近鉄大阪線 価格相場レポート

中古一戸建て相場の概況

2021年7月〜9月期の近鉄大阪線 (関屋駅三本松駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 62.3万円/坪(18.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -9.9%( -6.8万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 63 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 20.2年(昨年 21.7年から -6.5 %減)。平均土地面積は 59.1 坪 (昨年 61.4 坪から -3.8 %減)。平均建物面積は 37.9 坪 (昨年 38.2 坪から -0.8 %減)。

近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。ほとんどの駅において下落した。二上駅桜井駅大和朝倉駅榛原駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは大和朝倉駅で昨年に比べ +87.5 %、坪単価は 56.6 万円/坪となった。

上位 2 駅(大和朝倉駅榛原駅)は +69.4 %(坪単価 +18.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(長谷寺駅大和八木駅)は -89.9 %(坪単価 -140.3 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2020年 22.4 分 → 2021年 20.0 分、-10.4 %と減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 40.0 % → 2021年 24.6 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 23.3 % → 2021年 28.1 %)

価格下落要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 15.0 % → 2021年 22.8 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 4.8 % → 2021年 4.8 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった近鉄下田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 109万円/坪(32.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +1.5%( +1.6万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。

鉄道路線中、最低値の駅となった長谷寺駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.20万円/坪(0.06万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -98.3%( -11.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。

近鉄大阪線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
近鉄大阪線現状(2021)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
関屋駅26.3万/坪
(33.4年/92.0坪)
32.1万/坪
(25.5年/49.9坪)
56.2万/坪
(19.8年/62.8坪)
二上駅104万/坪
(4.8年/48.2坪)
71.0万/坪
(15.8年/44.1坪)
35.9万/坪
(28.8年/37.8坪)
近鉄下田駅109万/坪
(1.5年/43.1坪)
107万/坪
(-0.50年/45.4坪)
77.9万/坪
(14.5年/42.9坪)
五位堂駅103万/坪
(15.9年/52.6坪)
107万/坪
(15.4年/74.5坪)
112万/坪
(10.5年/56.7坪)
築山駅37.5万/坪
(16.3年/62.6坪)
41.9万/坪
(27.0年/32.5坪)
16.4万/坪
(49.5年/119坪)
大和高田駅36.8万/坪
(12.5年/65.5坪)
49.7万/坪
(22.8年/48.4坪)
43.4万/坪
(14.0年/37.8坪)
松塚駅-40.2万/坪
(11.5年/130坪)
40.8万/坪
(28.9年/171坪)
真菅駅49.2万/坪
(33.1年/33.0坪)
45.7万/坪
(34.1年/40.6坪)
75.4万/坪
(15.4年/52.5坪)
大和八木駅61.4万/坪
(30.0年/43.6坪)
331万/坪
(25.5年/112坪)
74.9万/坪
(14.1年/70.0坪)
耳成駅24.8万/坪
(45.5年/24.2坪)
59.1万/坪
(10.0年/31.8坪)
23.7万/坪
(29.5年/206坪)
大福駅-53.5万/坪
(0.5年/40.8坪)
61.0万/坪
(9.0年/46.9坪)
桜井駅83.6万/坪
(6.0年/38.3坪)
57.9万/坪
(17.0年/59.0坪)
60.7万/坪
(16.3年/51.9坪)
大和朝倉駅56.6万/坪
(21.0年/77.1坪)
30.2万/坪
(29.5年/64.1坪)
27.0万/坪
(41.0年/69.6坪)
長谷寺駅0.20万/坪
(46.5年/22.7坪)
11.7万/坪
(32.5年/93.8坪)
-
榛原駅31.4万/坪
(32.9年/74.1坪)
20.7万/坪
(32.9年/60.2坪)
18.1万/坪
(42.9年/94.4坪)
室生口大野駅-10.4万/坪
(30.5年/80.2坪)
-
三本松駅-3.9万/坪
(25.5年/99.8坪)
-

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

大和朝倉駅56.6 万/坪(昨年同期比 +87.5 %)

大和朝倉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 56.6万円/坪(17.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +87.5%( +26.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2020年)に比べて -60.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 21.0年(昨年 29.5年から -28.8 %減)。平均土地面積は 77.1 坪 (昨年 64.1 坪から +20.3 %増)。平均建物面積は 36.3 坪 (昨年 33.0 坪から +10.1 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2020年 29.5 年 → 2021年 21.0 年、-28.8 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 9.4 分 → 2021年 6.0 分、-36.2 %と大きく減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 20.0 % → 2021年 50.0 %)

価格下落要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 20.0 % → 2021年 50.0 %)

榛原駅31.4 万/坪(昨年同期比 +51.3 %)

榛原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 31.4万円/坪(9.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +51.3%( +10.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2020年)に比べて +20.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 32.9年(昨年 32.9年から -0.0 %減)。平均土地面積は 74.1 坪 (昨年 60.2 坪から +23.1 %増)。平均建物面積は 45.4 坪 (昨年 35.1 坪から +29.3 %増)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 80.0 % → 2021年 20.0 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 44.6 分 → 2021年 57.5 分、+28.9 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 20.0 % → 2021年 60.0 %)

長谷寺駅0.2 万/坪(昨年同期比 -98.3 %)

長谷寺駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.20万円/坪(0.06万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -98.3%( -11.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 46.5年(昨年 32.5年から +43.1 %増)。平均土地面積は 22.7 坪 (昨年 93.8 坪から -75.8 %減)。平均建物面積は 49.9 坪 (昨年 102.9 坪から -51.5 %減)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2020年 32.5 年 → 2021年 46.5 年、+43.1 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 8.0 分 → 2021年 11.0 分、+37.5 %と大きく増加)

大和八木駅61.4 万/坪(昨年同期比 -81.4 %)

大和八木駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 61.4万円/坪(18.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -81.4%( -269.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(1年前(2020年)に比べて +200.0%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 30.0年(昨年 25.5年から +17.6 %増)。平均土地面積は 43.6 坪 (昨年 111.9 坪から -61.0 %減)。平均建物面積は 39.3 坪 (昨年 22.7 坪から +73.3 %増)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2020年 16.5 分 → 2021年 13.5 分、-18.2 %と減少)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 50.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2020年 25.5 年 → 2021年 30.0 年、+17.6 %と増加)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 33.3 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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