JR山陽本線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2022年7月〜9月期のJR山陽本線 (三石駅笠岡駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 70.3万円/坪(21.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -4.6%( -3.4万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 154 件(1年前(2021年)に比べて -10.5%( -18件/坪)と不調に推移しています。)。

平均築年数は 22.1年(昨年 20.5年から +7.9 %増)。平均土地面積は 80.3 坪 (昨年 78.5 坪から +2.2 %増)。平均建物面積は 48.9 坪 (昨年 46.3 坪から +5.7 %増)。

近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 9 駅に対して、値下がりした駅数は 8 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。万富駅中庄駅倉敷駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは上道駅で昨年に比べ +217.7 %、坪単価は 35.9 万円/坪となった。

上位 2 駅(上道駅笠岡駅)は +183.6 %(坪単価 +23.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(東岡山駅庭瀬駅)は -45.4 %(坪単価 -38.4 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 0.6 % → 2022年 1.9 %)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2021年 25.8 % → 2022年 23.9 %)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 19.9 % → 2022年 29.0 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2021年 31.8 % → 2022年 30.4 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった北長瀬駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 112万円/坪(33.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -9.1%( -11.2万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 8 件(1年前(2021年)に比べて +166.7%( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった鴨方駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 17.4万円/坪(5.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -22.4%( -5.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(1年前(2021年)に比べて +250.0%( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。

JR山陽本線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
JR山陽本線現状(2022)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
三石駅4.1万/坪
(41.5年/236坪)
--
吉永駅9.0万/坪
(52.5年/118坪)
-23.9万/坪
(26.5年/96.8坪)
和気駅13.6万/坪
(51.5年/215坪)
-8.5万/坪
(39.5年/343坪)
熊山駅--12.0万/坪
(35.5年/242坪)
万富駅69.8万/坪
(15.5年/95.3坪)
50.8万/坪
(12.0年/209坪)
15.3万/坪
(30.5年/95.3坪)
瀬戸駅43.5万/坪
(18.5年/92.6坪)
42.9万/坪
(27.7年/84.3坪)
47.5万/坪
(26.3年/84.3坪)
上道駅35.9万/坪
(39.2年/91.8坪)
11.3万/坪
(53.5年/60.5坪)
57.4万/坪
(15.3年/83.8坪)
東岡山駅39.1万/坪
(45.5年/58.2坪)
85.0万/坪
(9.3年/62.8坪)
57.5万/坪
(25.0年/51.4坪)
高島駅87.2万/坪
(19.4年/59.7坪)
129万/坪
(5.4年/60.4坪)
78.1万/坪
(22.4年/86.9坪)
西川原駅53.7万/坪
(43.5年/52.9坪)
64.8万/坪
(16.5年/393坪)
-
岡山駅74.9万/坪
(22.7年/83.8坪)
67.8万/坪
(23.8年/61.1坪)
64.0万/坪
(31.9年/90.5坪)
北長瀬駅112万/坪
(10.9年/50.7坪)
123万/坪
(11.8年/123坪)
96.9万/坪
(13.4年/73.5坪)
庭瀬駅53.0万/坪
(27.5年/144坪)
83.9万/坪
(15.5年/81.7坪)
89.1万/坪
(17.1年/99.6坪)
中庄駅97.4万/坪
(14.9年/88.3坪)
70.2万/坪
(24.1年/73.5坪)
83.4万/坪
(15.4年/58.8坪)
倉敷駅91.9万/坪
(18.6年/59.3坪)
76.1万/坪
(21.4年/89.2坪)
88.3万/坪
(24.2年/69.0坪)
西阿知駅95.3万/坪
(11.0年/64.5坪)
87.6万/坪
(4.7年/54.1坪)
76.7万/坪
(7.4年/77.9坪)
新倉敷駅62.5万/坪
(22.9年/99.7坪)
63.2万/坪
(12.1年/53.9坪)
52.9万/坪
(18.7年/68.4坪)
金光駅49.6万/坪
(27.8年/67.3坪)
51.5万/坪
(22.0年/114坪)
64.6万/坪
(8.8年/57.0坪)
鴨方駅17.4万/坪
(26.0年/75.6坪)
22.5万/坪
(49.0年/312坪)
70.0万/坪
(0.5年/81.7坪)
里庄駅38.1万/坪
(19.5年/57.5坪)
35.3万/坪
(43.0年/56.0坪)
37.0万/坪
(35.5年/87.2坪)
笠岡駅37.0万/坪
(25.3年/64.5坪)
14.8万/坪
(35.5年/104坪)
25.5万/坪
(29.0年/65.5坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

上道駅35.9 万/坪(昨年同期比 +217.7 %)

上道駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 35.9万円/坪(10.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +217.7%( +24.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 39.2年(昨年 53.5年から -26.8 %減)。平均土地面積は 91.8 坪 (昨年 60.5 坪から +51.7 %増)。平均建物面積は 40.3 坪 (昨年 25.0 坪から +61.6 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2021年 53.5 年 → 2022年 39.2 年、-26.8 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が減少(2021年 20.7 分 → 2022年 17.0 分、-17.7 %と減少)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 % → 2022年 33.3 %)

笠岡駅37.0 万/坪(昨年同期比 +149.5 %)

笠岡駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 37.0万円/坪(11.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +149.5%( +22.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2021年)に比べて +100.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 25.3年(昨年 35.5年から -28.7 %減)。平均土地面積は 64.5 坪 (昨年 104.4 坪から -38.2 %減)。平均建物面積は 40.3 坪 (昨年 34.8 坪から +15.9 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2021年 35.5 年 → 2022年 25.3 年、-28.7 %と大きく減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 % → 2022年 40.0 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 23.0 分 → 2022年 38.0 分、+65.2 %と大きく増加)

東岡山駅39.1 万/坪(昨年同期比 -54.0 %)

東岡山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 39.1万円/坪(11.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -54.0%( -45.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて -75.0%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 45.5年(昨年 9.3年から +391.7 %増)。平均土地面積は 58.2 坪 (昨年 62.8 坪から -7.2 %減)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 32.5 坪から -2.3 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 20.0 分 → 2022年 8.5 分、-57.5 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2021年 9.3 年 → 2022年 45.5 年、+391.7 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 12.5 % → 2022年 50.0 %)

庭瀬駅53.0 万/坪(昨年同期比 -36.9 %)

庭瀬駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 53.0万円/坪(16.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -36.9%( -30.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2021年)に比べて +100.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 27.5年(昨年 15.5年から +77.4 %増)。平均土地面積は 144.2 坪 (昨年 81.7 坪から +76.5 %増)。平均建物面積は 181.5 坪 (昨年 57.5 坪から +215.8 %増)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 % → 2022年 33.3 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2021年 15.5 年 → 2022年 27.5 年、+77.4 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 10.5 分 → 2022年 16.0 分、+52.4 %と大きく増加)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 % → 2022年 33.3 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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