JR山陽本線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2021年1月〜3月期のJR山陽本線 (三石駅笠岡駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 73.8万円/坪(22.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +19.1%( +11.8万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 192 件(1年前(2020年)に比べて -9.0%( -19件/坪)と弱含みに推移しています。)。

平均築年数は 22.8年(昨年 23.3年から -2.3 %減)。平均土地面積は 79.2 坪 (昨年 68.3 坪から +16.0 %増)。平均建物面積は 50.9 坪 (昨年 49.3 坪から +3.3 %増)。

近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が増加、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 9 駅に対して、値下がりした駅数は 8 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。岡山駅中庄駅新倉敷駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは西川原駅で昨年に比べ +163.0 %、坪単価は 99.2 万円/坪となった。

上位 2 駅(西川原駅瀬戸駅)は +138.4 %(坪単価 +50.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(笠岡駅上道駅)は -35.7 %(坪単価 -21.9 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 1.9 % → 2021年 4.2 %)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 28.9 % → 2021年 25.8 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった西川原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 99.2万円/坪(30.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +163.0%( +61.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。

鉄道路線中、最低値の駅となった和気駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.3万円/坪(3.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +18.6%( +1.6万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 6 件(1年前(2020年)に比べて +50.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。

JR山陽本線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
JR山陽本線現状(2021)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
三石駅---
吉永駅---
和気駅10.3万/坪
(44.4年/154坪)
8.6万/坪
(32.0年/154坪)
18.3万/坪
(26.0年/106坪)
熊山駅-14.7万/坪
(42.0年/142坪)
11.6万/坪
(59.0年/87.7坪)
万富駅52.4万/坪
(34.0年/106坪)
25.6万/坪
(32.0年/57.0坪)
30.5万/坪
(27.8年/76.4坪)
瀬戸駅73.6万/坪
(16.8年/72.0坪)
34.4万/坪
(26.0年/98.0坪)
42.7万/坪
(26.6年/70.7坪)
上道駅42.3万/坪
(30.0年/55.0坪)
61.5万/坪
(20.0年/52.6坪)
31.7万/坪
(28.0年/151坪)
東岡山駅66.8万/坪
(14.0年/64.7坪)
64.1万/坪
(23.7年/64.1坪)
53.3万/坪
(11.3年/83.6坪)
高島駅91.9万/坪
(12.0年/82.6坪)
87.1万/坪
(14.6年/54.3坪)
79.1万/坪
(22.9年/52.9坪)
西川原駅99.2万/坪
(18.5年/39.3坪)
37.7万/坪
(27.5年/41.6坪)
58.8万/坪
(20.0年/45.4坪)
岡山駅96.7万/坪
(24.2年/64.9坪)
59.6万/坪
(28.7年/54.6坪)
74.6万/坪
(25.7年/83.7坪)
北長瀬駅80.5万/坪
(29.2年/103坪)
110万/坪
(10.4年/51.6坪)
84.5万/坪
(19.0年/73.9坪)
庭瀬駅63.6万/坪
(13.8年/101坪)
74.0万/坪
(20.2年/71.8坪)
84.0万/坪
(20.0年/125坪)
中庄駅60.2万/坪
(23.7年/79.4坪)
48.6万/坪
(25.5年/87.1坪)
89.7万/坪
(13.2年/78.4坪)
倉敷駅94.3万/坪
(20.3年/99.7坪)
99.3万/坪
(11.6年/58.1坪)
72.9万/坪
(21.8年/86.4坪)
西阿知駅70.6万/坪
(16.2年/58.1坪)
88.4万/坪
(1.8年/56.6坪)
106万/坪
(0.8年/50.3坪)
新倉敷駅65.4万/坪
(9.6年/47.9坪)
50.2万/坪
(26.2年/99.0坪)
64.4万/坪
(13.8年/56.9坪)
金光駅25.1万/坪
(48.0年/113坪)
25.5万/坪
(43.0年/70.5坪)
5.3万/坪
(52.7年/57.5坪)
鴨方駅17.7万/坪
(40.2年/111坪)
19.8万/坪
(57.0年/56.5坪)
16.8万/坪
(34.7年/165坪)
里庄駅-40.2万/坪
(35.5年/115坪)
107万/坪
(64.0年/56.0坪)
笠岡駅36.8万/坪
(27.6年/74.4坪)
61.4万/坪
(12.2年/59.0坪)
6.0万/坪
(0年/55.2坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

西川原駅99.2 万/坪(昨年同期比 +163.0 %)

西川原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 99.2万円/坪(30.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +163.0%( +61.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 18.5年(昨年 27.5年から -32.7 %減)。平均土地面積は 39.3 坪 (昨年 41.6 坪から -5.5 %減)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 50.7 坪から -37.3 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2020年 27.5 年 → 2021年 18.5 年、-32.7 %と大きく減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 50.0 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 9.0 分 → 2021年 11.0 分、+22.2 %と大きく増加)

瀬戸駅73.6 万/坪(昨年同期比 +113.8 %)

瀬戸駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 73.6万円/坪(22.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +113.8%( +39.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(1年前(2020年)に比べて -57.9%( -11件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 16.8年(昨年 26.0年から -35.3 %減)。平均土地面積は 72.0 坪 (昨年 98.0 坪から -26.5 %減)。平均建物面積は 71.8 坪 (昨年 54.5 坪から +31.9 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2020年 26.0 年 → 2021年 16.8 年、-35.3 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 60.1 分 → 2021年 39.9 分、-33.6 %と大きく減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 13.3 % → 2021年 50.0 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 5.3 % → 2021年 12.5 %)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 20.0 % → 2021年 33.3 %)

笠岡駅36.8 万/坪(昨年同期比 -40.1 %)

笠岡駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 36.8万円/坪(11.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -40.1%( -24.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 10 件(1年前(2020年)に比べて +100.0%( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 27.6年(昨年 12.2年から +126.2 %増)。平均土地面積は 74.4 坪 (昨年 59.0 坪から +26.2 %増)。平均建物面積は 96.0 坪 (昨年 31.8 坪から +202.1 %増)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 12.2 年 → 2021年 27.6 年、+126.2 %と大きく増加)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 60.0 % → 2021年 20.0 %)

上道駅42.3 万/坪(昨年同期比 -31.3 %)

上道駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 42.3万円/坪(12.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -31.3%( -19.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2020年)に比べて -25.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 30.0年(昨年 20.0年から +50.0 %増)。平均土地面積は 55.0 坪 (昨年 52.6 坪から +4.6 %増)。平均建物面積は 33.3 坪 (昨年 41.6 坪から -20.0 %減)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 20.0 年 → 2021年 30.0 年、+50.0 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 15.2 分 → 2021年 24.3 分、+59.6 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 25.0 % → 2021年 100.0 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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