JR東北本線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2019年10月〜12月期のJR東北本線 (油島駅盛岡駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 44.6万円/坪(13.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +4.0%( +1.7万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 163 件(1年前(2018年)に比べて +2.5%( +4件/坪)と僅かに増加しています。)。

平均築年数は 25.4年(昨年 25.0年から +1.6 %増)。平均土地面積は 98.6 坪 (昨年 105.6 坪から -6.6 %減)。平均建物面積は 55.8 坪 (昨年 45.1 坪から +23.8 %増)。

近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が小幅減少。

値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 10 駅。ほとんどの駅において下落した。水沢駅北上駅村崎野駅花巻空港駅日詰駅盛岡駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは村崎野駅で昨年に比べ +87.7 %、坪単価は 64.0 万円/坪となった。

上位 2 駅(村崎野駅北上駅)は +84.8 %(坪単価 +25.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(六原駅陸中折居駅)は -85.7 %(坪単価 -31.4 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2018年 33.5 分 → 2019年 29.8 分、-11.2 %と減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2018年 33.3 % → 2019年 28.2 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 1.3 % → 2019年 1.8 %)

価格下落要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2018年 27.5 % → 2019年 32.2 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2018年 19.6 % → 2019年 18.1 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった仙北町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 76.2万円/坪(23.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -7.0%( -5.8万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 14 件(1年前(2018年)に比べて +27.3%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった六原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.5万円/坪(1.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -87.0%( -23.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。

JR東北本線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
JR東北本線現状(2019)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
油島駅---
花泉駅-16.5万/坪
(47.8年/99.8坪)
9.9万/坪
(46.1年/277坪)
清水原駅---
一ノ関駅44.2万/坪
(21.6年/61.9坪)
45.7万/坪
(25.8年/116坪)
36.2万/坪
(21.8年/126坪)
山ノ目駅-46.8万/坪
(0年/221坪)
-
平泉駅--81.5万/坪
(46.8年/245坪)
前沢駅-19.6万/坪
(45.8年/393坪)
58.3万/坪
(17.8年/109坪)
陸中折居駅7.3万/坪
(50.8年/254坪)
46.7万/坪
(23.1年/106坪)
水沢駅48.4万/坪
(17.0年/113坪)
34.5万/坪
(27.7年/120坪)
18.5万/坪
(29.9年/128坪)
金ケ崎駅11.5万/坪
(34.1年/234坪)
19.2万/坪
(44.5年/87.2坪)
13.1万/坪
(31.8年/227坪)
六原駅3.5万/坪
(51.3年/425坪)
26.8万/坪
(27.8年/259坪)
9.4万/坪
(26.8年/454坪)
北上駅48.6万/坪
(17.0年/63.3坪)
26.7万/坪
(28.5年/168坪)
49.4万/坪
(19.9年/99.1坪)
村崎野駅64.0万/坪
(22.8年/96.8坪)
34.1万/坪
(29.9年/97.6坪)
38.7万/坪
(18.0年/112坪)
花巻駅21.0万/坪
(33.6年/98.7坪)
34.9万/坪
(23.0年/102坪)
35.2万/坪
(24.5年/151坪)
花巻空港駅15.6万/坪
(32.8年/152坪)
10.7万/坪
(51.8年/60.5坪)
20.7万/坪
(25.3年/109坪)
石鳥谷駅8.4万/坪
(49.5年/118坪)
44.6万/坪
(14.3年/325坪)
31.6万/坪
(23.8年/59.0坪)
日詰駅61.5万/坪
(6.8年/62.5坪)
49.3万/坪
(16.2年/125坪)
-
紫波中央駅63.0万/坪
(0.8年/66.6坪)
66.1万/坪
(-0.25年/60.5坪)
35.9万/坪
(27.8年/109坪)
古館駅27.8万/坪
(33.4年/69.1坪)
-50.9万/坪
(24.1年/56.5坪)
矢幅駅50.8万/坪
(30.1年/73.6坪)
68.5万/坪
(14.2年/67.4坪)
72.8万/坪
(10.8年/72.6坪)
岩手飯岡駅43.7万/坪
(34.5年/123坪)
49.1万/坪
(25.4年/92.0坪)
50.8万/坪
(23.4年/80.3坪)
仙北町駅76.2万/坪
(15.3年/78.7坪)
82.0万/坪
(6.7年/95.0坪)
46.3万/坪
(20.4年/72.1坪)
盛岡駅50.8万/坪
(29.6年/78.2坪)
42.1万/坪
(30.5年/67.1坪)
42.4万/坪
(30.3年/95.9坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

村崎野駅64.0 万/坪(昨年同期比 +87.7 %)

村崎野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 64.0万円/坪(19.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +87.7%( +29.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2018年)に比べて -66.7%( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 22.8年(昨年 29.9年から -23.9 %減)。平均土地面積は 96.8 坪 (昨年 97.6 坪から -0.8 %減)。平均建物面積は 101.0 坪 (昨年 37.7 坪から +168.1 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2018年 29.9 年 → 2019年 22.8 年、-23.9 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が減少(2018年 25.9 分 → 2019年 22.5 分、-13.2 %と減少)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 37.5 % → 2019年 25.0 %)

北上駅48.6 万/坪(昨年同期比 +81.9 %)

北上駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 48.6万円/坪(14.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +81.9%( +21.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 15 件(1年前(2018年)に比べて +66.7%( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 17.0年(昨年 28.5年から -40.3 %減)。平均土地面積は 63.3 坪 (昨年 167.7 坪から -62.2 %減)。平均建物面積は 33.2 坪 (昨年 45.7 坪から -27.4 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2018年 28.5 年 → 2019年 17.0 年、-40.3 %と大きく減少)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 37.5 % → 2019年 26.7 %)

六原駅3.5 万/坪(昨年同期比 -87.0 %)

六原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.5万円/坪(1.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -87.0%( -23.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 51.3年(昨年 27.8年から +84.7 %増)。平均土地面積は 425.0 坪 (昨年 258.6 坪から +64.3 %増)。平均建物面積は 210.2 坪 (昨年 66.6 坪から +215.9 %増)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2018年 27.8 年 → 2019年 51.3 年、+84.7 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 50.0 % → 2019年 100.0 %)

陸中折居駅7.3 万/坪(昨年同期比 -84.4 %)

陸中折居駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.3万円/坪(2.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -84.4%( -39.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2018年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 50.8年(昨年 23.1年から +119.8 %増)。平均土地面積は 254.1 坪 (昨年 105.9 坪から +140.0 %増)。平均建物面積は 60.5 坪 (昨年 58.5 坪から +3.4 %増)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2018年 23.1 年 → 2019年 50.8 年、+119.8 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 26.3 分 → 2019年 90.0 分、+241.8 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 33.3 % → 2019年 100.0 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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