近鉄橿原線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2019年4月〜6月期の近鉄橿原線 (大和西大寺駅橿原神宮前駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 66.2万円/坪(20.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +12.5%( +7.3万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 58 件(1年前(2018年)に比べて +20.8%( +10件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 22.5年(昨年 18.1年から +24.4 %増)。平均土地面積は 64.0 坪 (昨年 67.5 坪から -5.1 %減)。平均建物面積は 36.7 坪 (昨年 52.8 坪から -30.5 %減)。

近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 8 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。西ノ京駅近鉄郡山駅筒井駅新ノ口駅大和八木駅橿原神宮前駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは畝傍御陵前駅で昨年に比べ +233.8 %、坪単価は 101 万円/坪となった。

上位 2 駅(畝傍御陵前駅大和八木駅)は +156.2 %(坪単価 +59.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(結崎駅尼ケ辻駅)は -57.9 %(坪単価 -26.9 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 31.8 % → 2019年 24.5 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2018年 6.2 % → 2019年 6.9 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2018年 18.1 年 → 2019年 22.5 年、+24.4 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 15.9 % → 2019年 28.3 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2018年 38.6 % → 2019年 35.8 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった大和八木駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 109万円/坪(32.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +78.7%( +47.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(前年比変わらず)。

鉄道路線中、最低値の駅となった結崎駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.5万円/坪(2.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -72.2%( -24.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2018年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

近鉄橿原線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
近鉄橿原線現状(2019)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
大和西大寺駅64.5万/坪
(23.4年/67.2坪)
95.3万/坪
(10.7年/75.0坪)
55.5万/坪
(39.8年/79.4坪)
尼ケ辻駅37.9万/坪
(39.8年/150坪)
67.2万/坪
(7.0年/38.2坪)
51.5万/坪
(24.8年/68.9坪)
西ノ京駅62.1万/坪
(13.8年/50.4坪)
40.3万/坪
(35.8年/79.4坪)
33.1万/坪
(39.3年/63.5坪)
九条駅49.5万/坪
(24.6年/41.1坪)
55.1万/坪
(30.8年/51.9坪)
20.4万/坪
(32.6年/67.2坪)
近鉄郡山駅33.1万/坪
(32.1年/64.0坪)
19.7万/坪
(28.8年/60.5坪)
62.8万/坪
(12.7年/53.2坪)
筒井駅89.6万/坪
(32.3年/60.5坪)
59.7万/坪
(5.9年/52.4坪)
29.7万/坪
(31.3年/63.2坪)
平端駅82.6万/坪
(11.3年/47.6坪)
77.2万/坪
(10.9年/53.9坪)
59.5万/坪
(9.3年/40.8坪)
ファミリー公園前駅---
結崎駅9.5万/坪
(30.3年/16.6坪)
34.1万/坪
(24.3年/35.5坪)
60.1万/坪
(14.3年/52.4坪)
石見駅23.0万/坪
(46.3年/107坪)
27.8万/坪
(14.3年/34.8坪)
18.9万/坪
(30.3年/130坪)
田原本駅64.3万/坪
(14.3年/85.2坪)
89.1万/坪
(0.25年/53.7坪)
65.3万/坪
(9.1年/56.6坪)
笠縫駅33.1万/坪
(45.3年/63.5坪)
55.1万/坪
(23.3年/52.9坪)
5.2万/坪
(29.3年/25.7坪)
新ノ口駅81.9万/坪
(0.25年/40.8坪)
48.1万/坪
(25.6年/39.8坪)
56.2万/坪
(19.3年/40.8坪)
大和八木駅109万/坪
(22.3年/54.5坪)
60.9万/坪
(12.1年/91.0坪)
57.7万/坪
(6.3年/49.7坪)
八木西口駅---
畝傍御陵前駅101万/坪
(0.25年/46.1坪)
30.2万/坪
(26.3年/254坪)
64.4万/坪
(19.3年/73.4坪)
橿原神宮前駅93.6万/坪
(10.5年/58.1坪)
59.9万/坪
(21.9年/90.8坪)
31.7万/坪
(31.6年/49.4坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

畝傍御陵前駅100.7 万/坪(昨年同期比 +233.8 %)

畝傍御陵前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 101万円/坪(30.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +233.8%( +70.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2018年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 0.3年(昨年 26.3年から -99.0 %減)。平均土地面積は 46.1 坪 (昨年 254.1 坪から -81.8 %減)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 139.2 坪から -77.2 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2018年 26.3 年 → 2019年 0.3 年、-99.0 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が減少(2018年 13.0 分 → 2019年 10.5 分、-19.2 %と減少)

大和八木駅108.8 万/坪(昨年同期比 +78.7 %)

大和八木駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 109万円/坪(32.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +78.7%( +47.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 22.3年(昨年 12.1年から +84.6 %増)。平均土地面積は 54.5 坪 (昨年 91.0 坪から -40.1 %減)。平均建物面積は 30.7 坪 (昨年 91.4 坪から -66.4 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 13.7 分 → 2019年 10.6 分、-22.9 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2018年 12.1 年 → 2019年 22.3 年、+84.6 %と大きく増加)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 60.0 % → 2019年 42.9 %)

結崎駅9.5 万/坪(昨年同期比 -72.2 %)

結崎駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.5万円/坪(2.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -72.2%( -24.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2018年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 30.3年(昨年 24.3年から +24.7 %増)。平均土地面積は 16.6 坪 (昨年 35.5 坪から -53.2 %減)。平均建物面積は 34.8 坪 (昨年 30.3 坪から +15.0 %増)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2018年 24.3 年 → 2019年 30.3 年、+24.7 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 9.5 分 → 2019年 15.0 分、+57.9 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 50.0 % → 2019年 100.0 %)

尼ケ辻駅37.9 万/坪(昨年同期比 -43.6 %)

尼ケ辻駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 37.9万円/坪(11.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -43.6%( -29.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2018年)に比べて -50.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 39.8年(昨年 7.0年から +467.8 %増)。平均土地面積は 149.7 坪 (昨年 38.2 坪から +292.1 %増)。平均建物面積は 56.7 坪 (昨年 28.7 坪から +97.4 %増)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 17.2 分 → 2019年 12.0 分、-30.4 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2018年 7.0 年 → 2019年 39.8 年、+467.8 %と大きく増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 25.0 % → 2019年 50.0 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

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データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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