仙台市南北線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2021年7月〜9月期の仙台市南北線 (泉中央駅富沢駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 95.5万円/坪(28.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +5.6%( +5.0万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 215 件(1年前(2020年)に比べて -16.0%( -41件/坪)と不調に推移しています。)。

平均築年数は 16.6年(昨年 12.8年から +29.4 %増)。平均土地面積は 69.3 坪 (昨年 73.0 坪から -5.1 %減)。平均建物面積は 45.0 坪 (昨年 43.3 坪から +3.9 %増)。

近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が減少。

値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。ほとんどの駅において下落した。泉中央駅旭ケ丘駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは泉中央駅で昨年に比べ +14.2 %、坪単価は 103 万円/坪となった。

上位 2 駅(泉中央駅旭ケ丘駅)は +13.3 %(坪単価 +12.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(仙台駅黒松駅)は -28.5 %(坪単価 -26.3 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2020年 44.1 分 → 2021年 37.0 分、-16.2 %と減少)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 1.2 % → 2021年 2.8 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 12.8 年 → 2021年 16.6 年、+29.4 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 8.4 % → 2021年 14.7 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 49.8 % → 2021年 42.2 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった富沢駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 114万円/坪(34.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +4.3%( +4.7万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 14 件(1年前(2020年)に比べて +7.7%( +1件/坪)と堅調に推移しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった仙台駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 61.5万円/坪(18.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -34.7%( -32.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2020年)に比べて -44.4%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。

仙台市南北線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
仙台市南北線現状(2021)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
泉中央駅103万/坪
(14.5年/72.4坪)
90.4万/坪
(11.0年/74.8坪)
74.4万/坪
(19.0年/85.8坪)
八乙女駅76.3万/坪
(19.8年/73.7坪)
82.9万/坪
(8.9年/58.9坪)
92.5万/坪
(14.2年/60.8坪)
黒松駅69.3万/坪
(31.3年/110坪)
89.2万/坪
(8.0年/52.9坪)
93.5万/坪
(10.5年/56.2坪)
旭ケ丘駅101万/坪
(11.8年/60.4坪)
90.0万/坪
(11.6年/52.7坪)
71.7万/坪
(22.0年/57.8坪)
台原駅98.9万/坪
(15.7年/48.7坪)
110万/坪
(16.7年/58.2坪)
109万/坪
(9.2年/64.5坪)
北仙台駅85.0万/坪
(19.3年/67.1坪)
86.5万/坪
(15.6年/61.4坪)
76.6万/坪
(25.0年/75.1坪)
北四番丁駅118万/坪
(18.9年/95.3坪)
-194万/坪
(26.1年/143坪)
勾当台公園駅-56.5万/坪
(35.5年/31.8坪)
99.3万/坪
(27.7年/87.1坪)
広瀬通駅-83.8万/坪
(51.0年/77.1坪)
-
仙台駅61.5万/坪
(26.7年/47.8坪)
94.1万/坪
(22.5年/132坪)
66.2万/坪
(11.6年/108坪)
五橋駅159万/坪
(3.5年/218坪)
-121万/坪
(4.5年/113坪)
愛宕橋駅65.8万/坪
(35.1年/59.0坪)
71.3万/坪
(13.5年/117坪)
176万/坪
(0.8年/51.9坪)
河原町駅95.8万/坪
(20.8年/55.4坪)
92.4万/坪
(21.3年/108坪)
108万/坪
(17.2年/95.5坪)
長町一丁目駅76.5万/坪
(30.9年/109坪)
-77.6万/坪
(27.9年/71.1坪)
長町駅109万/坪
(20.0年/59.6坪)
114万/坪
(0.5年/39.3坪)
150万/坪
(49.0年/51.4坪)
長町南駅93.9万/坪
(11.1年/62.8坪)
87.8万/坪
(11.7年/70.2坪)
58.7万/坪
(19.3年/88.5坪)
富沢駅114万/坪
(10.7年/63.8坪)
109万/坪
(7.2年/87.0坪)
101万/坪
(20.4年/138坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

泉中央駅103.2 万/坪(昨年同期比 +14.2 %)

泉中央駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 103万円/坪(31.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +14.2%( +12.9万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 65 件(1年前(2020年)に比べて -28.6%( -26件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 14.5年(昨年 11.0年から +31.9 %増)。平均土地面積は 72.4 坪 (昨年 74.8 坪から -3.1 %減)。平均建物面積は 38.0 坪 (昨年 36.1 坪から +5.2 %増)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2020年 62.3 分 → 2021年 56.0 分、-10.2 %と減少)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 11.0 年 → 2021年 14.5 年、+31.9 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 4.9 % → 2021年 11.5 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 46.9 % → 2021年 39.3 %)

旭ケ丘駅101.1 万/坪(昨年同期比 +12.3 %)

旭ケ丘駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 101万円/坪(30.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +12.3%( +11.1万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 19 件(1年前(2020年)に比べて -24.0%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 11.8年(昨年 11.6年から +1.9 %増)。平均土地面積は 60.4 坪 (昨年 52.7 坪から +14.7 %増)。平均建物面積は 37.8 坪 (昨年 33.9 坪から +11.6 %増)。

価格上昇要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 8.0 % → 2021年 5.3 %)

価格下落要因

  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 64.0 % → 2021年 52.6 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2020年 20.0 % → 2021年 21.1 %)

仙台駅61.5 万/坪(昨年同期比 -34.7 %)

仙台駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 61.5万円/坪(18.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -34.7%( -32.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2020年)に比べて -44.4%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 26.7年(昨年 22.5年から +18.7 %増)。平均土地面積は 47.8 坪 (昨年 132.1 坪から -63.8 %減)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 46.1 坪から -31.1 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 95.0 分 → 2021年 58.6 分、-38.3 %と大きく減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 42.9 % → 2021年 20.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2020年 22.5 年 → 2021年 26.7 年、+18.7 %と増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 14.3 % → 2021年 40.0 %)

黒松駅69.3 万/坪(昨年同期比 -22.3 %)

黒松駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 69.3万円/坪(21.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -22.3%( -19.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2020年)に比べて -44.4%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 31.3年(昨年 8.0年から +293.8 %増)。平均土地面積は 110.1 坪 (昨年 52.9 坪から +108.0 %増)。平均建物面積は 78.7 坪 (昨年 35.1 坪から +123.9 %増)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 27.7 分 → 2021年 16.2 分、-41.4 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 8.0 年 → 2021年 31.3 年、+293.8 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 11.1 % → 2021年 60.0 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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