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 94.0万円/坪(28.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -9.9%( -10.3万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 85 件(1年前(2018年)に比べて -6.6%( -6件/坪)と弱含みに推移しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった上三田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.7万円/坪(1.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -63.7%( -6.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2018年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。

JR芸備線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
JR芸備線現状(2019)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
東城駅--43.4万/坪
(12.8年/75.6坪)
備後八幡駅---
小奴可駅---
道後山駅---
比婆山駅---
備後西城駅2.5万/坪
(0年/157坪)
--
高駅---
備後庄原駅11.3万/坪
(43.5年/93.8坪)
31.8万/坪
(12.8年/57.5坪)
21.1万/坪
(16.8年/73.1坪)
備後三日市駅---
七塚駅---
山ノ内駅---
下和知駅---
塩町駅---
神杉駅---
八次駅---
三次駅13.6万/坪
(36.0年/120坪)
12.6万/坪
(0年/51.4坪)
33.6万/坪
(15.8年/61.3坪)
西三次駅-6.9万/坪
(19.8年/204坪)
7.5万/坪
(39.8年/194坪)
志和地駅-1.0万/坪
(40.8年/93.8坪)
-
上川立駅---
甲立駅2.1万/坪
(42.8年/71.1坪)
-8.9万/坪
(37.8年/60.5坪)
吉田口駅40.7万/坪
(0.8年/45.4坪)
51.6万/坪
(28.8年/127坪)
-
向原駅7.3万/坪
(40.8年/123坪)
11.0万/坪
(0年/275坪)
13.8万/坪
(33.8年/72.6坪)
井原市駅---
志和口駅-19.8万/坪
(27.8年/40.1坪)
66.1万/坪
(0.8年/96.8坪)
上三田駅3.7万/坪
(29.8年/40.8坪)
10.1万/坪
(26.8年/81.7坪)
-
中三田駅-32.0万/坪
(26.8年/40.8坪)
-
白木山駅---
狩留家駅---
上深川駅18.6万/坪
(36.8年/126坪)
22.7万/坪
(33.8年/80.9坪)
42.4万/坪
(30.8年/185坪)
中深川駅58.8万/坪
(20.3年/54.5坪)
50.6万/坪
(21.8年/112坪)
49.5万/坪
(19.9年/64.0坪)
下深川駅48.9万/坪
(27.1年/49.4坪)
67.7万/坪
(11.8年/58.0坪)
87.8万/坪
(1.1年/41.8坪)
玖村駅49.2万/坪
(20.8年/40.8坪)
66.1万/坪
(33.8年/60.5坪)
44.6万/坪
(23.4年/57.5坪)
安芸矢口駅63.9万/坪
(16.2年/58.0坪)
79.9万/坪
(15.5年/49.0坪)
68.1万/坪
(18.1年/76.8坪)
戸坂駅---
矢賀駅90.3万/坪
(22.6年/52.7坪)
76.4万/坪
(22.3年/165坪)
95.1万/坪
(15.1年/74.1坪)
広島駅94.0万/坪
(24.7年/50.5坪)
104万/坪
(27.0年/67.5坪)
88.3万/坪
(25.6年/61.2坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

矢賀駅90.3 万/坪(昨年同期比 +18.2 %)

矢賀駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 90.3万円/坪(27.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +18.2%( +13.9万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 6 件(1年前(2018年)に比べて +50.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 22.6年(昨年 22.3年から +1.5 %増)。平均土地面積は 52.7 坪 (昨年 164.9 坪から -68.0 %減)。平均建物面積は 83.7 坪 (昨年 98.7 坪から -15.2 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 21.2 分 → 2019年 16.5 分、-22.4 %と大きく減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 25.0 % → 2019年 50.0 %)

価格下落要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 25.0 % → 2019年 33.3 %)

中深川駅58.8 万/坪(昨年同期比 +16.3 %)

中深川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 58.8万円/坪(17.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +16.3%( +8.2万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 2 件(1年前(2018年)に比べて -50.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 20.3年(昨年 21.8年から -6.9 %減)。平均土地面積は 54.5 坪 (昨年 112.3 坪から -51.5 %減)。平均建物面積は 32.5 坪 (昨年 64.3 坪から -49.4 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 18.2 分 → 2019年 11.0 分、-39.7 %と大きく減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 25.0 % → 2019年 50.0 %)

備後庄原駅11.3 万/坪(昨年同期比 -64.6 %)

備後庄原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.3万円/坪(3.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -64.6%( -20.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2018年)に比べて +300.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 43.5年(昨年 12.8年から +241.1 %増)。平均土地面積は 93.8 坪 (昨年 57.5 坪から +63.2 %増)。平均建物面積は 36.7 坪 (昨年 40.8 坪から -10.2 %減)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2018年 12.8 年 → 2019年 43.5 年、+241.1 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 30.0 分 → 2019年 48.0 分、+60.0 %と大きく増加)

上三田駅3.7 万/坪(昨年同期比 -63.7 %)

上三田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.7万円/坪(1.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -63.7%( -6.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2018年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 29.8年(昨年 26.8年から +11.2 %増)。平均土地面積は 40.8 坪 (昨年 81.7 坪から -50.0 %減)。平均建物面積は 27.2 坪 (昨年 44.4 坪から -38.6 %減)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2018年 100.0 % → 2019年 100.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2018年 26.8 年 → 2019年 29.8 年、+11.2 %と増加)
  • 駅からの平均距離が増加(2018年 16.7 分 → 2019年 20.0 分、+20.0 %と増加)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

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データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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