JR常磐線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2019年1月〜3月期のJR常磐線 (坂元駅岩沼駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 51.9万円/坪(15.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -14.8%( -9.0万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 16 件(1年前(2018年)に比べて -5.9%( -1件/坪)と弱含みに推移しています。)。

平均築年数は 15.7年(昨年 15.4年から +2.2 %増)。平均土地面積は 77.0 坪 (昨年 112.2 坪から -31.3 %減)。平均建物面積は 39.2 坪 (昨年 38.8 坪から +1.0 %増)。

近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。岩沼駅は、昨年から 10 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは逢隈駅で昨年に比べ -38.6 %、坪単価は 32.0 万円/坪となった。

上位 1 駅(山下駅)は +259.4 %(坪単価 +29.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(逢隈駅)は -38.6 %(坪単価 -20.1 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2018年 46.7 % → 2019年 53.3 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 26.7 % → 2019年 20.0 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 17.5 分 → 2019年 22.1 分、+25.9 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 13.3 % → 2019年 20.0 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった岩沼駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 76.6万円/坪(23.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -6.0%( -4.9万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 7 件(1年前(2018年)に比べて -22.2%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった亘理駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 28.3万円/坪(8.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -35.7%( -15.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。

JR常磐線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
JR常磐線現状(2019)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
坂元駅-4.5万/坪
(40.0年/169坪)
35.0万/坪
(0年/144坪)
山下駅41.4万/坪
(10.0年/87.7坪)
11.5万/坪
(42.0年/514坪)
25.8万/坪
(19.0年/104坪)
浜吉田駅50.6万/坪
(0年/63.5坪)
-17.5万/坪
(37.0年/57.5坪)
亘理駅28.3万/坪
(42.0年/77.1坪)
44.0万/坪
(17.5年/144坪)
61.0万/坪
(2.8年/79.8坪)
逢隈駅32.0万/坪
(16.5年/104坪)
52.2万/坪
(10.0年/66.6坪)
44.3万/坪
(7.0年/59.7坪)
岩沼駅76.6万/坪
(11.0年/59.5坪)
81.5万/坪
(10.5年/60.7坪)
78.6万/坪
(5.8年/66.0坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

山下駅41.4 万/坪(昨年同期比 +259.4 %)

山下駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 41.4万円/坪(12.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +259.4%( +29.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2018年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 10.0年(昨年 42.0年から -76.2 %減)。平均土地面積は 87.7 坪 (昨年 514.3 坪から -82.9 %減)。平均建物面積は 76.4 坪 (昨年 81.7 坪から -6.5 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2018年 42.0 年 → 2019年 10.0 年、-76.2 %と大きく減少)

逢隈駅32.0 万/坪(昨年同期比 -38.6 %)

逢隈駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 32.0万円/坪(9.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -38.6%( -20.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2018年)に比べて +33.3%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 16.5年(昨年 10.0年から +65.0 %増)。平均土地面積は 104.0 坪 (昨年 66.6 坪から +56.2 %増)。平均建物面積は 33.3 坪 (昨年 30.8 坪から +8.2 %増)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2018年 10.0 年 → 2019年 16.5 年、+65.0 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 19.3 分 → 2019年 29.5 分、+52.6 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 33.3 % → 2019年 50.0 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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