JR東北本線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2020年1月〜3月期のJR東北本線 (油島駅盛岡駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 56.4万円/坪(17.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +11.4%( +5.8万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 154 件(1年前(2019年)に比べて -6.1%( -10件/坪)と弱含みに推移しています。)。

平均築年数は 20.2年(昨年 22.0年から -8.3 %減)。平均土地面積は 111.9 坪 (昨年 102.8 坪から +8.8 %増)。平均建物面積は 49.5 坪 (昨年 44.8 坪から +10.4 %増)。

近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少。

値上がりした駅数は 10 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。一ノ関駅北上駅村崎野駅日詰駅紫波中央駅仙北町駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは金ケ崎駅で昨年に比べ +681.8 %、坪単価は 66.1 万円/坪となった。

上位 2 駅(金ケ崎駅石鳥谷駅)は +661.0 %(坪単価 +41.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(花巻空港駅古館駅)は -56.3 %(坪単価 -35.1 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 32.5 % → 2020年 39.0 %)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 25.8 % → 2020年 18.5 %)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2019年 29.1 % → 2020年 32.9 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 2.4 % → 2020年 1.3 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった仙北町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 96.1万円/坪(29.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +29.2%( +21.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(1年前(2019年)に比べて -30.8%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった花巻空港駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 14.5万円/坪(4.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -68.8%( -32.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2019年)に比べて -33.3%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

JR東北本線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
JR東北本線現状(2020)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
油島駅--6.1万/坪
(45.0年/290坪)
花泉駅3.3万/坪
(39.0年/151坪)
-17.2万/坪
(40.0年/130坪)
清水原駅---
一ノ関駅56.5万/坪
(16.5年/126坪)
44.7万/坪
(22.7年/91.1坪)
51.8万/坪
(17.5年/113坪)
山ノ目駅69.4万/坪
(0年/42.4坪)
--
平泉駅-37.8万/坪
(45.0年/303坪)
-
前沢駅-10.2万/坪
(33.5年/281坪)
19.5万/坪
(29.0年/108坪)
陸中折居駅--9.3万/坪
(29.5年/121坪)
水沢駅39.7万/坪
(26.5年/119坪)
36.5万/坪
(25.5年/106坪)
32.7万/坪
(26.4年/124坪)
金ケ崎駅66.1万/坪
(1.0年/78.7坪)
8.5万/坪
(51.0年/249坪)
-
六原駅24.2万/坪
(7.0年/48.4坪)
35.6万/坪
(17.0年/333坪)
-
北上駅63.6万/坪
(20.5年/107坪)
47.9万/坪
(26.4年/139坪)
29.5万/坪
(25.0年/98.7坪)
村崎野駅88.5万/坪
(5.3年/86.6坪)
55.9万/坪
(13.4年/66.1坪)
57.1万/坪
(1.0年/49.9坪)
花巻駅42.7万/坪
(20.5年/167坪)
47.9万/坪
(16.0年/72.3坪)
44.2万/坪
(24.1年/135坪)
花巻空港駅14.5万/坪
(43.5年/185坪)
46.6万/坪
(14.0年/69.6坪)
25.9万/坪
(32.0年/334坪)
石鳥谷駅29.3万/坪
(0年/103坪)
4.0万/坪
(44.5年/333坪)
57.9万/坪
(9.8年/81.1坪)
日詰駅92.7万/坪
(0.8年/96.5坪)
60.2万/坪
(10.7年/72.0坪)
84.1万/坪
(0年/59.0坪)
紫波中央駅73.1万/坪
(12.3年/62.0坪)
55.5万/坪
(20.7年/116坪)
55.6万/坪
(7.5年/216坪)
古館駅49.0万/坪
(14.5年/121坪)
87.2万/坪
(0年/63.5坪)
44.2万/坪
(18.0年/65.9坪)
矢幅駅38.9万/坪
(33.4年/63.3坪)
43.3万/坪
(26.0年/87.4坪)
61.5万/坪
(14.8年/61.8坪)
岩手飯岡駅55.4万/坪
(20.1年/137坪)
52.0万/坪
(25.3年/114坪)
55.1万/坪
(20.7年/89.8坪)
仙北町駅96.1万/坪
(7.0年/63.1坪)
74.4万/坪
(9.1年/65.5坪)
69.7万/坪
(14.3年/55.5坪)
盛岡駅60.9万/坪
(24.5年/97.8坪)
61.5万/坪
(22.4年/82.6坪)
50.5万/坪
(26.5年/116坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

金ケ崎駅66.1 万/坪(昨年同期比 +681.8 %)

金ケ崎駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 66.1万円/坪(20.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +681.8%( +57.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2019年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 1.0年(昨年 51.0年から -98.0 %減)。平均土地面積は 78.7 坪 (昨年 249.1 坪から -68.4 %減)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 38.3 坪から -17.1 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2019年 51.0 年 → 2020年 1.0 年、-98.0 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 25.0 分 → 2020年 14.0 分、-44.0 %と大きく減少)

石鳥谷駅29.3 万/坪(昨年同期比 +640.3 %)

石鳥谷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 29.3万円/坪(8.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +640.3%( +25.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2019年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均土地面積は 102.9 坪 (昨年 332.8 坪から -69.1 %減)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 84.7 坪から -62.5 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 30.0 分 → 2020年 14.0 分、-53.3 %と大きく減少)

花巻空港駅14.5 万/坪(昨年同期比 -68.8 %)

花巻空港駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 14.5万円/坪(4.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -68.8%( -32.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2019年)に比べて -33.3%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 43.5年(昨年 14.0年から +210.7 %増)。平均土地面積は 184.5 坪 (昨年 69.6 坪から +165.2 %増)。平均建物面積は 43.9 坪 (昨年 29.5 坪から +48.7 %増)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 % → 2020年 50.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2019年 14.0 年 → 2020年 43.5 年、+210.7 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 23.3 分 → 2020年 60.0 分、+157.1 %と大きく増加)

古館駅49.0 万/坪(昨年同期比 -43.7 %)

古館駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 49.0万円/坪(14.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -43.7%( -38.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2019年)に比べて +300.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均土地面積は 120.6 坪 (昨年 63.5 坪から +89.9 %増)。平均建物面積は 40.5 坪 (昨年 33.3 坪から +21.6 %増)。

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が増加(2019年 12.0 分 → 2020年 14.2 分、+18.8 %と増加)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 % → 2020年 50.0 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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