JR本四備讃線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2020年1月〜12月期のJR本四備讃線 (茶屋町駅児島駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 58.2万円/坪(17.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +16.2%( +8.1万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 83 件(1年前(2019年)に比べて +23.9%( +16件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 18.7年(昨年 21.7年から -13.5 %減)。平均土地面積は 68.1 坪 (昨年 61.6 坪から +10.6 %増)。平均建物面積は 38.8 坪 (昨年 37.5 坪から +3.5 %増)。

近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少。

値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。上昇基調の駅が大きく上回った。茶屋町駅上の町駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは植松駅で昨年に比べ +365.0 %、坪単価は 57.6 万円/坪となった。

上位 1 駅(植松駅)は +365.0 %(坪単価 +45.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(木見駅)は -23.0 %(坪単価 -12.1 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 平均築年数が減少(2019年 21.7 年 → 2020年 18.7 年、-13.5 %と減少)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 27.1 % → 2020年 18.4 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2019年 35.6 % → 2020年 36.8 %)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2019年 25.4 % → 2020年 30.3 %)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2019年 1.5 % → 2020年 1.2 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった茶屋町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 93.9万円/坪(28.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +42.8%( +28.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 19 件(1年前(2019年)に比べて -17.4%( -4件/坪)と不調に推移しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった木見駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 40.6万円/坪(12.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -23.0%( -12.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 9 件(1年前(2019年)に比べて +125.0%( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。

JR本四備讃線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
JR本四備讃線現状(2020)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
茶屋町駅93.9万/坪
(15.8年/76.4坪)
65.7万/坪
(21.0年/59.2坪)
57.6万/坪
(22.2年/77.8坪)
植松駅57.6万/坪
(14.7年/52.6坪)
12.4万/坪
(45.0年/49.9坪)
77.9万/坪
(-0.25年/47.9坪)
木見駅40.6万/坪
(25.2年/57.5坪)
52.7万/坪
(7.2年/50.7坪)
41.3万/坪
(15.8年/63.3坪)
上の町駅51.9万/坪
(16.5年/61.8坪)
38.9万/坪
(29.7年/58.1坪)
47.3万/坪
(25.9年/68.5坪)
児島駅41.6万/坪
(22.7年/78.5坪)
40.3万/坪
(21.4年/67.5坪)
30.0万/坪
(35.3年/93.4坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

植松駅57.6 万/坪(昨年同期比 +365.0 %)

植松駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 57.6万円/坪(17.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +365.0%( +45.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(1年前(2019年)に比べて +200.0%( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 14.7年(昨年 45.0年から -67.4 %減)。平均土地面積は 52.6 坪 (昨年 49.9 坪から +5.4 %増)。平均建物面積は 30.4 坪 (昨年 24.2 坪から +25.8 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2019年 45.0 年 → 2020年 14.7 年、-67.4 %と大きく減少)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 % → 2020年 12.5 %)

木見駅40.6 万/坪(昨年同期比 -23.0 %)

木見駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 40.6万円/坪(12.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -23.0%( -12.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 9 件(1年前(2019年)に比べて +125.0%( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 25.2年(昨年 7.2年から +250.5 %増)。平均土地面積は 57.5 坪 (昨年 50.7 坪から +13.4 %増)。平均建物面積は 34.0 坪 (昨年 32.1 坪から +5.9 %増)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2019年 7.2 年 → 2020年 25.2 年、+250.5 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が増加(2019年 19.8 分 → 2020年 22.8 分、+15.3 %と増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 25.0 % → 2020年 55.6 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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