JR山陽本線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2022年1月〜3月期のJR山陽本線 (大門駅大竹駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 72.2万円/坪(21.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -6.4%( -4.9万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 334 件(1年前(2021年)に比べて -15.7%( -62件/坪)と不調に推移しています。)。

平均築年数は 26.0年(昨年 21.5年から +21.0 %増)。平均土地面積は 75.6 坪 (昨年 66.1 坪から +14.4 %増)。平均建物面積は 60.4 坪 (昨年 46.7 坪から +29.3 %増)。

近年の取引物件の特徴は、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 11 駅に対して、値下がりした駅数は 19 駅。ほとんどの駅において下落した。備後赤坂駅瀬野駅阿品駅大竹駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは松永駅で昨年に比べ +158.3 %、坪単価は 93.9 万円/坪となった。

上位 2 駅(松永駅西高屋駅)は +146.8 %(坪単価 +65.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(玖波駅前空駅)は -81.5 %(坪単価 -67.0 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 2.3 % → 2022年 4.2 %)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 0.8 % → 2022年 0.9 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2021年 21.5 年 → 2022年 26.0 年、+21.0 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 25.6 % → 2022年 32.0 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 38.4 % → 2022年 29.3 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった新井口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 134万円/坪(40.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +11.2%( +13.5万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 11 件(1年前(2021年)に比べて +10.0%( +1件/坪)と好調に推移しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった玖波駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.9万円/坪(0.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -96.5%( -79.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2021年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。

JR山陽本線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
JR山陽本線現状(2022)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
大門駅45.7万/坪
(27.4年/60.8坪)
42.7万/坪
(25.2年/57.1坪)
51.0万/坪
(23.5年/57.0坪)
東福山駅64.5万/坪
(25.2年/125坪)
87.6万/坪
(26.6年/84.9坪)
72.6万/坪
(16.4年/76.9坪)
福山駅62.2万/坪
(29.2年/102坪)
59.7万/坪
(32.0年/74.8坪)
50.6万/坪
(30.3年/86.4坪)
備後赤坂駅116万/坪
(28.5年/114坪)
78.0万/坪
(10.3年/65.8坪)
46.7万/坪
(25.0年/146坪)
松永駅93.9万/坪
(0.20年/46.9坪)
36.4万/坪
(28.3年/98.8坪)
51.2万/坪
(22.4年/62.4坪)
東尾道駅50.8万/坪
(25.2年/77.1坪)
76.7万/坪
(8.0年/49.9坪)
12.0万/坪
(27.0年/104坪)
尾道駅23.5万/坪
(42.6年/72.6坪)
59.8万/坪
(27.4年/87.3坪)
21.7万/坪
(51.5年/58.5坪)
糸崎駅-33.6万/坪
(38.5年/99.8坪)
8.6万/坪
(0年/40.8坪)
三原駅11.8万/坪
(37.4年/79.0坪)
33.0万/坪
(38.9年/57.8坪)
50.4万/坪
(22.8年/73.4坪)
本郷駅23.7万/坪
(33.7年/51.9坪)
-23.4万/坪
(32.0年/137坪)
河内駅1.8万/坪
(41.0年/424坪)
--
入野駅---
白市駅-34.4万/坪
(24.0年/66.0坪)
48.1万/坪
(25.0年/121坪)
西高屋駅129万/坪
(16.0年/42.4坪)
54.8万/坪
(17.5年/126坪)
88.0万/坪
(2.5年/103坪)
西条駅66.1万/坪
(20.3年/73.9坪)
76.6万/坪
(14.7年/74.5坪)
112万/坪
(11.9年/89.4坪)
寺家駅74.7万/坪
(11.6年/102坪)
96.5万/坪
(6.4年/104坪)
83.0万/坪
(7.6年/49.6坪)
八本松駅50.4万/坪
(24.1年/62.2坪)
68.9万/坪
(10.9年/62.7坪)
53.4万/坪
(19.4年/100坪)
瀬野駅89.3万/坪
(0年/40.1坪)
64.7万/坪
(30.7年/67.6坪)
45.2万/坪
(9.0年/247坪)
中野東駅-64.6万/坪
(23.0年/41.6坪)
-
安芸中野駅43.9万/坪
(19.0年/61.0坪)
80.1万/坪
(8.0年/50.4坪)
55.6万/坪
(0年/52.9坪)
海田市駅47.1万/坪
(36.2年/56.6坪)
83.2万/坪
(12.6年/50.1坪)
96.2万/坪
(13.8年/47.6坪)
向洋駅85.7万/坪
(21.5年/70.3坪)
87.0万/坪
(20.2年/46.4坪)
69.2万/坪
(21.2年/36.9坪)
天神川駅86.6万/坪
(20.8年/42.0坪)
107万/坪
(17.2年/37.2坪)
74.8万/坪
(32.7年/37.6坪)
広島駅98.6万/坪
(26.9年/67.4坪)
97.9万/坪
(22.1年/49.5坪)
91.3万/坪
(21.1年/59.7坪)
新白島駅83.9万/坪
(18.0年/58.2坪)
-222万/坪
(37.0年/10.6坪)
横川駅96.9万/坪
(31.8年/43.5坪)
101万/坪
(31.2年/29.7坪)
92.4万/坪
(12.3年/20.7坪)
西広島駅81.3万/坪
(34.2年/119坪)
93.5万/坪
(20.9年/61.6坪)
67.3万/坪
(23.6年/52.8坪)
新井口駅134万/坪
(13.2年/67.7坪)
121万/坪
(17.0年/51.9坪)
99.1万/坪
(10.0年/50.2坪)
五日市駅80.4万/坪
(21.5年/56.3坪)
90.3万/坪
(16.4年/48.5坪)
82.6万/坪
(16.2年/69.4坪)
廿日市駅73.8万/坪
(15.5年/62.8坪)
78.4万/坪
(19.2年/43.9坪)
96.9万/坪
(10.7年/52.9坪)
宮内串戸駅65.0万/坪
(21.6年/71.8坪)
67.4万/坪
(16.1年/95.2坪)
66.1万/坪
(21.6年/90.5坪)
阿品駅65.9万/坪
(23.0年/48.9坪)
34.5万/坪
(39.0年/51.4坪)
87.1万/坪
(8.5年/41.1坪)
宮島口駅40.2万/坪
(39.0年/103坪)
43.7万/坪
(30.7年/73.6坪)
64.5万/坪
(11.8年/57.5坪)
前空駅27.3万/坪
(30.7年/169坪)
81.5万/坪
(5.0年/57.1坪)
15.6万/坪
(45.0年/54.5坪)
大野浦駅54.2万/坪
(22.6年/54.5坪)
24.7万/坪
(37.0年/184坪)
45.8万/坪
(24.0年/59.7坪)
玖波駅2.9万/坪
(49.0年/19.7坪)
82.7万/坪
(11.0年/63.5坪)
35.0万/坪
(30.0年/51.4坪)
大竹駅68.3万/坪
(6.5年/41.6坪)
51.0万/坪
(14.8年/46.9坪)
67.0万/坪
(6.6年/57.0坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

松永駅93.9 万/坪(昨年同期比 +158.3 %)

松永駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 93.9万円/坪(28.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +158.3%( +57.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2021年)に比べて -50.0%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 0.2年(昨年 28.3年から -99.3 %減)。平均土地面積は 46.9 坪 (昨年 98.8 坪から -52.6 %減)。平均建物面積は 34.0 坪 (昨年 69.3 坪から -50.9 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2021年 28.3 年 → 2022年 0.2 年、-99.3 %と大きく減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 25.0 % → 2022年 100.0 %)

西高屋駅129.1 万/坪(昨年同期比 +135.4 %)

西高屋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 129万円/坪(39.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +135.4%( +74.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて -77.8%( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 16.0年(昨年 17.5年から -8.3 %減)。平均土地面積は 42.4 坪 (昨年 126.0 坪から -66.4 %減)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 38.0 坪から -16.4 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 33.4 分 → 2022年 15.5 分、-53.7 %と大きく減少)

玖波駅2.9 万/坪(昨年同期比 -96.5 %)

玖波駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.9万円/坪(0.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -96.5%( -79.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2021年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 49.0年(昨年 11.0年から +345.5 %増)。平均土地面積は 19.7 坪 (昨年 63.5 坪から -69.0 %減)。平均建物面積は 24.2 坪 (昨年 32.3 坪から -25.0 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 18.7 分 → 2022年 6.0 分、-67.9 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2021年 11.0 年 → 2022年 49.0 年、+345.5 %と大きく増加)

前空駅27.3 万/坪(昨年同期比 -66.6 %)

前空駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 27.3万円/坪(8.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -66.6%( -54.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2021年)に比べて -25.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 30.7年(昨年 5.0年から +513.3 %増)。平均土地面積は 168.9 坪 (昨年 57.1 坪から +195.8 %増)。平均建物面積は 77.1 坪 (昨年 31.8 坪から +142.9 %増)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2021年 5.0 年 → 2022年 30.7 年、+513.3 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 13.8 分 → 2022年 21.3 分、+55.2 %と大きく増加)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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