物件種別
対象路線
調査期間
中古一戸建て
2019年
2019年1月12月

この記事は不動産鑑定士の竹内英二氏、宅地建物取引士の岩野愛弓氏により監修されたものです

記事監修:竹内 英二
【監修者】

不動産鑑定士

竹内 英二 (監修者)

不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...

記事監修:岩野 愛弓
【監修者】

宅地建物取引士・日商簿記2級

岩野 愛弓 (監修者)

注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...

中古一戸建て相場の概況

2019年1月〜12月期の井原鉄道 (総社駅子守唄の里高屋駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 44.0万円/坪(13.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +6.2%( +2.6万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 70 件(1年前(2018年)に比べて +34.6%( +18件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 20.6年(昨年 21.3年から -3.2 %減)。平均土地面積は 95.0 坪 (昨年 86.9 坪から +9.2 %増)。平均建物面積は 42.7 坪 (昨年 36.3 坪から +17.6 %増)。

近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。清音駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは矢掛駅で昨年に比べ +270.6 %、坪単価は 14.9 万円/坪となった。

上位 2 駅(矢掛駅子守唄の里高屋駅)は +230.7 %(坪単価 +14.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(早雲の里荏原駅吉備真備駅)は -46.4 %(坪単価 -16.6 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2018年 23.4 分 → 2019年 21.0 分、-10.2 %と減少)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 1.9 % → 2019年 11.4 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2018年 34.1 % → 2019年 31.5 %)

価格下落要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 19.5 % → 2019年 24.1 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2018年 31.7 % → 2019年 25.9 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった総社駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 72.5万円/坪(21.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +4.8%( +3.3万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 24 件(1年前(2018年)に比べて +26.3%( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった吉備真備駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.4万円/坪(4.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -42.2%( -9.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。

井原鉄道(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
井原鉄道現状(2019)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
総社駅72.5万/坪
(12.3年/70.4坪)
69.2万/坪
(15.8年/75.4坪)
48.2万/坪
(20.8年/105坪)
清音駅61.4万/坪
(21.1年/71.7坪)
49.5万/坪
(12.6年/63.2坪)
60.5万/坪
(2.7年/65.2坪)
川辺宿駅22.3万/坪
(33.1年/63.3坪)
23.3万/坪
(23.6年/87.7坪)
71.3万/坪
(22.6年/97.3坪)
吉備真備駅13.4万/坪
(32.1年/75.2坪)
23.2万/坪
(31.0年/82.8坪)
17.8万/坪
(41.0年/54.5坪)
備中呉妹駅---
三谷駅---
矢掛駅14.9万/坪
(22.3年/54.5坪)
4.0万/坪
(0年/44.6坪)
35.5万/坪
(27.6年/122坪)
小田駅20.8万/坪
(26.1年/174坪)
7.6万/坪
(0年/123坪)
-
早雲の里荏原駅22.9万/坪
(36.8年/115坪)
46.3万/坪
(24.0年/121坪)
-
井原駅30.0万/坪
(24.9年/138坪)
35.3万/坪
(21.6年/115坪)
34.2万/坪
(27.9年/119坪)
いずえ駅29.6万/坪
(16.5年/105坪)
-59.2万/坪
(0年/75.6坪)
子守唄の里高屋駅26.2万/坪
(15.3年/142坪)
9.0万/坪
(40.8年/99.8坪)
-

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

矢掛駅14.9 万/坪(昨年同期比 +270.6 %)

矢掛駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 14.9万円/坪(4.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +270.6%( +10.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2018年)に比べて +100.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均土地面積は 54.5 坪 (昨年 44.6 坪から +22.0 %増)。平均建物面積は 66.6 坪 (昨年 39.3 坪から +69.2 %増)。

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 9.5 分 → 2019年 17.2 分、+81.6 %と大きく増加)

子守唄の里高屋駅26.2 万/坪(昨年同期比 +190.9 %)

子守唄の里高屋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 26.2万円/坪(7.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +190.9%( +17.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2018年)に比べて -25.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 15.3年(昨年 40.8年から -62.6 %減)。平均土地面積は 141.7 坪 (昨年 99.8 坪から +41.9 %増)。平均建物面積は 27.2 坪 (昨年 52.9 坪から -48.6 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2018年 40.8 年 → 2019年 15.3 年、-62.6 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 16.2 分 → 2019年 11.3 分、-30.3 %と大きく減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2018年 50.0 % → 2019年 50.0 %)

早雲の里荏原駅22.9 万/坪(昨年同期比 -50.6 %)

早雲の里荏原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 22.9万円/坪(6.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -50.6%( -23.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2018年)に比べて +200.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 36.8年(昨年 24.0年から +53.1 %増)。平均土地面積は 115.0 坪 (昨年 121.0 坪から -5.0 %減)。平均建物面積は 75.1 坪 (昨年 30.3 坪から +148.3 %増)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2018年 30.0 分 → 2019年 24.3 分、-18.9 %と減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 100.0 % → 2019年 50.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2018年 24.0 年 → 2019年 36.8 年、+53.1 %と大きく増加)

吉備真備駅13.4 万/坪(昨年同期比 -42.2 %)

吉備真備駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.4万円/坪(4.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -42.2%( -9.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 32.1年(昨年 31.0年から +3.8 %増)。平均土地面積は 75.2 坪 (昨年 82.8 坪から -9.1 %減)。平均建物面積は 38.2 坪 (昨年 37.4 坪から +2.0 %増)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2018年 21.5 分 → 2019年 18.5 分、-14.0 %と減少)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2018年 25.0 % → 2019年 25.0 %)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 50.0 % → 2019年 75.0 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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