中古一戸建て相場の概況
2021年7月〜9月期のJR大和路線 (平城山駅~三郷駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 52.0万円/坪(15.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -3.9%( -2.1万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 47 件(1年前(2020年)に比べて -7.8%( -4件/坪)と弱含みに推移しています。)。
平均築年数は 24.5年(昨年 24.2年から +1.3 %増)。平均土地面積は 56.5 坪 (昨年 47.9 坪から +17.8 %増)。平均建物面積は 34.3 坪 (昨年 30.7 坪から +11.6 %増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。奈良駅、法隆寺駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは法隆寺駅で昨年に比べ +58.9 %、坪単価は 84.2 万円/坪となった。
上位 2 駅(法隆寺駅、奈良駅)は +45.7 %(坪単価 +24.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(大和小泉駅、郡山駅)は -34.0 %(坪単価 -23.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 5.9 % → 2021年 12.8 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 28.0 % → 2021年 23.3 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 32.0 % → 2021年 37.2 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 28.0 % → 2021年 23.3 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった法隆寺駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 84.2万円/坪(25.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +58.9%( +31.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2020年)に比べて -25.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった大和小泉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 30.1万円/坪(9.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -36.8%( -17.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 13 件(1年前(2020年)に比べて +18.2%( +2件/坪)と好調に推移しています。)。
JR大和路線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
平城山駅 | 63.4万/坪 (19.0年/60.5坪) | 83.8万/坪 (12.8年/64.5坪) | 92.0万/坪 (9.2年/65.5坪) |
奈良駅 | 71.2万/坪 (10.5年/36.3坪) | 53.7万/坪 (23.9年/39.6坪) | 59.6万/坪 (27.2年/68.1坪) |
郡山駅 | 64.4万/坪 (28.2年/46.9坪) | 93.6万/坪 (17.0年/38.6坪) | 81.7万/坪 (42.9年/128坪) |
大和小泉駅 | 30.1万/坪 (37.9年/48.4坪) | 47.6万/坪 (29.8年/42.6坪) | 45.1万/坪 (19.1年/56.8坪) |
法隆寺駅 | 84.2万/坪 (5.5年/33.5坪) | 53.0万/坪 (22.7年/52.4坪) | 33.5万/坪 (36.2年/54.2坪) |
王寺駅 | 46.6万/坪 (27.0年/89.7坪) | 40.7万/坪 (25.4年/57.9坪) | 54.1万/坪 (19.6年/60.6坪) |
三郷駅 | 30.9万/坪 (23.5年/48.4坪) | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
法隆寺駅 84.2 万/坪(昨年同期比 +58.9 %)
法隆寺駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 84.2万円/坪(25.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +58.9%( +31.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2020年)に比べて -25.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 5.5年(昨年 22.7年から -75.7 %減)。平均土地面積は 33.5 坪 (昨年 52.4 坪から -36.0 %減)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 32.6 坪から -7.3 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 22.7 年 → 2021年 5.5 年、-75.7 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 15.2 分 → 2021年 10.5 分、-31.1 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 42.9 % → 2021年 60.0 %)
奈良駅 71.2 万/坪(昨年同期比 +32.6 %)
奈良駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 71.2万円/坪(21.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +32.6%( +17.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(1年前(2020年)に比べて -46.2%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 10.5年(昨年 23.9年から -56.0 %減)。平均土地面積は 36.3 坪 (昨年 39.6 坪から -8.2 %減)。平均建物面積は 29.4 坪 (昨年 30.3 坪から -2.9 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 23.9 年 → 2021年 10.5 年、-56.0 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 38.5 % → 2021年 14.3 %)
価格下落要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2020年 30.8 % → 2021年 28.6 %)
大和小泉駅 30.1 万/坪(昨年同期比 -36.8 %)
大和小泉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 30.1万円/坪(9.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -36.8%( -17.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 13 件(1年前(2020年)に比べて +18.2%( +2件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 37.9年(昨年 29.8年から +27.3 %増)。平均土地面積は 48.4 坪 (昨年 42.6 坪から +13.5 %増)。平均建物面積は 35.2 坪 (昨年 27.9 坪から +26.0 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2020年 36.4 % → 2021年 33.3 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 29.8 年 → 2021年 37.9 年、+27.3 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2020年 18.3 分 → 2021年 21.8 分、+19.1 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 36.4 % → 2021年 66.7 %)
郡山駅 64.4 万/坪(昨年同期比 -31.2 %)
郡山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 64.4万円/坪(19.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -31.2%( -29.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2020年)に比べて +25.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 28.2年(昨年 17.0年から +65.7 %増)。平均土地面積は 46.9 坪 (昨年 38.6 坪から +21.6 %増)。平均建物面積は 25.2 坪 (昨年 26.5 坪から -4.8 %減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 25.0 % → 2021年 40.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 17.0 年 → 2021年 28.2 年、+65.7 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 7.5 分 → 2021年 14.0 分、+86.7 %と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 33.3 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示