JR呉線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2022年1月〜12月期のJR呉線 (三原駅広島駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 68.9万円/坪(20.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -1.4%( -1.0万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 678 件(1年前(2021年)に比べて -3.3%( -23件/坪)と小幅に減少しています。)。

平均築年数は 28.0年(昨年 25.9年から +8.1 %増)。平均土地面積は 62.1 坪 (昨年 59.4 坪から +4.6 %増)。平均建物面積は 53.0 坪 (昨年 48.6 坪から +9.1 %増)。

近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が小幅増加、築 40 年を超える高経年物件数が増加。

値上がりした駅数は 10 駅に対して、値下がりした駅数は 14 駅。ほとんどの駅において下落した。忠海駅安芸川尻駅川原石駅呉ポートピア駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは仁方駅で昨年に比べ +164.9 %、坪単価は 33.6 万円/坪となった。

上位 2 駅(仁方駅忠海駅)は +115.9 %(坪単価 +15.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(大乗駅天応駅)は -71.4 %(坪単価 -27.5 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2021年 24.9 % → 2022年 24.1 %)

価格下落要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 34.6 % → 2022年 38.2 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2021年 29.7 % → 2022年 26.8 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった向洋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 105万円/坪(31.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +18.6%( +16.5万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 18 件(1年前(2021年)に比べて -33.3%( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった大乗駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.8万円/坪(0.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -91.8%( -31.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。

JR呉線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
JR呉線現状(2022)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
三原駅34.4万/坪
(31.4年/63.7坪)
36.5万/坪
(31.8年/66.6坪)
38.1万/坪
(31.8年/72.8坪)
須波駅11.8万/坪
(45.0年/48.1坪)
17.3万/坪
(40.2年/87.7坪)
21.2万/坪
(37.6年/111坪)
安芸幸崎駅22.0万/坪
(45.8年/35.9坪)
26.4万/坪
(27.0年/43.9坪)
8.6万/坪
(43.4年/202坪)
忠海駅24.3万/坪
(24.1年/51.4坪)
14.6万/坪
(48.0年/96.8坪)
11.3万/坪
(48.8年/102坪)
安芸長浜駅---
大乗駅2.8万/坪
(47.4年/49.9坪)
34.4万/坪
(47.0年/57.5坪)
-
竹原駅39.6万/坪
(22.3年/73.6坪)
42.6万/坪
(22.1年/109坪)
30.5万/坪
(32.7年/54.3坪)
吉名駅12.3万/坪
(45.6年/48.4坪)
-6.1万/坪
(50.2年/123坪)
安芸津駅6.3万/坪
(45.1年/68.6坪)
-22.2万/坪
(0.5年/60.5坪)
風早駅5.7万/坪
(54.9年/92.6坪)
7.2万/坪
(47.0年/52.2坪)
40.3万/坪
(13.9年/160坪)
安浦駅24.2万/坪
(34.3年/101坪)
20.6万/坪
(31.6年/55.0坪)
57.8万/坪
(11.2年/66.2坪)
安登駅18.1万/坪
(29.8年/75.6坪)
37.0万/坪
(9.3年/64.0坪)
17.1万/坪
(31.4年/76.5坪)
安芸川尻駅22.5万/坪
(40.1年/119坪)
18.7万/坪
(41.1年/90.1坪)
5.2万/坪
(52.0年/60.3坪)
仁方駅33.6万/坪
(32.0年/90.9坪)
12.7万/坪
(46.4年/79.3坪)
36.0万/坪
(30.7年/89.4坪)
広駅55.4万/坪
(24.9年/50.9坪)
50.4万/坪
(21.0年/50.3坪)
61.1万/坪
(22.5年/61.0坪)
新広駅67.2万/坪
(19.6年/60.5坪)
62.2万/坪
(21.9年/37.1坪)
82.6万/坪
(27.9年/116坪)
安芸阿賀駅59.2万/坪
(21.7年/55.8坪)
63.8万/坪
(26.9年/49.4坪)
47.7万/坪
(24.7年/68.4坪)
呉駅47.3万/坪
(27.7年/63.0坪)
44.9万/坪
(30.2年/68.0坪)
45.9万/坪
(27.5年/63.0坪)
川原石駅64.5万/坪
(20.4年/133坪)
53.1万/坪
(34.4年/51.6坪)
35.5万/坪
(37.8年/63.3坪)
吉浦駅22.7万/坪
(42.5年/51.4坪)
38.0万/坪
(31.2年/39.7坪)
89.9万/坪
(9.0年/44.4坪)
かるが浜駅---
天応駅22.4万/坪
(49.4年/89.5坪)
45.7万/坪
(24.6年/72.6坪)
15.6万/坪
(50.0年/61.0坪)
呉ポートピア駅18.6万/坪
(53.8年/49.9坪)
11.6万/坪
(55.0年/27.2坪)
22.6万/坪
(40.7年/32.5坪)
小屋浦駅62.8万/坪
(1.3年/30.3坪)
--
水尻駅---
坂駅47.8万/坪
(21.0年/48.7坪)
84.7万/坪
(15.7年/62.5坪)
76.8万/坪
(13.9年/54.7坪)
矢野駅45.6万/坪
(23.8年/54.7坪)
54.7万/坪
(25.4年/69.7坪)
64.7万/坪
(17.9年/60.8坪)
海田市駅81.3万/坪
(19.9年/68.7坪)
91.0万/坪
(8.8年/53.9坪)
86.2万/坪
(12.8年/54.0坪)
向洋駅105万/坪
(17.5年/53.4坪)
88.5万/坪
(21.3年/67.0坪)
82.4万/坪
(18.6年/47.2坪)
広島駅92.6万/坪
(28.3年/59.5坪)
100万/坪
(23.0年/50.5坪)
98.3万/坪
(21.3年/53.5坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

仁方駅33.6 万/坪(昨年同期比 +164.9 %)

仁方駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 33.6万円/坪(10.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +164.9%( +20.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(1年前(2021年)に比べて -46.7%( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 32.0年(昨年 46.4年から -31.0 %減)。平均土地面積は 90.9 坪 (昨年 79.3 坪から +14.7 %増)。平均建物面積は 81.3 坪 (昨年 50.2 坪から +61.8 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2021年 46.4 年 → 2022年 32.0 年、-31.0 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 68.9 分 → 2022年 34.5 分、-49.9 %と大きく減少)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 6.7 % → 2022年 25.0 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 6.7 % → 2022年 25.0 %)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 9.1 % → 2022年 12.5 %)

忠海駅24.3 万/坪(昨年同期比 +66.9 %)

忠海駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 24.3万円/坪(7.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +66.9%( +9.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 24.1年(昨年 48.0年から -49.6 %減)。平均土地面積は 51.4 坪 (昨年 96.8 坪から -46.9 %減)。平均建物面積は 29.7 坪 (昨年 61.5 坪から -51.6 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2021年 48.0 年 → 2022年 24.1 年、-49.6 %と大きく減少)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 % → 2022年 50.0 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 9.7 分 → 2022年 16.7 分、+72.4 %と大きく増加)

大乗駅2.8 万/坪(昨年同期比 -91.8 %)

大乗駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.8万円/坪(0.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -91.8%( -31.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 47.4年(昨年 47.0年から +0.8 %増)。平均土地面積は 49.9 坪 (昨年 57.5 坪から -13.2 %減)。平均建物面積は 41.6 坪 (昨年 37.8 坪から +10.0 %増)。

価格上昇要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 % → 2022年 100.0 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 2.0 分 → 2022年 6.0 分、+200.0 %と大きく増加)

天応駅22.4 万/坪(昨年同期比 -51.1 %)

天応駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 22.4万円/坪(6.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -51.1%( -23.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(1年前(2021年)に比べて -25.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 49.4年(昨年 24.6年から +101.0 %増)。平均土地面積は 89.5 坪 (昨年 72.6 坪から +23.3 %増)。平均建物面積は 39.7 坪 (昨年 41.2 坪から -3.7 %減)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2021年 24.6 年 → 2022年 49.4 年、+101.0 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 11.1 分 → 2022年 13.5 分、+21.3 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 12.5 % → 2022年 50.0 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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