仙台市南北線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2022年7月〜9月期の仙台市南北線 (泉中央駅富沢駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 91.9万円/坪(27.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -3.8%( -3.6万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 194 件(1年前(2021年)に比べて -9.8%( -21件/坪)と弱含みに推移しています。)。

平均築年数は 19.0年(昨年 16.6年から +14.8 %増)。平均土地面積は 73.3 坪 (昨年 69.3 坪から +5.7 %増)。平均建物面積は 43.5 坪 (昨年 45.0 坪から -3.3 %減)。

近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が減少。

値上がりした駅数は 9 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。八乙女駅黒松駅北四番丁駅愛宕橋駅河原町駅長町一丁目駅富沢駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは愛宕橋駅で昨年に比べ +84.9 %、坪単価は 122 万円/坪となった。

上位 2 駅(愛宕橋駅黒松駅)は +68.6 %(坪単価 +46.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(長町南駅北仙台駅)は -22.4 %(坪単価 -20.2 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2021年 25.5 % → 2022年 23.8 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2021年 16.6 年 → 2022年 19.0 年、+14.8 %と増加)
  • 駅からの平均距離が増加(2021年 37.0 分 → 2022年 41.8 分、+13.2 %と増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 14.7 % → 2022年 20.0 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2021年 42.2 % → 2022年 38.9 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった北四番丁駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 155万円/坪(46.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +31.6%( +37.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2021年)に比べて +50.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった仙台駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 66.4万円/坪(20.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +8.0%( +4.9万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 9 件(1年前(2021年)に比べて +80.0%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。

仙台市南北線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
仙台市南北線現状(2022)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
泉中央駅85.1万/坪
(21.2年/84.3坪)
103万/坪
(14.5年/72.4坪)
90.4万/坪
(11.0年/74.8坪)
八乙女駅93.0万/坪
(9.6年/71.5坪)
76.3万/坪
(19.8年/73.7坪)
82.9万/坪
(8.9年/58.9坪)
黒松駅106万/坪
(5.3年/53.4坪)
69.3万/坪
(31.3年/110坪)
89.2万/坪
(8.0年/52.9坪)
旭ケ丘駅96.1万/坪
(12.0年/54.5坪)
101万/坪
(11.8年/60.4坪)
90.0万/坪
(11.6年/52.7坪)
台原駅92.0万/坪
(14.4年/58.8坪)
98.9万/坪
(15.7年/48.7坪)
110万/坪
(16.7年/58.2坪)
北仙台駅68.8万/坪
(20.1年/76.5坪)
85.0万/坪
(19.3年/67.1坪)
86.5万/坪
(15.6年/61.4坪)
北四番丁駅155万/坪
(26.0年/61.0坪)
118万/坪
(18.9年/95.3坪)
-
勾当台公園駅--56.5万/坪
(35.5年/31.8坪)
広瀬通駅160万/坪
(53.5年/139坪)
-83.8万/坪
(51.0年/77.1坪)
仙台駅66.4万/坪
(40.9年/83.9坪)
61.5万/坪
(26.7年/47.8坪)
94.1万/坪
(22.5年/132坪)
五橋駅-159万/坪
(3.5年/218坪)
-
愛宕橋駅122万/坪
(7.3年/78.3坪)
65.8万/坪
(35.1年/59.0坪)
71.3万/坪
(13.5年/117坪)
河原町駅121万/坪
(10.1年/53.7坪)
95.8万/坪
(20.8年/55.4坪)
92.4万/坪
(21.3年/108坪)
長町一丁目駅101万/坪
(6.5年/42.4坪)
76.5万/坪
(30.9年/109坪)
-
長町駅122万/坪
(17.3年/57.0坪)
109万/坪
(20.0年/59.6坪)
114万/坪
(0.5年/39.3坪)
長町南駅69.7万/坪
(23.1年/67.7坪)
93.9万/坪
(11.1年/62.8坪)
87.8万/坪
(11.7年/70.2坪)
富沢駅154万/坪
(1.2年/47.4坪)
114万/坪
(10.7年/63.8坪)
109万/坪
(7.2年/87.0坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

愛宕橋駅121.7 万/坪(昨年同期比 +84.9 %)

愛宕橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 122万円/坪(36.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +84.9%( +55.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 7.3年(昨年 35.1年から -79.2 %減)。平均土地面積は 78.3 坪 (昨年 59.0 坪から +32.8 %増)。平均建物面積は 82.0 坪 (昨年 23.0 坪から +256.6 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2021年 35.1 年 → 2022年 7.3 年、-79.2 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 27.6 分 → 2022年 18.0 分、-34.8 %と大きく減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 20.0 % → 2022年 20.0 %)

黒松駅105.5 万/坪(昨年同期比 +52.3 %)

黒松駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 106万円/坪(31.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +52.3%( +36.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2021年)に比べて +20.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 5.3年(昨年 31.3年から -83.1 %減)。平均土地面積は 53.4 坪 (昨年 110.1 坪から -51.5 %減)。平均建物面積は 32.5 坪 (昨年 78.7 坪から -58.7 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2021年 31.3 年 → 2022年 5.3 年、-83.1 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が増加(2021年 16.2 分 → 2022年 18.7 分、+15.2 %と増加)

長町南駅69.7 万/坪(昨年同期比 -25.8 %)

長町南駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 69.7万円/坪(21.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -25.8%( -24.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 21 件(1年前(2021年)に比べて -30.0%( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 23.1年(昨年 11.1年から +108.1 %増)。平均土地面積は 67.7 坪 (昨年 62.8 坪から +7.7 %増)。平均建物面積は 36.7 坪 (昨年 43.4 坪から -15.5 %減)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2021年 11.1 年 → 2022年 23.1 年、+108.1 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 10.7 % → 2022年 28.6 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 14.3 % → 2022年 23.8 %)

北仙台駅68.8 万/坪(昨年同期比 -19.0 %)

北仙台駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 68.8万円/坪(20.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -19.0%( -16.1万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 23 件(1年前(2021年)に比べて +43.8%( +7件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 20.1年(昨年 19.3年から +3.8 %増)。平均土地面積は 76.5 坪 (昨年 67.1 坪から +13.9 %増)。平均建物面積は 45.3 坪 (昨年 40.1 坪から +13.0 %増)。

価格上昇要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2021年 25.0 % → 2022年 22.7 %)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 18.8 % → 2022年 27.3 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 % → 2022年 45.5 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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