【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2019年7月〜9月期のJR赤穂線 (寒河駅~東岡山駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 31.5万円/坪(9.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -36.3%( -17.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 26 件(1年前(2018年)に比べて -27.8%( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 32.2年(昨年 30.5年から +5.7 %増)。平均土地面積は 85.3 坪 (昨年 87.2 坪から -2.1 %減)。平均建物面積は 32.5 坪 (昨年 37.2 坪から -12.7 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。寒河駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは寒河駅で昨年に比べ +23.1 %、坪単価は 30.5 万円/坪となった。
上位 2 駅(寒河駅、長船駅)は +5.6 %(坪単価 +0.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(東岡山駅、大多羅駅)は -51.7 %(坪単価 -32.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2018年 30.1 分 → 2019年 25.2 分、-16.3 %と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 45.7 % → 2019年 36.4 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 25.7 % → 2019年 40.9 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 25.7 % → 2019年 9.1 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった西大寺駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 46.8万円/坪(14.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -20.0%( -11.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(1年前(2018年)に比べて +16.7%( +1件/坪)と好調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった邑久駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 20.5万円/坪(6.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -27.7%( -7.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2018年)に比べて -71.4%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
JR赤穂線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
寒河駅 | 30.5万/坪 (12.5年/72.6坪) | 24.8万/坪 (53.0年/72.6坪) | 12.2万/坪 (51.5年/84.7坪) |
日生駅 | - | 19.6万/坪 (41.0年/77.1坪) | - |
伊里駅 | 12.7万/坪 (45.2年/87.7坪) | - | 2.5万/坪 (46.5年/153坪) |
備前片上駅 | - | - | - |
西片上駅 | 15.3万/坪 (0年/78.7坪) | - | - |
伊部駅 | - | 22.6万/坪 (50.5年/81.7坪) | 42.1万/坪 (16.5年/88.5坪) |
香登駅 | - | 57.5万/坪 (41.5年/363坪) | - |
長船駅 | 33.4万/坪 (21.2年/118坪) | 37.9万/坪 (31.5年/160坪) | 47.9万/坪 (11.5年/79.8坪) |
邑久駅 | 20.5万/坪 (41.0年/71.1坪) | 28.3万/坪 (34.5年/102坪) | 52.9万/坪 (20.0年/135坪) |
大富駅 | - | - | |
西大寺駅 | 46.8万/坪 (20.7年/73.0坪) | 58.5万/坪 (26.5年/74.1坪) | 32.4万/坪 (35.4年/76.7坪) |
大多羅駅 | 34.8万/坪 (47.9年/74.1坪) | 62.1万/坪 (22.0年/59.7坪) | 90.9万/坪 (13.2年/58.7坪) |
東岡山駅 | 25.5万/坪 (31.0年/86.2坪) | 62.8万/坪 (24.4年/61.7坪) | 53.5万/坪 (17.5年/57.5坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
寒河駅 30.5 万/坪(昨年同期比 +23.1 %)
寒河駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 30.5万円/坪(9.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +23.1%( +5.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2018年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 12.5年(昨年 53.0年から -76.4 %減)。平均土地面積は 72.6 坪 (昨年 72.6 坪から +0.0 %減)。平均建物面積は 39.3 坪 (昨年 24.2 坪から +62.5 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 53.0 年 → 2019年 12.5 年、-76.4 %と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 16.0 分 → 2019年 23.0 分、+43.8 %と大きく増加)
長船駅 33.4 万/坪(昨年同期比 -11.8 %)
長船駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 33.4万円/坪(10.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -11.8%( -4.5万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 3 件(1年前(2018年)に比べて +50.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 21.2年(昨年 31.5年から -32.8 %減)。平均土地面積は 118.0 坪 (昨年 160.3 坪から -26.4 %減)。平均建物面積は 37.8 坪 (昨年 59.0 坪から -35.9 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 31.5 年 → 2019年 21.2 年、-32.8 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 100.0 % → 2019年 66.7 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2018年 21.5 分 → 2019年 24.7 分、+14.7 %と増加)
東岡山駅 25.5 万/坪(昨年同期比 -59.5 %)
東岡山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 25.5万円/坪(7.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -59.5%( -37.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2018年)に比べて -81.8%( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 31.0年(昨年 24.4年から +27.0 %増)。平均土地面積は 86.2 坪 (昨年 61.7 坪から +39.6 %増)。平均建物面積は 34.0 坪 (昨年 34.2 坪から -0.6 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 24.4 年 → 2019年 31.0 年、+27.0 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 18.7 分 → 2019年 24.5 分、+30.8 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 18.2 % → 2019年 100.0 %)
大多羅駅 34.8 万/坪(昨年同期比 -44.0 %)
大多羅駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 34.8万円/坪(10.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -44.0%( -27.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2018年)に比べて +25.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 47.9年(昨年 22.0年から +117.4 %増)。平均土地面積は 74.1 坪 (昨年 59.7 坪から +24.1 %増)。平均建物面積は 26.2 坪 (昨年 29.9 坪から -12.2 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 22.0 年 → 2019年 47.9 年、+117.4 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 25.0 % → 2019年 100.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示