近鉄橿原線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2020年4月〜6月期の近鉄橿原線 (大和西大寺駅橿原神宮前駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 61.1万円/坪(18.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -7.6%( -5.0万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 71 件(1年前(2019年)に比べて +22.4%( +13件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 27.8年(昨年 22.5年から +23.5 %増)。平均土地面積は 70.2 坪 (昨年 64.0 坪から +9.6 %増)。平均建物面積は 37.4 坪 (昨年 36.7 坪から +2.1 %増)。

近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少。

値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 10 駅。ほとんどの駅において下落した。大和西大寺駅近鉄郡山駅石見駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは尼ケ辻駅で昨年に比べ +107.3 %、坪単価は 78.6 万円/坪となった。

上位 2 駅(尼ケ辻駅近鉄郡山駅)は +78.7 %(坪単価 +28.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(筒井駅九条駅)は -68.8 %(坪単価 -50.2 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2019年 24.5 % → 2020年 20.9 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2019年 22.5 年 → 2020年 27.8 年、+23.5 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 28.3 % → 2020年 40.3 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 35.8 % → 2020年 25.4 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった大和西大寺駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 96.1万円/坪(29.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +48.9%( +31.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 14 件(1年前(2019年)に比べて +27.3%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった筒井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 17.4万円/坪(5.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -80.6%( -72.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2019年)に比べて +100.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。

近鉄橿原線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
近鉄橿原線現状(2020)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
大和西大寺駅96.1万/坪
(19.2年/63.4坪)
64.5万/坪
(23.4年/67.2坪)
95.3万/坪
(10.7年/75.0坪)
尼ケ辻駅78.6万/坪
(4.0年/53.3坪)
37.9万/坪
(39.8年/150坪)
67.2万/坪
(7.0年/38.2坪)
西ノ京駅48.1万/坪
(36.0年/49.9坪)
62.1万/坪
(13.8年/50.4坪)
40.3万/坪
(35.8年/79.4坪)
九条駅21.2万/坪
(41.5年/42.0坪)
49.5万/坪
(24.6年/41.1坪)
55.1万/坪
(30.8年/51.9坪)
近鉄郡山駅49.6万/坪
(36.8年/70.3坪)
33.1万/坪
(32.1年/64.0坪)
19.7万/坪
(28.8年/60.5坪)
筒井駅17.4万/坪
(42.0年/28.4坪)
89.6万/坪
(32.3年/60.5坪)
59.7万/坪
(5.9年/52.4坪)
平端駅72.0万/坪
(51.8年/97.3坪)
82.6万/坪
(11.3年/47.6坪)
77.2万/坪
(10.9年/53.9坪)
ファミリー公園前駅---
結崎駅-9.5万/坪
(30.3年/16.6坪)
34.1万/坪
(24.3年/35.5坪)
石見駅31.7万/坪
(35.5年/138坪)
23.0万/坪
(46.3年/107坪)
27.8万/坪
(14.3年/34.8坪)
田原本駅48.9万/坪
(25.4年/87.9坪)
64.3万/坪
(14.3年/85.2坪)
89.1万/坪
(0.25年/53.7坪)
笠縫駅27.8万/坪
(42.3年/56.7坪)
33.1万/坪
(45.3年/63.5坪)
55.1万/坪
(23.3年/52.9坪)
新ノ口駅49.5万/坪
(20.3年/67.7坪)
81.9万/坪
(0.25年/40.8坪)
48.1万/坪
(25.6年/39.8坪)
大和八木駅90.0万/坪
(21.7年/63.5坪)
109万/坪
(22.3年/54.5坪)
60.9万/坪
(12.1年/91.0坪)
八木西口駅---
畝傍御陵前駅52.0万/坪
(28.8年/124坪)
101万/坪
(0.25年/46.1坪)
30.2万/坪
(26.3年/254坪)
橿原神宮前駅57.2万/坪
(24.3年/70.8坪)
93.6万/坪
(10.5年/58.1坪)
59.9万/坪
(21.9年/90.8坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

尼ケ辻駅78.6 万/坪(昨年同期比 +107.3 %)

尼ケ辻駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 78.6万円/坪(23.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +107.3%( +40.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2019年)に比べて +100.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 4.0年(昨年 39.8年から -89.9 %減)。平均土地面積は 53.3 坪 (昨年 149.7 坪から -64.4 %減)。平均建物面積は 31.4 坪 (昨年 56.7 坪から -44.7 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2019年 39.8 年 → 2020年 4.0 年、-89.9 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 12.0 分 → 2020年 20.0 分、+66.7 %と大きく増加)

近鉄郡山駅49.6 万/坪(昨年同期比 +50.0 %)

近鉄郡山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 49.6万円/坪(15.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +50.0%( +16.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2019年)に比べて -14.3%( -1件/坪)と不調に推移しています。)。

平均築年数は 36.8年(昨年 32.1年から +14.5 %増)。平均土地面積は 70.3 坪 (昨年 64.0 坪から +10.0 %増)。平均建物面積は 41.3 坪 (昨年 32.6 坪から +26.7 %増)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 57.1 % → 2020年 33.3 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2019年 32.1 年 → 2020年 36.8 年、+14.5 %と増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 28.6 % → 2020年 50.0 %)

筒井駅17.4 万/坪(昨年同期比 -80.6 %)

筒井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 17.4万円/坪(5.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -80.6%( -72.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2019年)に比べて +100.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 42.0年(昨年 32.3年から +30.2 %増)。平均土地面積は 28.4 坪 (昨年 60.5 坪から -53.1 %減)。平均建物面積は 32.1 坪 (昨年 92.3 坪から -65.2 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2019年 12.5 分 → 2020年 11.0 分、-12.0 %と減少)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 % → 2020年 50.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2019年 32.3 年 → 2020年 42.0 年、+30.2 %と大きく増加)

九条駅21.2 万/坪(昨年同期比 -57.1 %)

九条駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 21.2万円/坪(6.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -57.1%( -28.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2019年)に比べて -33.3%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 41.5年(昨年 24.6年から +68.8 %増)。平均土地面積は 42.0 坪 (昨年 41.1 坪から +2.1 %増)。平均建物面積は 28.7 坪 (昨年 28.7 坪から +0.0 %減)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2019年 24.6 年 → 2020年 41.5 年、+68.8 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 10.5 分 → 2020年 23.0 分、+119.0 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 33.3 % → 2020年 50.0 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

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データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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