JR東北本線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2022年4月〜6月期のJR東北本線 (油島駅盛岡駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 53.7万円/坪(16.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +7.8%( +3.9万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 140 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 25.2年(昨年 22.8年から +10.4 %増)。平均土地面積は 105.6 坪 (昨年 97.0 坪から +8.9 %増)。平均建物面積は 42.4 坪 (昨年 54.4 坪から -22.0 %減)。

近年の取引物件の特徴は、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加、建物面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供が独立した老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 8 駅に対して、値下がりした駅数は 8 駅。ほとんどの駅において下落した。北上駅花巻駅矢幅駅盛岡駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは平泉駅で昨年に比べ +757.1 %、坪単価は 99.2 万円/坪となった。

上位 2 駅(平泉駅紫波中央駅)は +432.6 %(坪単価 +88.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(六原駅水沢駅)は -64.4 %(坪単価 -24.2 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 34.1 % → 2022年 30.3 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2021年 22.8 年 → 2022年 25.2 年、+10.4 %と増加)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 30.2 % → 2022年 23.8 %)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 24.0 % → 2022年 27.0 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった紫波中央駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 174万円/坪(52.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +108.1%( +90.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2021年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった六原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.8万円/坪(3.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -74.6%( -28.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2021年)に比べて -75.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。

JR東北本線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
JR東北本線現状(2022)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
油島駅--28.7万/坪
(12.3年/84.7坪)
花泉駅-30.3万/坪
(32.3年/154坪)
-
清水原駅-29.5万/坪
(18.3年/78.7坪)
13.0万/坪
(51.3年/278坪)
一ノ関駅45.0万/坪
(13.7年/159坪)
38.2万/坪
(25.0年/80.9坪)
39.0万/坪
(22.1年/102坪)
山ノ目駅---
平泉駅99.2万/坪
(0.25年/45.4坪)
11.6万/坪
(21.3年/60.5坪)
-
前沢駅45.0万/坪
(26.3年/103坪)
-21.0万/坪
(11.8年/560坪)
陸中折居駅12.3万/坪
(0年/484坪)
--
水沢駅16.7万/坪
(41.6年/140坪)
36.4万/坪
(22.6年/127坪)
38.3万/坪
(24.6年/124坪)
金ケ崎駅35.0万/坪
(36.8年/196坪)
48.5万/坪
(23.8年/78.7坪)
4.4万/坪
(53.3年/87.7坪)
六原駅9.8万/坪
(25.3年/200坪)
38.5万/坪
(31.3年/139坪)
-
北上駅59.3万/坪
(17.2年/106坪)
42.2万/坪
(19.0年/90.9坪)
42.6万/坪
(20.7年/84.1坪)
村崎野駅54.8万/坪
(15.4年/156坪)
68.6万/坪
(16.3年/77.6坪)
54.2万/坪
(14.5年/64.7坪)
花巻駅48.6万/坪
(18.3年/99.6坪)
39.7万/坪
(21.6年/98.1坪)
39.3万/坪
(26.0年/70.3坪)
花巻空港駅36.8万/坪
(33.3年/112坪)
71.2万/坪
(0.25年/112坪)
-
石鳥谷駅---
日詰駅80.9万/坪
(1.6年/64.5坪)
40.3万/坪
(14.0年/168坪)
61.8万/坪
(4.0年/79.4坪)
紫波中央駅174万/坪
(0年/269坪)
83.4万/坪
(-0.08年/67.6坪)
83.3万/坪
(0.8年/62.0坪)
古館駅54.8万/坪
(34.6年/72.6坪)
115万/坪
(1.3年/67.6坪)
59.5万/坪
(1.3年/63.5坪)
矢幅駅66.6万/坪
(17.6年/93.0坪)
47.2万/坪
(21.4年/85.4坪)
80.1万/坪
(11.7年/102坪)
岩手飯岡駅57.5万/坪
(23.3年/57.2坪)
75.4万/坪
(21.7年/77.8坪)
75.6万/坪
(11.3年/64.7坪)
仙北町駅74.2万/坪
(19.5年/68.1坪)
93.2万/坪
(10.1年/62.2坪)
53.6万/坪
(23.3年/131坪)
盛岡駅61.9万/坪
(29.7年/85.5坪)
49.0万/坪
(32.2年/93.4坪)
53.1万/坪
(29.7年/97.1坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

平泉駅99.2 万/坪(昨年同期比 +757.1 %)

平泉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 99.2万円/坪(30.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +757.1%( +87.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 0.3年(昨年 21.3年から -98.8 %減)。平均土地面積は 45.4 坪 (昨年 60.5 坪から -25.0 %減)。平均建物面積は 27.2 坪 (昨年 60.5 坪から -55.0 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2021年 21.3 年 → 2022年 0.3 年、-98.8 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 2.0 分 → 2022年 8.0 分、+300.0 %と大きく増加)

紫波中央駅173.6 万/坪(昨年同期比 +108.1 %)

紫波中央駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 174万円/坪(52.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +108.1%( +90.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2021年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均土地面積は 269.2 坪 (昨年 67.6 坪から +298.5 %増)。平均建物面積は 12.1 坪 (昨年 41.3 坪から -70.7 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2021年 13.7 分 → 2022年 12.0 分、-12.2 %と減少)

六原駅9.8 万/坪(昨年同期比 -74.6 %)

六原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.8万円/坪(3.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -74.6%( -28.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2021年)に比べて -75.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 25.3年(昨年 31.3年から -19.2 %減)。平均土地面積は 199.7 坪 (昨年 138.8 坪から +43.9 %増)。平均建物面積は 60.5 坪 (昨年 41.8 坪から +44.6 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が減少(2021年 31.3 年 → 2022年 25.3 年、-19.2 %と減少)
  • 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 25.2 分 → 2022年 20.0 分、-20.8 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 33.3 % → 2022年 100.0 %)

水沢駅16.7 万/坪(昨年同期比 -54.2 %)

水沢駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.7万円/坪(5.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -54.2%( -19.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 18 件(1年前(2021年)に比べて +5.9%( +1件/坪)と堅調に推移しています。)。

平均築年数は 41.6年(昨年 22.6年から +84.3 %増)。平均土地面積は 140.1 坪 (昨年 126.5 坪から +10.7 %増)。平均建物面積は 61.4 坪 (昨年 71.0 坪から -13.5 %減)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2021年 47.1 % → 2022年 43.8 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2021年 22.6 年 → 2022年 41.6 年、+84.3 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 17.6 % → 2022年 50.0 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 29.4 % → 2022年 6.2 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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