物件種別
対象路線
調査期間
中古一戸建て
2019年第2四半期
2019年4月6月

この記事は不動産鑑定士の竹内英二氏、宅地建物取引士の岩野愛弓氏により監修されたものです

記事監修:竹内 英二
【監修者】

不動産鑑定士

竹内 英二 (監修者)

不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...

記事監修:岩野 愛弓
【監修者】

宅地建物取引士・日商簿記2級

岩野 愛弓 (監修者)

注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...

中古一戸建て相場の概況

2019年4月〜6月期のアストラムライン (新白島駅広域公園前駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 96.9万円/坪(29.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +40.8%( +28.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 37 件(1年前(2018年)に比べて +48.0%( +12件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 11.0年(昨年 16.2年から -32.5 %減)。平均土地面積は 50.4 坪 (昨年 81.1 坪から -37.8 %減)。平均建物面積は 37.4 坪 (昨年 42.0 坪から -10.8 %減)。

近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 8 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。長楽寺駅大原駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは西原駅で昨年に比べ +135.3 %、坪単価は 126 万円/坪となった。

上位 2 駅(西原駅安東駅)は +124.5 %(坪単価 +55.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(上安駅高取駅)は +2.2 %(坪単価 +1.6 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2018年 16.2 年 → 2019年 11.0 年、-32.5 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が減少(2018年 21.2 分 → 2019年 17.8 分、-16.4 %と減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 43.5 % → 2019年 58.3 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 30.4 % → 2019年 19.4 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった大塚駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 133万円/坪(40.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +6.1%( +7.7万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 8 件(1年前(2018年)に比べて +166.7%( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった上安駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 48.7万円/坪(14.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +1.9%( +0.9万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 6 件(前年比変わらず)。

アストラムライン(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
アストラムライン現状(2019)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
新白島駅149万/坪
(3.3年/10.6坪)
-175万/坪
(0.25年/13.6坪)
祇園新橋北駅--123万/坪
(0.25年/24.2坪)
西原駅126万/坪
(0.25年/35.5坪)
53.7万/坪
(35.3年/24.2坪)
-
中筋駅-48.5万/坪
(30.3年/51.4坪)
94.8万/坪
(10.8年/123坪)
古市駅104万/坪
(11.3年/33.3坪)
-101万/坪
(0.8年/50.7坪)
大町駅105万/坪
(11.3年/64.3坪)
-61.7万/坪
(49.3年/24.2坪)
毘沙門台駅104万/坪
(0.25年/33.3坪)
87.8万/坪
(5.9年/59.0坪)
39.9万/坪
(35.8年/65.0坪)
安東駅71.6万/坪
(14.9年/47.4坪)
33.5万/坪
(42.3年/28.7坪)
58.6万/坪
(20.3年/53.4坪)
上安駅48.7万/坪
(16.3年/74.1坪)
47.8万/坪
(16.1年/56.0坪)
48.5万/坪
(18.7年/169坪)
高取駅93.6万/坪
(0.25年/43.9坪)
91.3万/坪
(5.3年/36.3坪)
-
長楽寺駅91.0万/坪
(0.8年/36.3坪)
62.8万/坪
(18.3年/49.9坪)
-
伴駅26.9万/坪
(36.3年/46.9坪)
-11.8万/坪
(43.3年/28.7坪)
大原駅70.5万/坪
(19.8年/65.0坪)
52.1万/坪
(16.3年/199坪)
41.8万/坪
(29.3年/55.1坪)
伴中央駅-38.9万/坪
(43.3年/66.6坪)
-
大塚駅133万/坪
(11.6年/53.5坪)
125万/坪
(0.25年/51.4坪)
105万/坪
(9.8年/51.7坪)
広域公園前駅-143万/坪
(0.25年/57.5坪)
-

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

西原駅126.4 万/坪(昨年同期比 +135.3 %)

西原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 126万円/坪(38.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +135.3%( +72.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2018年)に比べて +300.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 0.3年(昨年 35.3年から -99.3 %減)。平均土地面積は 35.5 坪 (昨年 24.2 坪から +46.9 %増)。平均建物面積は 31.4 坪 (昨年 24.2 坪から +29.7 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2018年 35.3 年 → 2019年 0.3 年、-99.3 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 9.0 分 → 2019年 13.5 分、+50.0 %と大きく増加)

安東駅71.6 万/坪(昨年同期比 +113.6 %)

安東駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 71.6万円/坪(21.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +113.6%( +38.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2018年)に比べて +200.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 14.9年(昨年 42.3年から -64.7 %減)。平均土地面積は 47.4 坪 (昨年 28.7 坪から +64.9 %増)。平均建物面積は 32.3 坪 (昨年 21.2 坪から +52.4 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2018年 42.3 年 → 2019年 14.9 年、-64.7 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が減少(2018年 14.0 分 → 2019年 11.7 分、-16.7 %と減少)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 100.0 % → 2019年 33.3 %)

上安駅48.7 万/坪(昨年同期比 +1.9 %)

上安駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 48.7万円/坪(14.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +1.9%( +0.9万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 6 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 16.3年(昨年 16.1年から +1.0 %増)。平均土地面積は 74.1 坪 (昨年 56.0 坪から +32.4 %増)。平均建物面積は 46.9 坪 (昨年 37.1 坪から +26.5 %増)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 24.3 分 → 2019年 17.7 分、-27.4 %と大きく減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2018年 50.0 % → 2019年 40.0 %)

価格下落要因

  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 50.0 % → 2019年 20.0 %)

高取駅93.6 万/坪(昨年同期比 +2.5 %)

高取駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 93.6万円/坪(28.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +2.5%( +2.3万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2018年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 0.3年(昨年 5.3年から -95.2 %減)。平均土地面積は 43.9 坪 (昨年 36.3 坪から +20.8 %増)。平均建物面積は 31.0 坪 (昨年 31.8 坪から -2.4 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2018年 5.3 年 → 2019年 0.3 年、-95.2 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 5.0 分 → 2019年 8.0 分、+60.0 %と大きく増加)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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